2022年5月4日水曜日

 そういえばココに釣りブログがあったんだった。旧タイトルは「根性ナシが釣りをする」だ。そして最後の投稿から数年経っているのだが、その間にいろんな変化があった。

 空モノRC用のブログが閉鎖されたりバイクを買ってみたり、特筆すべきは昨今のキャンプブームだろう。キャンプのネタを書くとモテるって聞いたのでその辺も交えてまとめてアウトドアでいいや、と。

 しかしながら相変わらずめんどくさがりだし写真もロクに撮らないので更新するかどうかもわからん。なんせこのブログ用のメールアドレスはプロバイダごと潰れちゃってアカウントの変更ができない状態だし笑

 一応いつでも書けるように準備だけはしとく、ってコトで。

2014年8月9日土曜日

サニーマウンテン

 例によってウグイマンだ。彼が新エリアというか、新沢を提示してきたのだ。その沢がサニーマウンテンという名前なのだが、どうにもウグイマンの歯切れが悪い。彼自身は行ってみたいが、僕がうだうだ言いそうだ、とのコト。詳細を聞いて面白そうだと僕が反応すると「いや、でも…」みたいなカンジでちょっと引いたり。

 僕がイヤがりそうな理由としては水量少なすぎ(というか川幅が狭過ぎ)とか上の木がうるさすぎとかそもそも到達するのに根性が必要だとか、そんな理由だったが、僕のモチベーションが上がってしまったので行くコトに。

 いつも通り上野原ICで降りて、いつも通りラヴなコンビニを通り過ぎる。いつもならそこから山を登っていくのだが、今日は違う。山に向かう道を曲がらずにまっすぐ行く。そっちはそっちで山道なのだが、最初らへんのカーブも曲がらない笑。強引に直進だぜ!

やる気スイッチがそこらじゅうに!
というワケで現場到着。釣れなさそうな細すぎる沢。だが渓相はかなりいい。これはモチベーションが上がるっ。

 だがしかしココでは釣らない。まずは一番上の大本命のポイントから攻めてみる。何故ならこれが今日最初の1投げだからだ。やっぱりまずは釣りたいよね。

 根性が必要な山登りをする。しかし傾斜のキツさって不思議だよね。今歩いてるココは一応クルマも通った痕跡があるような道で、急斜面回避のためにジグザグになってるような普通の山道。

 こういう人工的な坂はすぐヤになる。川を遡ってる時はもっとキツくても大丈夫な気がするんだけど多分それはやる気の問題だ。

 5歩ぐらい歩いたところで「まだぁ?」とか言うのは根性ナシのお約束プレイだ。距離はさほどでもないが上記の通りやる気の出ない坂なのでめんどくせぇ。ま、でも無事現場に到着。

 大量のクモの巣はめんどくさいのだが、人が入っていない証拠でもあるのでプラマイゼロ。川に向かって慎重かつ大胆にわしわしと進む。川が見えるか見えないかぐらいのところからはかなり慎重に。

 なんせ小さい沢なので慎重すぎるぐらいじゃないとすぐおさかなさんに見つかってしまうのだ。ウグイマンからの事前情報があったのでヘマは特にナシ。たしかに竿を出すにも苦労するレベルで密林なのだが、まぁなんとかなるだろ。

イワナちゃんって強そうだよね
  まず一番可能性のあるポイントを狙ってみる。そしたら一発で出た!しかもイワナちゃん!これで僕の心はヒートアップした。後でウグイマンに言われて気付いたのだが、僕はどうもイワナちゃんが好きすぎるようだ。ヤマメちゃんの時と反応が全然違う笑

 とにかくキープサイズのイワナちゃんが出たのでもう満足。17cmぐらいだと思うがそんなコトはどうでもよろしい。イワナちゃんだしこんな釣れなさそうなほっそい川だし、そこで狙い通りに釣れたんだから大満足だ。

 小さいポイントなのでココに他におさかなさんがいたとしても今のバトルでもう出てこないだろう。でも期待しちゃうよね。もう1投したくなるよね。なのでリリースには特に気を遣う。ポイントを荒らさないトコにリリースするにはポイントを荒らさないように移動もしなければならんのだ。

 そーっと移動してリリースして、ってやってたらウグイマンが先ほどのポイントを攻めるようだ。さすがにもういないだろ、とは思うのだが彼もやっぱり「一応念のため、ね」みたいな気持ちになったんだろう。しかも僕と全く同じトコに投げてるぞ。

 っておい!何釣ってんだよ!しかも僕よりデカいじゃねぇかっ!僕が釣ったイワナちゃんは最初に一瞬見えた魚影より小さいかな?とか思ってたのだが屈折による錯覚だと思ってたらコイツがその正体かよ。なんてこった。

 もちろんこのポイントではこの2尾の後にはもう何も釣れなかった。そういうモンだよなー。でも僕としてはホントに満足してたのだ。ウグイマンが申し訳なさそうに「いやアレはすまんかった」とか言ってるのだが、僕も釣ってていい気分なので全然気にしなくておげー。

 その後ちょっと下のポイントにも行ってみた。僕が到着する前にウグイマンが何やら大興奮してる。「すげぇデカい魚影が見えた!」とのコト。こんな小さい沢なので僕の中では勝手にヌシ呼ばわり。

 二人でヌシを狙ってみたのだが、やはり釣れない。さすがに荒らしすぎたかな、というところで終了。悔しいなぁ、次来た時はヌシ狙いだっ。でもその前に誰かが入って持って帰っちゃったりするかなぁ、ぬぬぬ。このヌシを諦めたところでサニーマウンテン終了。

