2012年9月29日土曜日

最終釣行は遠征だ!

前回のリハビリ釣行の後、最終釣行をどこにするかで悩んでいた。いつも行く鶴川や葛野川は今シーズンいまいち釣果が上がっていないからだ。コレが普通に釣れてるなら整理体操的に葛野川で決定だったのだが、そうはいかないのでどうしたものか、と。

で、ウグイマンに「八ヶ岳リベンジはどうよ?」と提案。前回の八ヶ岳は天候的にはかなり最悪だったのでマトモな状態の八ヶ岳を見てみたい、ってのもあった。が、やっぱ遠いし気合いが必要なので冗談半分の軽い気持ちで提案してみたのだ。そしたらウグイマンもノッて、結局八ヶ岳に行くコトになった。僕もウグイマンも、仕事でもこれぐらいのフットワークだったらもうちょっとマシな生活ができるかもしれん笑

八ヶ岳には釣りができる場所がいっぱいある。いくつかの候補をウグイマンが提示してきたのだが、僕としては尾白川に行ってみたかった。水が綺麗すぎる川だ。南アルプスの天然水のモトネタ。だが前回は普通に泥水だったので、是非綺麗な状態を見たい。

実際はもっと綺麗
…うん、こりゃあ綺麗だわ。透明度まぢパねぇ。この写真でも深いトコはわかるが、水の境界がわからんぐらい綺麗だ。おさかなさんがいたら見えるだろうな、と思ったがおさかなさんは見えなかった。

もちろんおさかなさんから僕らも丸見えなのでいつもより慎重な釣行を求められる。

渇水は八ヶ岳でも同じだった。尾白川も水は少ないので川が細くて浅い。イワナがちなトコなので深くて岩の下とかに隠れてるかなーと思うのだが、そもそも深くて岩があるトコがあんまりない。僕としてはかなりのハイペースでぢゃんぢゃん川をのぼっていった。ココなら釣れるかな?と思えるポイントが少ないのだ。こりゃ来年もまた来てベストコンディションの時に勝負してみたいな。

スイスか?ぐらいの透明度
 とにかく川が綺麗で渓相が美しいコトに救われた。僕はすぐ竿を出したがりマンなのだが、渓相が美しいとそれだけで満足しちゃったりもする。いや釣れないとしょんぼりだけどさ。

前述の通りこの川の水は南アルプスの天然水だ。だが川沿いの道の自販機に南アルプスの天然水が売っていた。それはどうなんだ。利き水でもしろってコトか?

水は綺麗だったのだが、途中まではちょいと曇っていた。上の2枚の写真は太陽が出てから撮影したものだ。太陽の光りが入るとまた一段と綺麗な川だ。朝寒かったので完全防備で、太陽が出たらすんげぇ暑かったのだがそんなコトは忘れるぐらいの綺麗さだ。もうね、観光客は遠くから川を眺めて満足なの?ってカンジ。ウェーダ着て観光したらいいよ笑 ←おさかなさんの邪魔はしないで欲しいが。

というワケで尾白川終了。あれ?おさかなさんは?とか聞かないでくれたまえ泣。アタリすらない完全ボウズだ。でも川が綺麗だったからいいのっ!と思いこみつつ移動。
 
ココの写真はナシ。尾白川が綺麗だったのでなんかもういいやって気分になってたのだ。もちろんこの川もとても綺麗だったのだが。ウグイマンのナビで次の現場に到着。ココでリベンジだ。…とその前にマーキング。いわゆるNGSってヤツだ。急いだらヘンな体制になっちゃって足がつりそうになった上にポケットからiPhoneが落ちて超ビビった汗

網の影でちょっとウグイっぽい
しばらくして本日初の釣果、21cmのイワナちゃんだ。八ヶ岳はわりとイワナがちな場所が多い。アマゴエリアでも普通にイワナちゃんが釣れたりする。

そしてぢつは僕はイワナちゃんが好きなのだ。というか釣り味としてはヤマメちゃん(ココならアマゴちゃん)のほうがいいのだが、僕が狙うポイントがわりとイワナポイントなカンジなのだ。

普段でも気を抜くとうっかりイワナっぽいポイントを狙いがち。ウグイマンに「そこにはヤマメはいないだろ、いるとしたらイワナだけどこの辺はイワナはあんまりいないからなぁ」とか言われてから気付く。

だが今は「そこにはイワナがいる」ので釣れた。ちなみに今回の最終釣行ではノーアマゴだった。僕がいかにイワナっぽいポイントを狙っているかが浮き彫りになった気分だ。うぅ、持って帰って塩焼きにして喰ってから骨は焼いて骨酒呑みてぇぜ笑。まぁとにかく最初の1尾が出たので落ち着いて釣りを楽しめるモードに突入した。

