2012年4月8日日曜日

葛野川 〜新たなる旅立ち〜

再び葛野川。理由はカンタンだ。今シーズンに入ってからそれなりに釣れたと感じる川が葛野川しかないのだ。そしてその理由もカンタンだ。僕が根性ナシだからだ笑。とにかく今回は特にトラブルもなく早朝から葛野川に突入!

しかしだいぶ日が延びたね。往路の道中ですっかり明るくなっちゃってて、朝の間詰めを狙うならさらに早起きが必要な雰囲気。今4:30am日野集合で出発しているのだが、これ以上早いとまだ起きてる時間なので時差調整をどうするかが悩みどころだ。ちゃんと時差調整できたら多分釣行後の反省会もちょうどいいぐらいに眠くなるのだが、どうしたものか。

名勝猿橋feat.朝日
 朝日が水平線から光の矢を放ったりはしていない、ココはむしろ山だ。上野原から葛野川に向かうと途中に名勝猿橋があるのでせっかくだから撮影してみるコトに。

名勝猿橋の向こうから朝日が昇ってくるってのをイメージしてたんだけどそれってつまり逆光なので僕みたいな素人がiPhoneで撮影してもうまくいくワケがない泣

あとさ、多くの人がこの橋を「名勝猿橋」って呼んでるのはなんでだ?この橋自体はただの猿橋だよね?名勝だから名勝猿橋ってのはわかるのだが、「名勝猿橋」っていう固有名詞として扱われてる気がする。あちこちのブログとかだけでなく、ウチの父親も名勝猿橋ってゆってた。なんでだ?

…寄り道してる場合ぢゃないので写真だけ撮ってさっさと移動。今回はかなり上流から釣りはじめようと思っているのだ。そこは去年なんだか気持ちよかった場所。あんまり釣れてなかったんだけどね。

同行のウグイマンに「あ、わかった。お前は一発目は渓相のいいトコに行きたいのか」と言われて気付いた、たしかにそうだ。爆釣しなくてもいいのだ。1尾あがればまずは安心できるので釣果的にはそれぐらいでいい、それよりも渓相のいいトコで気持ちよく釣りたいのだ。

みなさん経験があると思うのだが、同じ気温と湿度でも「うぅさみぃー」と「ピリッっとした緊張感のある寒さ」はだいぶ違うよね。後者を感じたいってワケだ。にっぽん釣りの旅で近藤正臣さんも似たようなコトを仰ってたし。

あれ?この写真であってるか?
さて現地到着。思ってたほど入渓は難しくない、というかすげぇラク。こりゃ人がいっぱい入ってるかな、といったカンジ。

たしかこの写真はそのポイントの上から撮影したハズだったが自信ナシ。こんなんだったっけ?もしかしたら違うポイントの写真かも汗

ぢつは今回の釣行は直前まで行けるかどうかわからんかったのでエサの準備ができていなかったのだ。生餌が家にあるとカミさんに怒られるからね笑

とりあえず今僕の中で最もホットな疑似餌(川虫&イクラ)だけ買った。この時はウグイマンも一緒だったので彼は僕が疑似餌のみで勝負すると思っていたのだ。が、前日の夜に開いてる釣具屋を見つけてそこでブドウ虫を購入。このコトはウグイマンは知らなかった。

ココどこだ?何でこの写真撮ったんだろ?
入渓してよさげなポイントがあったので、早速ココで釣りたいと言ったら彼は譲ってくれた。あとで聞いたら「疑似餌だから釣れるトコを譲ってやろう」みたいな気分だったらしい。

ちょいと風があったので狙い通りに投げるコトができない。こういう時は何度かトライするってのを想定してなるべく場を荒らさないように投げようとか思うのだがそんなんカンタンに出来るモンぢゃないね。

写真とは全然違う雰囲気のポイントで釣れた。っつかこの写真もどこで撮ったんだっけか?やっぱり帰ってきてすぐブログを書かないと忘れちゃうね。誰も見てないブログなのに備忘録としての機能も果たさないとなると完全に無意味だ笑

とにかく狙ったポイントに上手く届いてくれた最初の1投、いきなり掛かった。根ぢゃなくておさかなさんに、ね。んむ、コレはヤマメっぽい挙動だ。しかしヤマメだとこんなに引くか?ちょっとパワーありすぎるんぢゃね?っていう気がしないでもない。

もう満足したので帰ってもいい
 釣り上げてみて理由がわかった。単純にデカかったのだ。といっても21cm。バトル中にウグイマンが「尺あるんぢゃね?」とか言ってきたが、尺経験者の僕としてはこんなモンぢゃないコトを知ってるぜ、ふふん。

でもやっぱりデカいと引きは強いワケで、最初の1尾目としてはかなり満足できた。箱入りぢゃないヤマメちゃんであればさらに最高だが、そこまで贅沢は言うまい。楽しませていただいたのでこれで充分満足ってモンだ。

これに気を良くして「うし、今日は20cm以下は写真もナシ!」と決めた。いつもはとりあえずキープサイズよりちょいとデカめなら写真を撮ったりしてるのだが、なんか釣れる予感がしちゃったのでエラそうな目標を掲げてみた。根拠なんてなんもないのにね笑

でだ、これを釣った時にウグイマンは近くにいたのだが、「エサは?ざざむし?」と聞かれて普通に「いやブドウ虫」って言ったら激怒された笑。そうなのだ。ウグイマンは僕が生餌を持ってるってのを知らなかったのだ。

「なんだよー、疑似餌だから譲ってやったのに!」と、これで上記のハナシにつながるワケだ。せめてもの償いとしてこの後しばらく疑似餌のみで頑張ってみたが、まるで釣れなかった笑