 実際行ってみたらそんなに僕が嫌いな要素はないじゃん、と思うのは多分釣れたからだ笑。沢でもそれなりのサイズが釣れる(ってそりゃだいぶ素人の意見かもしれんな笑) コトがわかったし、思ったほどハードではなかったのでココは僕のお気に入りのエリアに昇格っ。

 さて数日後、気をよくしたのでこの釣行でもサニーマウンテンから始めた。ヌシもいるハズだしね。実はこの時は初の原チャリ釣行を決行した。近いってのがわかったので兼ねてからやってみたかった夢を実現したのだ。

 ウグイマンと共に高校生のように原チャリでツーリング。ウチから現場までの間にラヴリーな峠があるのだが、そこが通行止めになっていた。気付かずに峠の頂上まで行って戻ったりして、ツーリング度が無駄にアップした。

 しかたなく大垂水峠から行ったのだが、思いの外近かった。これぐらいの距離なら原チャリで充分じゃん。と思ったが、ウグイマンは僕のウチまでの道のりもあるのでやっぱりクルマのほうが便利なんだろうな。

 さて現地到着。今回は下から徐々に攻めていく。やっぱり狭いのでポイントは少ないのだが、十分楽しめる。竿がクモの巣だらけになったりするのだが、こんだけ大量にからまると豪快に除去できるのでいっそ清々しい。

 ヌシもいるし一番上まで行けば釣った実績のあるポイントもある。ならば下から攻めてボウズでもクライマックスは今じゃない、と思えるので心に余裕ができる。余裕があれば釣れる。釣れるのだがさすがに小さいのがいくつか釣れただけだった。

 ヌシポイントも一番上も結局釣れなかったが、結構豪快に雨が降ってきたのでサニーマウンテンを後にした。ちょうど昼過ぎだったので近くにある長寿メシを喰いに行く。喰ってる間に雨は止んだ。

 もう1ヶ所ぐらいやっつけてから帰ろうぜ、ってコトになりその後ウグイマンの案内でいつもの川に。原チャリだと駐車のコトを考えないとか川のすぐそばまで行けるとか、便利なコトも多い。普段は歩くのが面倒なトコに行くコトにした。

入渓してすぐ撮影
  川に着いたらまず撮影。カメラやってるお友達が渓流の写真を見たいと言っていたので釣り用とは違うイメージで写真を撮ってみたのだが、自分で見ても釣り用写真との違いが全然ない笑

 ココから上流に向かって遡っていくのだが、そんなにたくさんの距離を移動できるワケではなかった。

 さきほど昼メシ前に降った雨で増水していたのだ。増水自体はおさかなさんがいいカンジに活発になる程度なので歓迎だが、この増水とウグイマンのウェーダーが破けたコトにより、移動は制限された。まぁココは整理体操的に寄った場所なのでそんなにガツガツ攻めるつもりはなかったので問題ナシ。

デブヤマメたん可愛い
しばらく釣ってるとなかなかいいカンジのヤマメちゃんが釣れた。前回今回と行ったサニーマウンテンはイワナの多いトコなのでなんだか久々のヤマメちゃんだと思う。サイズはそこそこ。

 久々のヤマメちゃんのアタリはなかなか気持ちよかった。イワナちゃんと比較してみるとやっぱり違うね。いやニジマスやウグイも違うんだけどさ。

 ココでは僕はなんだかネタにもならない中途半端なウグイを釣り上げたりもした。その間にウグイマンはニジマスを釣ったりもしてた。

 彼はあとウグイだけ、僕はあとニジマスだけ釣ればグランドスラム達成なのだが、その夢は二人とも叶わないまま納竿。あ、僕らの中ではヤマメ、イワナ、ニジマス、ウグイの4種制覇でグランドスラム達成、って勝手に呼んでいるのだ。アブラハヤとかもいろいろ混ぜて7種を2尾づつ制覇したら七対子とか言ってみよかな。

 帰りにまた雨が降ってきたがカッパもあるし特に問題ナシ。と思ってたらカッパが裂けてヒーローマントみたくなってもた。危ないのでビラビラしてるトコはケツに挟んでなんとか運転する。この日は二人共翌日の予定があったので反省会はナシ。

 そういえば今ウグイマンには僕から仕事を振ってるのだ。 そして僕のほうはもう終わってるので彼の仕事中にまたこっそりソロ釣行でもするかな。

2014年5月21日水曜日

エンジェルさん

 エンジェルさんといってもコックリさんの親戚みたいなアレではない。お友達にエンジェルさんって呼ばれてる人がいるのだ。今回は僕とウグイマンだけでなく、そのエンジェルさんを引き連れての釣行だ。

 ホントはね、エンジェルさん初渓流だしいっぱい写真とか動画とか撮ってあげようと思ってたのだ。釣りに関してはウグイマンが丁寧に面倒を見てるので、僕は邪魔せず撮影係。そんな封に思ってたのだが、何故か写真が1枚もない。

 この理由はカンタンだ。エンジェルさんが気持ちよくポンポン釣り上げて、僕としては危機感まみれでの釣行だったからだ笑。ウグイマンは写真を撮っていたようなので写真は彼のブログで見ると載ってるかも。

 エンジェルさんの最寄り駅からウチの最寄り駅までを走る電車の都合で5:41amに待ち合わせ。数年ぶりの再会で見た目が大幅に変わっていたが、佇まいは以前と変わらなかったのですぐわかった。うん、久しぶりー。

 ウグイマンを待つべくしばらく車の中で待機。といっても5分ぐらい。基本的にウグイマンは釣りでは1秒たりとも遅刻をしないのだ。する時はまだ寝てるっていうぐらいの大幅な失敗が多い。