さぁエンジンがかかってきたぞ
 落ち着いたら釣れるようになった。さきほどのポイントからちょいと上流に行ったところで20cmのイワナちゃん。

できれば23cm以上ぐらいだとラヴリーなのだが贅沢は言えん。というか前回の八ヶ岳釣行では最大でも18cmだったと思うので、充分な釣果と言ってもいいだろう。

 イワナちゃんはヤマメアマゴちゃんほど柄が特徴的なワケではないので、釣りながら「ぬ?ニジマスか?」と毎度ビクビクする笑。今回は水が綺麗ってのもあってわりと早い段階で何が釣れたかは判別できるけどね。でもなんだか釣れたイワナちゃん達はどれも元気がいい。アタリはちょいと小さめなんだけど、一旦バトルに入ったら結構な暴れっぷりで楽しませていただいた。

しばらく釣り上がってからまた移動。移動先にはCR推進区間っていう看板が立っていた。推進ってコトなので一応キープしてもいいけどなるべくCRでお願いね、ってコトらしい。リリースするのは別にいいのだが、キャッチできるかどうかが問題だ汗

撮影も適当だ
 ココだったかさっきのエリアだったかちょっと忘れたが、ウグイマンの竿にアタリがあった。僕もちょうどそこにいて「今アタったの釣っていい?」とか言いながらウグイマンの手柄を横取りしようと竿を出してみた。彼はこういうトコで親切なのだが、それで僕が釣れなくて再度ウグイマンがトライして釣れたりすると怒りのやり場がない笑

…やっぱりバチってのは当たるモンだね。本日初のニジマスだ。ま、23cmでニジマスなのでバトルは楽しかったけどね。タモる時にいつも以上に手間取って僕のヘタレっぷりをウグイマンに見られてしまった、恥ずかしいぜ笑

それでもいわゆる釣りらしいバトルもあるし、キープサイズ以下のちびっこも全然出ないのでわりと楽しい。もうちょっと数が出てたまにビッグサイズが出れば完璧だが贅沢は言えないし僕のスキルの問題もあるのでコレで充分。でももっと楽しみたい笑

なんだか小さく見える
その後ちょっと上流で20cmのイワナちゃん。写真のせいではなく、実際にもちょっと小さく見えた。測ってみたら20cmだったので、細いとかバトルが弱めだったとか、そういう理由かな。

このイワナちゃんを釣った時の心境としては「うし、ようやく安定して釣りを楽しめてるな」ってな気分だった。調子のいい時の心理状態だわな。

だが僕が調子が良くても爆釣するとは限らない。釣果ペースとしてはポンポン釣れるワケでもないのだ。となると必然的にデカいのを狙って釣ってみたくなったりする。

ぢつはこの時ウグイマンの体調が最悪だったのだ。前日までの仕事で疲労が溜まってた上に極度の睡眠不足。釣ってる場合ぢゃないんぢゃね?と思うほどつらそうだったのだ。なのでちょっと心配していたのだが、彼は川にいると元気一杯なので川では全然心配してなかった。

そしたらやっぱり疲れてるようだ、集中力がなくてあんまり釣れないとのコト。「お前のほうが丁寧に釣ってる」って言われた。僕のほうが丁寧に釣ってるコトなんてめったにないので相当疲れてるんだと思う。一応川でコケたりしないか心配しつつ僕は僕で存分に釣りを楽しんだ笑

追い打ちをかけるようにこの日のウグイマンは運も悪かったようだ。僕から見て僕とまったく同じかそれ以上の釣りっぷりでも釣れなかったりね。なんだか申し訳ない気分にもなったが、同じようなコトは僕にもあるしまぁいいか。

実際にはかなりデカい滝
 僕もウグイマンも最後の大勝負ってコトでデカい滝のある場所に移動した。この滝、観光地にもなってるだけあって荘厳で美しい。僕のちっぽけな5.4mでは届かないトコもいっぱい。

この滝のすぐ下にいいカンジのポイントがあり、ウグイマンはそこで釣るコトに。僕は釣れなくてもこの滝に挑みたい、ってな気持ちになっていたので滝を攻めてみるコトにした。

まずは手前に見える2つの岩周辺を攻める。あちこちを攻めるにもこの岩を攻略してからでないと身動きがとれないからね。ってコトでざっと攻めて釣果ナシ。さぁ滝周辺を竿の届くかぎり攻めてみるぜ。