ウグイマンもわりと釣ってた。数では確実に僕が負けてる。ま、そんなカンジで移動すっか、ってハナシになって移動。次の場所はちょっと下流の「歩いて行くところ」だ。アニメに出てくるヘンな場所やアイテムみたいだ。(柔らかい石、みたいな)

歩いて行くところなので車を停めて歩いて行く。行きは気持ちいいのだが帰りは山登りの後の微妙な上り坂を歩くのがわりとめんどくさい笑。行けばわかるがこの僕の意見はかなり根性ナシだ笑

なんだかいつもより水が綺麗な気がする
 歩いて行ったら見慣れたポイントに到着。ココは大きく分けて上と下にいいポイントがあり、そこだけなのであんまり移動しながら釣り上がるとかそういう雰囲気ぢゃない。渓流っぽい渓流で釣りたかったので僕は下を選択。

ウグイマンはかつて上のポイントでデカいイワナを釣り上げたコトがあるので「イワナポイントはやらなくていいの?」と言ってきたが、今回はそこは彼に譲る。川の流れを見つつ「ココで釣れなきゃ僕のスキルではもうムリ」ってポイントを重点的に攻めてみる。

…全く釣れない。なんでだ?やっぱ入りやすいトコはダメか?しかたがないので上にいるウグイマンのトコに移動。僕の中ではそこからさらに上流に行ける気がしていたのだが、そこで行き止まりだったのでウグイマンもそこにいた。

いつも僕が足手まといになるぐらいダラダラ同じトコで釣ってたりするってのもあって、さっさと上に行ってみたら彼はまだ1投しかしてなかったようだ。僕が「全然釣れねぇー」って言ったら「ぢゃあ交代してやろう」ってコトで僕は前述のイワナポイントを攻めるコトに。

今度は22cm!
やべぇ、釣れた。交代していきなり釣れた。僕としてはウグイマンとちょっと話して下のポイントに戻ろうか、ぐらいだったのだが彼が譲ってくれたので釣ってみたら釣れた。

彼は僕がイワナポイントを攻めたそうにしてると思って譲ってくれたらしい。彼からしたら明らかにハイエナ野郎だ。すまん笑

しかもなかなかいいサイズでバトルも楽しむコトができた。そりゃあウグイマンも納得しないわな笑

かなりぶーぶー文句を言われたし、彼の言い分もよくわかるのだが、いかんせん釣れちゃったので僕の顔はニヤけてるしなんだかドヤオーラも発してるのが自分でもわかる。いやホントすまん笑

ココはそんなにポイントがたくさんあるワケぢゃないのでさっさと移動。ココから後はしばらく彼の「ひでぇよー、お前最低」っていう文句をグダグダ聞きながらの釣行だ笑

今回は上流から初めてひととおり満足したら下流に移動して、ってな作戦だったので次もまたちょっと下流に移動だ。ココは行ったコトのないポイント。期待が高まるぜ。

なかなか釣れないし、釣れてもロリショタサイズだし、こりゃあダメか?と思ったところでよさげな大場所が見えてきた。ウグイマンが先行してて、どうやらそこでデカいのをバラしたようだ。バラした直後に僕は彼を見たのだが、悔しそうな表情からデカそうだってのはわかったものの、実際バトル中やバラし中は見ていない。もちろんどういうラインで流していたかなんて全く見ていない。

で、冗談半分で僕が「しょうがねぇなぁ、俺様だったらバラしたりしねぇんだよ」とかいいながら同じポイントに流してみたら、どうやらそれはさきほど彼が流したラインと同じだった上にアタリがあってしまった汗

本日最大かつ最低の釣果
アタったらそりゃ釣るわな。本日最大の23cmのヤマメちゃんが釣れた。ウグイマンは本気で激怒。今日の僕は最低だわ笑

コレで疑似餌だったらまだ許されるが、この時もブドウ虫だった。まさか釣れると思ってなかったからなぁ。

 しかも、だ。僕がうっかりバトルを楽しんでしまったのでこのポイントではこの後一切アタリなし。だってぇー、楽しかったんですもの。マジすまん笑

ココで釣れなくなってしまったのでしかたなく移動。次のポイントもたしか僕は行ったコトのないポイントだったが、そこでは20cmオーバーが釣れなかったのでよく覚えてない笑。それまで1場所1尾で20cmオーバーを釣っていたのでなんか悔しいっていうのだけは今でもハッキリ覚えているが。

ってなカンジで釣行自体は終了。釣行中「なんかもうちょっと釣果が欲しいなー」ってずっと思ってたのだが、釣ってるウチにだんだん満足度が上がってきて帰りの道中では「うん、なんだかジワジワ満足してきた」みたいなカンジになった。経験したコトのない不思議な体験なのだが、どういう時にこうなるんだろ?

その思いは家に到着してからも続いてた。運転もギリギリなぐらい眠くて、ウグイマンももう帰っちゃってて、ってな状況だったのにやっぱり反省会がしたくなったのだ。わざわざQPコーワゴールドでドーピングしてから居酒屋に向かおうとしたらカミさんに「そこまでして呑みにいかんでも」ってあきれられた笑

反省会って、そりゃ今日の反省は確実に僕の悪行だ笑。だが満足度はどんどん上がってるのでこの時もやっぱりニヤけぎみ笑。ウグイマンに仕事の電話やらメールやらが入ってきてだいぶほったらかしにされたのだが今日の僕は文句は言えまい笑。彼も「すまんね、でも仕事だから勘弁してくれ」って言うのだが、そんなん気にするなってカンジだ。昼間の僕はもっとヒドかった笑

もともと眠かったのもあって終電前には普通に家に到着。早起きしてるしお酒も入ってるのでいきなり爆睡。あー楽しかった。