 起きてから家を出るまでに数回、エンジェルさんと待ち合わせてから車の中でも数回電話をして出なかったので「うし、確定」ってコトでそのままウグイマン邸へ。

 予想通りウグイマンは僕が訪問したら起きた笑。実はコレは最悪の事態ではない。最悪の事態とは、ウグイマン邸の呼び鈴を鳴らしても彼が起きてこなかった場合のコトだ。それはウグイマン視点では「起きたらウェーダーを脱いでパンイチの僕が目の前にいる」というコトにもなりかねない。危なかった。

 ちょいとタイムロスしたがまぁ朝間詰めを狙うワケでもないのでそのままぴゅーっと葛野川へ。今回は前日までの作戦会議でおおまかにスタートエリアを決めていた。僕らの中ではガッコと呼ばれるその場所に車を停める。

 と思ったら釣り人ではない先客がいた。工事関係の人達で、まさに今車を停めたこの場所の関係者だ、と思う。工事関係者で山梨の田舎で、となれば気のいいおっちゃんに違いないのでコソコソせずに堂々と「釣りするんで停めていいっすかー」だ。もちろんOK。

 僕らが「工事関係者以外立入禁止」と書かれたトコから川に入ろうとしてるのににこやかに見送ってくれた。大丈夫なんか笑。まぁあのおっちゃん達がくつろいでるってコトは今は工事はやってないので大丈夫なんだろうけど。

 というワケで川に到着。最初はウグイマンがエンジェルさんにいろいろとレクチャーしつつセッティング。一応待ったほうがいいかも、とも思ったがウグイマンが「やっちゃってていいよ」と言ってくれたので僕はさっさと竿を出す。

 エンジェルさん初釣行なので美味しいポイントは残して、ちょいと下流まで行ってから攻め始めた。なんだか今日は釣れそうだぞ、みたいな予感があったがまずは釣果ナシ。

 エンジェルさんが竿を出し始めたので彼らが見える位置まで遡りつつ、でも下流から攻めていく。先頭はなるべくエンジェルさんにしてあげたいし、それを教えるウグイマンはその直下が望ましい。となれば僕は自動的に殿を務めるコトになる。軍じゃないので殿でも特に重要な任務があるワケではないが。

 まずはウグイマンが本日1尾目。気をよくしてエンジェルさんにコツなんかを伝授していると、なんとエンジェルさんの初釣果。「おおー、やったじゃん!」なんて言ってはみるものの、僕の心情は穏やかではない。彼らより早くから釣り始めてんのに僕はまだボウズだ。いや、美味しいポイントは譲ってるし、ずっと最後尾だからね。うん、そうだよ。

 このエリアは比較的釣果があがるのだが、それにしても今日はなんだか調子がいい。その後は僕も普通に釣れる。なので目に見えてアセって失敗するようなコトはなかったが、やはり初心者に負けてる状態ってのを心のどこかで意識しちゃってるんだろうなぁ。だから写真がないんだし汗

 いいカンジに釣れたので脱渓して移動。約束の地に向かう。約束の地では僕が一番釣ったようだが、ココはまぁいいよ。僕は馴れてる、ウグイマンはベストポジションをエンジェルさんに譲ってる。ならばこの結果は実力ではなく僕が美味しい思いをしただけだ。

 釣果にわりと満足しているので渓相重視ってコトで支流へ。エンジェルさんは沢のぼりなんかもやるらしく、こういうのも楽しみたいとのコト。途中のネコポイント(釣りとは関係ない)で写真を撮ったり悪路で大変なメに逢ったりしながら入渓点に到着。

 この入渓点は何故かガラスの破片がいっぱい。不法投棄かいな?人工物はすんげぇ危ないしヘタすりゃウェーダーが裂けたりするので不法投棄ならぜひともヤメていただきたい。 とにかく慎重に川まで降りる。

 ココは僕にとっては「なんだか浅いし細いし、釣れんのか?」と思うエリア。だが釣れる。このへんが僕の未熟なトコだ。キチンと見定めができていない。

 みんなが見てるトコで僕の竿にアタリが!コレはカッコいいトコ見せねば!舞い上がった結果、バラした。そんなにデカかったワケではないのだが、みんなも自分も期待してたのでかなりガックリだった。

 その影響か何なのか、たしかこの日ココではその後まるで釣れなかったんじゃなかったかな。

 釣果としてはさすが先輩の貫禄、ウグイマンが1番釣ってたと思う。続いてエンジェルさん、僕だと思う。ビリだが楽しかったので全然問題ナシ。というかうっかり暗くなるまで釣りすぎた。

 帰りにいつも寄るゴルゴラーメンに行ったら閉店してた。しかたがないので最近できた台湾ラーメンに行ってみるとコレがなかなかのコストパフォーマンスでウマかった。

 とりあえずハラを満たしてから帰ろうと思ったら中央道がえらい渋滞してた。工事渋滞だそうだが、かなりハードな雰囲気だったので僕らが愛するスペシャルな裏道から帰る。

 この裏道はとにかく裏だ。ほとんど車も通らないし、夜だと人やチャリもいない。道はグネグネだし真っ暗だし、運転も非常に困難だ。だがココを愛する理由は2つ。

 ひとつはこの峠を抜けるといいカンジのパン屋さんがあるのだ。そこでパンを買ってコーヒー(パンを買ったら1杯無料)を飲みつつ屋外でくつろぐ。なかなか素敵なのだが、今回はとっくに閉店してるのでそれは関係ない。

 もうひとつの理由は動物だ。とにかくあからさまに山の中なのでいろんな動物がいるのだ。ちなみにココで見た過去最高の可愛い動物はウリ坊。数頭のウリ坊がててててーって道を横切っていったのはとても可愛かった。

 今回は僕としては初めての経験、野ウサギを見るコトができた。うん、なんだかでっかいネズミみたいだ。動きがウサギなのでウサギだが。それでもウサギだと思ってみるとやはり可愛い。

 ほっこりしつつ峠を抜けてウチの近所のスーパーでお酒を購入。恒例の反省会だ。そもそも帰りが遅かった上にみなさん終電で帰る予定だったので泥酔はしなかったが、有意義な1日を終えて本日の釣行終了っ!

2014年4月6日日曜日

解禁〜現在まで

 新シーズン明けましておめで釣ございます。←しばらくぶりに書くのにいきなりゲンナリウム全開のダジャレで申し訳ない汗笑

 エポックメイキングな出来事があったら記事を書く、という方針に切り替えてからというもの、全然そんな事件は起こらない。ちょっとなんかがあっても「ま、記事にするほどじゃねぇな」なんて自分に言い訳したりしちゃうし。

 先日解禁だったのでそのぐらいは書いておこうと思った。たしかに面白いコトは特にないし、面白いコトがないと脳内でいろいろと妄想を膨らませながら書くので面倒といえば面倒だ。しかぁし、ウグイマンのように解禁記事のみでしかも毎年「今年こそブログを書く」っていう内容なのはイカンと思うのだ笑

 さて本題。前置き全開なのは書くコトがないからだ。その中で解禁直後の事件といえば例の大雪だろう。僕らのホームともいうべき川を管理している漁協が、大雪のため解禁放流をしない、という声明を発表したのだ。

 解禁放流がない、となると解禁放流目当ての日券の人達が来ないだろう。漁協の運営的には痛いのかもしれんが、僕らとしては都合がいい。やっぱり解禁には釣りに行きたいけど人がいっぱいなのはちょっとヤだなぁ、なんてワガママな気持ちもあるからね。

 後で知ったのだが、たしかに解禁放流はなかったのだが、なんか延期みたいなカンジだった。「今年の最初の放流は○月○日です」 みたいな告知はあったようだ。ともあれ僕らはその前に行くので初釣行では狙い通りの釣りができる。

 僕は根性ナシなので解禁日にいきなり行ったワケではない。というか根性があってもさすがに名古屋のライヴをキャンセルしてまで行くつもりはなかったが。 そして既に結構な日数が経過して、何度かちょろっと釣りに行ったりしてるので記憶も曖昧だ。とにかくわかる範囲で書いていこう。

 まず覚えてるのは今季初釣行で初のヤマメちゃん。年越しと天然しかいない状態での釣行だったのでサイズやらなんやら、そんなのどうでもよくてただ釣れたら嬉しいってなカンジだった。たしかこの日はこの1尾も含めて小さいのが2尾釣れたんだったかな。釣果のわりには楽しかったと記憶してる。

小さくても嬉しい
  その後別の日に行った時に初のキープサイズ。そんなにデカくなかったけどやっと「釣れたぜ!」ってな感触だったのでつい写真を撮った。

 この現場は僕らにとって約束の地とも言える、いつ行っても釣れる裏切らないポイントだ。なんかもうココに行こうと思う時点で根性ナシなんじゃないか、っていうぐらいいつも釣れる。

 いつか裏切られるんじゃないか、ってのは毎回不安に思うのだが、今んトコ水底の地形が変わろうが水量がどうであろうが必ず釣れてるのでつい行ってしまう。

 それと、この写真で見ればわかる通りブドウ虫だ。同行のウグイマンからはよくダサいと言われるのだが、僕はなんだかブドウ虫ばっかり使ってる。理由は特にないのだが。多分初めてマトモに釣れた時(子供の頃の管釣りとかじゃなくて)にブドウ虫で、その思い出がインプリンティングされてるだけだと思う。

  いやまぁエサはいいよ。見所はそこじゃなくてフッキングだ。アワセがヘタで飲まれがちな僕だが、この時は非常に美しいフッキング。それは僕にとってはかなり嬉しいコトなのだ。こうやってたまにちゃんとフッキングするとリリースもラクでおさかなさんに負担をかけすぎないってのがよくわかる。ちゃんと釣らんとおさかなさんにも迷惑かけちゃうね、精進せねば。

暗く見えるけど早朝とかじゃないよ
  この日は約束の地で2尾ほど釣った後、別のエリアに移動した。ココからは本気だ。約束されていないトコで釣れないならそれは真の実力とは言えないだろう。

 と意気込んでたら釣れた。上の写真とほぼ同じサイズ。勝因はカンタンだ。約束の地で既に釣ってるので心に余裕があったからだ。

 毎度思うコトだが、やはり最初に1尾でも釣れるとその後が随分ラクになる。釣れないとイライラしたりして雑になったり、いいコトまったくナシ。そういう意味では最初は確実に釣れるトコに行ったほうがいいとは思うが、それはただの根性ナシかもしれん。

 この記事では3回ぐらいの釣行を書いているが、この釣行が2回目で、写真はコレでおしまい。いかになんもなかったかがよくわかる笑

 で、直近の釣行だが、最大の事件としては高速道路料金の値上げだ。具体的には税金分の値上げ+今までの割引がガンガン終了してるってカンジらしい。このクソ貧乏な時にそういうコトは是非ヤメていただきたいのだが、国もせっぱつまってるんだろうなー。ま、これを機に原チャリ釣行が現実味を帯びてきたコトは間違いない。

 本題のこの釣行だが、鶴川下流らへん。この日程でこのエリアってのは実はとても根性ナシなのだ。どういうコトかっつと、この日の直前の日曜日にこのエリアのすぐそばでなにやら釣り大会的なものがあったらしい。後は説明不要だろう笑

  ウグイマンは僕が根性ナシなのをよくわかっているのでこのタイミングで誘ってきた。釣る側の僕もウグイマンには釣られてるってワケだ。とにかく普段と違う下流域、普段と違うニジマス目当て。それはそれで毛色が違うので面白い。僕が想像する渓流っぽさはないので普段はやっぱり僕にとって気持ちいい景観を求めるが、たまにはこういうのもいい。

 大会がどのへんで行われてたのか、イマイチ正確に把握できていなかったので、現場近くの橋の上からウグイマンが偵察。大会の場所はともかく、橋の上からでも見えるデカめのニジマスらしき魚影が見えたので早速そこで竿を出すコトに。

 ウグイマンはサービス精神旺盛なので、かなり高確率で「その日の最初の1投目」を僕の自由にさせてくれる。ベストポイントにまず竿を出すのは大抵僕なのだ。そんな気遣いしなくても別に怒らないてば。っつかウグイマンはそもそも僕の先輩なので僕を接待しなくていいぞ笑

  普段はそれでもウマく釣れなかったりするのだが、この時は橋から見えたニジマスをいきなりゲットできた。28cmだった。写真がないのは尺じゃないからだ笑泣

 ウグイマンはフライに挑戦。ココんトコずっと「まずエサで釣って安心してからフライに…」なんて言いつつ結局最後までエサプレイだったりするコトが多かったが、この日はちゃんとフライに挑戦してた。

 フライでの釣果がないのはしょーがない、彼もフライは初心者なのだ。だが僕が件のニジマスを釣ったトコから釣り上がって行ったら、彼は下流を攻めるコトにしたらしく僕から見えないトコに行った。あとで確認したら案の定エサプレイに変更してた。未練がましくフライロッドを収竿していないのが哀愁満載だ。

 僕のほうはその後、28cmほどではないものの、20cmオーバーを景気良く釣り上げた。今日は僕のほうがツイてる。ウグイマンを見てても別に何が悪いとかってのはないのになんだか全然釣れてない。

 普段ウグイマンは僕が釣って荒らしたポイントに後から竿を出してデカいのを釣ったりする極悪非道な行為をするコトもあるのだが、自分がやる側だとこんなにドヤドヤした気持ちになるのか、たまらん笑。まぁたまには彼もボウズマンの気持ちを味わうのもよかろう、ぬひひ笑

 と、それぐらい僕は調子が良かった。「でもお前ニジマスだろ?」「いいんだよ!今日はニジマス釣りに来てんだから!」なんて会話してたらいいカンジのヤマメも釣れてしまった。完☆全☆勝☆利☆

 いや完全ではないな。最後に25cmぐらいのニジマスがヒットしたのだが、タモプレイで失敗して逃がしてしまった。調子に乗って失敗した感丸出しだったのでそこは心残り。とはいえ全体的にはもちろん楽しかったんだけどね。

 …ふぅ、久々にブログ書いてみたらちょっと記事書くのが楽しいかも。 記憶が曖昧になる前に書いたほうがいいね。書きたいのに忘れてるコトとか、間違ってんじゃないかって不安になったりとか、そういうのがなければもうちょっといい記事になりそうだわ。

 ココ数ヶ月スペシャルガチ貧乏なので回数は減るかもしれんが、ちょっとブログを書く気になってる。今だけかもしれんけどね。それではまた次回っ!ごきげんよー。

2013年6月28日金曜日

ひとりでできるもん

 まずは脱線。このブログのコメントが書けない、という事案が発生。っつかそれを昨日聞いたのでちょいと設定をいじってみた。ウマくいけばわんさかコメントが来るハズだ違笑。コレでちょいと様子を見て、スパムが増えたりしたらまたなんか考えるコトにしよう。

 というワケで単独釣行に行ってきた。単独で行くのはかなり久しぶりだ。いつもならウグイマンのナビに従って適当に車を停めて入渓するが、今日は自分で見定めて上から入渓できそうかどうか判断して…ってやらねばならん。

 ま、僕は根性ナシなのでそんなコトはしない。安全第一を言い訳に、ウグイマンと一緒に行ったコトのある場所で僕が確実に覚えているトコに行くコトにする。ほら、ひとりだと遭難したりしたらどうにも連絡がつかなかったりしてあぶないじゃん。やっぱ安全第一だよね。

 中央道を下りながら、インターを降りるまでは鶴川に行こうと思っていたのだが、ワケあって葛野川に行くコトにした。葛野川は実績もあるし一番よく行ってるからっていう理由もあるのでかなり保守的だ。ぬー。

 前回の単独釣行ではいきなり約束の地(と僕らが呼んでいるところ)に行ったが、今回はちょっと成長した。僕が「電気屋」と呼ぶ場所から入渓、適当に遡りつつ先に進めなくなったらそこで終了。その時点での釣果がイマイチだった場合、約束の地に行けばいいや、みたいな作戦。

 ちなみにその電気屋ってのは僕がそう呼んでるだけで、ウグイマンすら違う呼び方をしている。 でもココは僕にとって電気屋ポイントなのだ。非常に入渓しやすいので根性ナシの僕にはぴったりだが、それはつまり先行者がいるってコトなので釣れないかもしれん。

 僕は朝カミさんを駅まで送ってからのんびり朝メシを喰ってココに来ているのでこの時点で既に10:30amぐらい。渓流釣りってもっとガツガツしてるイメージだと思う。いやなんつかさ、ほら、僕の本業は音楽家だし、何事も優雅にやりたいってカンジかな。いやうそですごめんなさい笑。とにかくココからスタートする。さぁ釣れるかな。

 セッティングしてエサ付けて、さぁ第1投!ってトコで現地のおっちゃんにナンパされた。「お?釣りか?」って見りゃわかるじゃん笑。というかこのおっちゃん、前にも僕とウグイマンに声をかけてきた人だ笑。早く釣りたいが縁のあるおっちゃんだし、ちょいと世間話をしたり。

 おっちゃんは謎の草を集めていたので「それなんすか?ウマいんすか?」とか聞いてみたら「こりゃウサギのエサだ」って言われた。確認せずに持って帰って食べたりしなくてよかったわい。

 さて今度こそ第1投!と思ったが、おっちゃんと話してるウチに冷静になって「ちょっと待て、一発目でいきなり釣れるとモチベーション上がるよな、だったら焦ってココから始めるのは得策ではないな」と判断。ちょっと遡ってからスタートするコトに。

  この作戦が功を奏してなんといきなり釣れた。18cmの美しいヤマメちゃん。僕にしてはフッキングも上出来だったし、何より狙いを定めてそこで釣れたのは嬉しい。

 とココでいつも通りに行動しようとして気付いた。ウグイマンがいないのだ。

 いつもなら第1投でこのぐらいのヤマメちゃんが釣れたらそりゃあもうドヤドヤと自慢するのだが、それができないのは単独釣行のデメリットだな。今回はなかったが、ちょっとラインが足りないとかナイフ貸してとか、そういうのもできないってのを考えると誰かいたほうがいい。危険を伴う行動にはやはりバディは必要なのだ。もちろんそこに誰もいないってのは釣り(特に渓流釣り)的にはメリットなんだけどね。

なんでココが電気屋なんだよ
釣れたのはこんなカンジのトコ。僕のイメージの中にあるこのポイントはもうちょっと水があるのだが、この程度なら想定の範囲内だ。

 ちなみにココではもう1尾、16cmほどのヤマメちゃんが釣れた。これで2尾目だ。スタート直後に精神を安定させるに足る釣果があがるとその後の釣りに大きくいい影響が出るので今回はナイススタートと言っていい状態だ。まだまだ釣るぜ!

 と、意気込んでしばらく遡ってみたがロリヤマメがちらほら、っていう程度。やはり水量も大したコトはない。一発目はやらなかったが、僕は本来超ケチ野郎なのでちょっとでも可能性のありそうなポイントは全部拾ってみるのだ。ウグイマンがいる時はのろのろやってると迷惑をかけるのでかなり急いで(基本的に彼より僕のほうが圧倒的に遅い)遡るのだが、今日は自分のペース。

 だがとにかく今日はもう2尾釣っているのだ。気分的には満足しちゃってるのであとは追加の釣果とか普段やらない実験とか、そういうコトも視野にいれつつってカンジで問題はない。余裕があるといろいろ見えてくるしね。

濁ってるけど見える、程度の濁り
  で、見えてきたのがこちらの景色。かなり深くて流れもちょうどいい。写真中央、デカい岩が沈んでいるのが見えるだろう。それ以外にもわりとゴロゴロと岩がある。こいつぁいいポイントだ。

 僕の5.4mでもなんとか全域をカバーできるぐらいの場所なのだが、釣れそうなポイントが上から下まで結構あるのだ。

 なので下から順番によさげなポイントを攻めてみる。ちょいとちびっこを釣ってしまって「やべぇ、ココにはチビしかいねぇのか?」と不安になるが、冷静に考えてこんだけ広いトコならデカいのがいるポイントもあるハズ、と考え直してあちこち挑戦。

 そしたら出た。デカくはないけど再度18cmと16cmを1尾づつ釣るコトができた。今回はかなりのんびり釣行なので釣果的にはもうすっかり満足。ココで釣ったおさかなさんの写真を撮らないぐらいの余裕っぷりだ。いや余裕が無い時は無いで写真を撮らなかったりするのだが笑

 となると上述の通り実験とかをしたくなる。が、この時の僕はそうではなく「よりデカいサイズを!」ってな気分になっていたのだ。デカいのがいそうなトコを探しながら遡る。何度か竿を出してみたが結局本日最大は18cmだった。

 しばらくすると雨が降ってきたのでカッパも出さずにそのまま脱渓、まさに根性ナシ。もう満足したし帰ろうかなと思っていたが、ウグイマンからメールがきた。葛野川下流部で40cmオーバーのレインボゥがうようよいるらしい。これは確認せねば。

 ウグイマンが現場の住所を教えてくれたのでgoogle mapにセット。一本道なのにiPhoneをナビ状態にして現地まで走る。現場の写真も送ってくれたのだが、その写真には橋が2つ映っている。

 とココで僕の勘違い発生。その橋だが、大きいほうが手前、小さいほうが奥だと思っていたのだ。そう考えて写真の景色になるような場所を探してガンガン下流に向かっていったのだが全然そんな景色にならない。「これはもしや上流なのでは?」と思って引き返す。

 途中で現地っぽい鮎師さんがいたので写真を見せて「ココわかります?」って聞いてみたら僕が入渓した場所から上流に向かって100m圏内だった。なにそれ笑。で、土手みたくなってる部分を歩いて上から川を確認してみる。ぐお!でけぇ!いた!たしかにいた!

 超デカいのがたしかにそこにいる。確認だけして帰るつもりだったが一応竿を出してみよう。だって目の前にデカいのが見えてるんですもの笑。ちなみに見えてるおさかなさんが釣れた経験はたしか一度もなかったと思う。

 しかし浅い。川が浅い上に流れもゆるやかなので波紋に気付かれないように近づくのは容易なコトではない。さらに僕は最長でも5.4mしか持っていないのでこの川幅を考えたらかなり近づかなければならない。

 案の定釣れなかった。というか川に降りてからはおさかなさんを発見すらできなかった。ま、様子はわかったので次回ウグイマンと来てみるとかそういう時に使えるだろう。今回は心に余裕があるのでココにいるデカいのが釣れなくても余裕だぜ。

 ってなカンジで超久々の単独釣行は終了。最後に下流に寄ったので思ったより帰りが遅くなったが別に困るコトもないし、あー面白かった♪

2013年6月9日日曜日

根性ナシは写真を撮らない

 じつはこのブログに僕の知らない読者様がいるコトが判明した。数ヶ月前にも元教え子から「なんかセンセの釣りのブログ見つけたよ」と言われてびっくりしたモノだが、ウグイマン方面からたどって僕のブログを読んでくださる方がいらっしゃるとの事実を知った。

 これはありがたい。僕は基本的にチキンな出たがりというか一人になりたい寂しがりというか、そういうめんどくさい人なのだがとにかく読者様がいらっしゃるのであればちゃんと記事を書いていこう、と思う。

 だがしかし今年の密かな自分内ルールで「エポックメイキングな出来事があったら写真を撮影し、それを記事にする」と思っていたのだ。毎回代わり映えもなくおさかなさんの写真ばっかりじゃ読むほうだって退屈だろうってのと、のんびり記事を書いていかないとめんどくさくなっちゃって結局ココを更新しないままになっちゃいそうだっていう理由だ。

 そんなワケでココ数回の釣行では写真が1枚もない。先日行った時はちょっと撮影してもよかったかな、とも思うが。

 ウグイマンと違って僕は何かをひとつ試したら徹底検証してから次に進みたいのだ。それはすなわち記事にしちゃうと毎回ほぼ同じ内容というコトになる。ウグイマンみたくアレコレ試して総合的に進んでいくならブログの内容としては楽しくなると思うのだが、僕にはそれができないのでこんなていたらくになっているのだ。

 とはいえ読者様がいるってコトなので生存確認というか「ちゃんと更新する意思はありますよ」という意味を込めてこの記事を書いているのだ。

 ちなみに前回、前々回とも僕の楽しさとしてはなかなかいいカンジだった。特に前回はそれなりのサイズも出たので釣行自体は楽しかったのだが「これを記事にして、果たして面白くなるだろうか」という部分で却下。そしてそういうコトはこれからもある予定。

 なのでもし「いやお前はつまらんと思ってるかもしれんけど読んでるほうは楽しいぞ」という意見があったらコメントでもつけてくだちいな。がんばって更新してみるかも笑

2013年3月2日土曜日

かいきん!!

 去年の解禁のタイトルが「かいきん!」で、今回は「かいきん!!」だ。新しいけいおん!がアニメ化されるコトはないだろうから、来シーズン以降の解禁記事のタイトルを今から考えておかないと汗

 というワケで解禁だ。解禁初日は人がいっぱいでいろいろと大変なのであんまり気乗りはしないのだが、今年はそういうワケにはいかん。1日が金曜なので解禁していきなり週末が到来する。そんな状態で月曜に行ってもおさかなさんがいないに違いない。そうなると解禁日に行くしかないのだ。

 実は解禁前日は僕の結婚記念日だ。カミさんと優雅な食事とか、大げさではないが一応イベントっぽいコトをしたりする。夫婦円満の秘訣ってヤツか。でも僕は翌日早朝から釣りに行く。早寝しちゃうのはちょっと申し訳ないな。

 僕の結婚記念日は2回ある。2/28と3/6だ。これは別に2回結婚したワケぢゃなく、僕は東京、カミさんは関西人なので2回に分けて披露宴をしたのだ。というワケで今年の結婚記念日のお祝いは3/6にするコトに。

 まだ3月なので日の出は遅いのだが、先人達がいっぱいいるだろうから現場到着は早いほうがいい。僕としては時差調整もしっかりやって、だいぶ早めに現場に到着。

 しかしやはり僕は甘かったようだ。自分としてはだいぶ早く到着したつもりだったが、それでも先人がいたのだ。僕らが狙っていたトコには車が停まってて、釣り男子が準備をしている。準備の様子から見ると僕らよりわずかに早く到着したカンジだった。くっそー、コンビニに寄らなければイケたかもしれん。

 まぁ解禁日なのでしょうがない。次善策も考えてあったのだが、途中で「ココはいいカンジのトコだけど絶対人がいっぱい入りそうだよなー」ってトコに寄り道してみた。そしたらなんと!僕らが一番乗りだったのだ!うっしゃー!誰かが入ってきてもすぐ僕らを発見できる位置に陣取る。セコい笑。寒いコトは寒いのだが想定の範囲内っつか想定よりはあったかかったのでまぁOK。

 ウグイマンとレギュレーション(何のだ笑)を決めたりしつつ準備完了。さぁ釣るぜっ!とにかく久しぶりなので仕掛けのロストとか転んだりとか、そういうのが心配だ。 他の誰かが入ってくるかもなので最初のうちはあんまり移動しなかったけどね。

今年最初の釣果
  で、今シーズン一発目は小さめのヤマメちゃん。僕らはこの川ではヤマメちゃんが本命なのでまぁ順調な滑り出し。

  このヤマメちゃんを釣った後、何投めかに結構ハードに根がかりした。諦めて竿を縮めて仕掛けロスト、ってなつもりでラインをズルズル引っ張ってたら何故か竿が折れた泣

 まだちゃんと明るくもなってないのにいきなり竿が折れてしまって大ピンチ。手元にあるのは3.6mのテンカラ竿だ。とりあえず水量も少ないし、この3.6mでなんとか釣り続けつつ、どうにもならなくなったらウグイマンに竿を借りる作戦だ。

 しばらく釣り上がっていくとやはり3.6mでは全然足りないトコがいっぱいあるのでウグイマンに5.4mを借りる。折れた竿とは重さ、柔らかさ、太さ、とあらゆる面で大違いだった。借りた竿も随分軽い竿なのだが、やはりハエ竿の軽さにはかなわない。

 まぁちょっと違和感はあるけど釣れないコトはないってな印象。実際使ってても特に不便なコトはなかった。だがウグイマンが「慣れない竿だから釣果が落ちるかもね」と。ほほぅなるほど、そんな言い訳は思いついてなかったぞ。と思いながら「そうだよなー、全然違うもん。違和感アリアリ」なんて相槌を打ったりした笑

 ちなみに今回の解禁釣行で僕が撮った写真はこの1枚だけだ。といっても全然釣れなかったワケではない。わりと普通に釣れてたのだが写真は撮らなかったのだ。なんでかっつと、上の写真のヤマメちゃんが12cmぐらい。その後もずっとリリースサイズのヤマメちゃんしか釣れなかったのだ。

 別にチビだろうがデカいのだろうがリリースするのはかまわん。だがリリースサイズしか釣れないってのはハナシが違う。もうちょっとデカいのを釣りたい。

 とはいえ今季初釣行だし釣れないワケでもないしルアーサイズってほど小さくもないのでわりと満足していた。ウグイマンも同じような状況だったのだが「手応えのある釣りがしたい」って言われた瞬間に僕も手応えのある釣りがしたくなって、満足度が下がってしまった。なんとかして釣らねばならんのだが結局気合いは空回りに終わった泣

 ウグイマンはその後はキープサイズが出ていたようだが、彼は僕よりも目標値が高いので満足していない。結構ちゃんと釣れてるように見えるんだけどなぁ、羨ましいぜ。

 そういえば釣り始めてごく最初のほうでウグイマンに僕の釣り方が雑だ、との指摘を受けた。いろいろ思い出しながらちゃんと釣ってみると、なるほどたしかに雑だった。で、コレが功を奏したのだ。

 なんせ最初にいきなり指摘されたので、事あるごとに気をつけるようになる。つまりたとえばあんまり釣れなくてだんだん釣り方が雑になっていくような状況でも「あ、いかんいかん」ってすぐ我に返るコトができるのだ。これはナイス。次回からは自分で自分を制御しよう。
右側、釣れそうだけど全然ダメだった

  いくつかのエリアに行ったが、だんだん釣れなくなっていく。そして僕は未だに最大15cmぐらい。

 その哀愁漂う僕の後姿を撮影したのがこの写真だ。ウグイマンが「なんか哀愁溢れる後姿の写真があるのであげる」って笑

自分で見ても状況がわかってるだけに随分しょんぼりしてるなーって印象を受ける。まぁ普段からこんななのかもしれんが。

 この写真の右側の川はかつてよく釣れたポイントだったのだが、今は水量も減っていろいろ埋まっちゃってて全然ダメだった。一応わずかでも可能性のあるトコには竿を出してみるのだが釣れるワケもなく。
落葉樹ばっかりなので風が吹くとちょっと寒い
   そことは別にこんな風景の場所にも行ったが、ココはデカいのがいそうだ!と思ったトコでもやっぱりちっこいのが釣れる。

 ちなみにこの写真、奥の方に僕が映っているのだが、ウグイマンがカメラを構えたのは見えてた。ヘン顔とかしたハズだったのだがシャッターのタイミングが僕の思惑と違ったようで普通に後姿だ。

 今回行った川はどこも普段より透明度が高かった。釣り的にはちょっと気を使うレベルの透明度だっただが、やっぱり川が綺麗だとモチベーションはあがるね。初釣行なので入渓脱渓とかでえらい疲れたりしても、それもまた楽しいみたいな気分にはなってる。

 ほぼ手詰まり、ってトコでウグイマン推奨の堰堤下に行った。現在地からはちょっと遠いのだがウチには近づくのでまぁちょっと寄ってみよう、と。行ったら全然ダメだった笑。可能性すら感じないレベルで「そこで釣るのは素人以下だろ」みたいなカンジ笑。ウグイマンに「それじゃ『のび太くん、そこは水たまりだよ』と同じだ笑」とか言われたが、まさにその通り。一応竿を出してみるが、全く釣れなかった。

 そこから最後のあがき的に下流の様子を見に行った。可能性のあるポイントが1ヶ所だけあった。勝負的には僕のほうが負けてるのでそのポイントを僕が釣るコトに。…ダメだ、全く釣れない上に雨まで降ってきやがった。結構土砂降り。

 さらに下流の様子を見に行ったウグイマンが戻ってきた。僕があきらめたそのポイントで釣りやがった笑。そんなにデカくはなかったが悔しさ倍増すぎる笑

 この最後の1尾で僕もウグイマンのなんだか納得した。ウグイマンは満足のいくサイズは出なかったし、僕は最後までなんだか微妙に調子が悪かったのだが、この1尾で「うん、今日はこういう日なんだ」みたいな納得ができたのだ。

 ウチに帰ってきてから反省会。やはり3リットルのパック酒は歯止めが効かなくなるね笑。早起きで眠いのですぐ酔っぱらいそうだ。ココはひとつ酔っぱらう前に新しい竿を買わねば。というワケで反省会開始序盤でいきなり竿を買った。僕としては非常に満足できる買い物だが現物が届いて、実際に使ってみないとわからない。楽しみだ。

 そんなこんなで解禁釣行終了。次はいつ頃どこに行くかな。