写真左側からテキトーに投げてみた。お、アタリだ。もっかい投げてみたらちょいと失敗してさっきと違うラインに乗ってしまった。お、ココにもアタリが。というワケで3回ぐらい違うラインを流してみて、どこでもアタる。さすがにそんだけ失敗してるので4回目には釣れた。

本日最大23cm
 本日最大の23cmのイワナちゃんだ。初の定規付き写真だ。サイズはともかくビッグなヒレで超暴れてすんげぇ楽しかった。こりゃいいわい。

楽しみすぎたので上記のどのラインでもアタってたトコは荒らし放題。その後は全然アタらなくなった。

下からウグイマンが「どう?釣れてる?」みたいなジェスチャをしてきたので満面の笑みで「ばっちりすぎ!」とジェスチャで返した。

滝の右側も攻めてみたのだがココでは全然アタらず。結局この滝ではこの23cmのみだったが、満足のいく釣りができてだいぶ幸せだ。

滝で釣れなくなったので僕はさきほどウグイマンが釣っていた本命ポイントとそのちょっと下流あたりを攻めてみた。既にウグイマンが釣ったトコなのでまぁ釣れないわな。彼が下流から戻ってきて滝を攻めるコトに。

彼が滝に向かった直後に本命ポイントの奥の方でまたイワナちゃんが出た。後でウグイマンにハナシを聞いたら「そのポイントだけちょっといい加減にしかやってなかった」とのコト。惜しいなぁ。すまんが釣ってしまったよ。既にだいぶ暗くなってたので写真はナシ。あとはウグイマンの滝釣りを見学するだけでいいや、と思ったので納竿して滝に移動。

ウグイマンは終始残念だったが「まぁこんな日もあるわな」ぐらいの状態。全く釣れなかったワケぢゃないしね。ただそれがラスト釣行だったってのがね。僕も悔しくなる。が、今日とか明日とかには行かないぞ笑

というワケで今シーズン最後の釣行は八ヶ岳、僕はかなり楽しめた。来シーズンはどうすっかなぁー。

2012年9月25日火曜日

リハビリ釣行

目はだいぶよくなった。というか自覚症状はほとんどない。釣行前日にお酒も呑んでみたが、特に見え方が変わるようなコトはなかった。酔っぱらったけど。というワケでリハビリ釣行に出発。いつもよりだいぶ遅い時間だがまぁリハビリだし。
やっぱり写真だとわかんなくなる

相変わらず葛野川のいつものエリアだ。とにかく釣って精神状態を良好にしよう、という意図もアリ。かなりしょっちゅう行くトコなのに、写真で見ると「あれ?ココどこだよ」って一瞬思う。

特にこの写真の場合は普段釣ってる場所ではなく橋の上から撮ったからってのもあるんだけどね。

ウグイマンは彼が一番気に入っているポイントに移動。たしかにそこは釣れるのだが僕はそこを彼に譲りがちだ。ココはどこを狙ってもそこそこ釣れるので、贅沢に「足場が気に入らん」とかそんな理由でウグイマンに譲っている。

僕は前回いきなりウグイを釣ってしまったポイントを攻める。今回もウグイだったらどうしよう、とも思うのだがネタとしては充分だし、なんせ今回ならリハビリっていう言い訳ができる。

先日からの雨で水量はちょっとだけ戻っていたのでなんとか釣れるだろう、と1投目。さすがにいきなりは釣れなかった。狙い所をいくつか変えたところでアタリがあった。今日はココで喰うのか。

ヤマメちゃんで本当によかった
 本日最初の釣果は20cmのヤマメちゃん。ココんトコ20cmオーバーが全然出てなかったし、久しぶりの釣行ってのもあってかなり嬉しい。

ウグイマンからスペシャルなエサをいただいたのだが、調子に乗って釣れても釣れなくても使ってたらかなり消費してしまった汗。次回はもうちょっとペース配分を考えないとイカンな。

とにかくもう精神状態はバッチリだ。ウキウキしながら同じ場所をさらに攻めてみる。流れや岩がいっぱいあるので同じ立ち位置からいろんなポイントを狙えるのも魅力。上に木が覆っているのだが、さすがに何度も来てるので仕掛けをひっかけたりってのはだいぶやらかさなくなった。

前回をフラッシュバックさせるアイツ
 調子に乗って失敗するってのはこのコトだ。ほぼ同サイズのウグイを釣り上げてしまった。僕としてはさっきヤマメちゃんを釣ったばかりなので挙動とかもロクに見ず、このアタリもヤメメちゃんだと信じて疑わなかった。

水面に出てギラッと光ったところで現実を認識するハメになった。しかしコイツ、かなりいいカンジにフッキングしてんのに唇が固すぎるだろ。せっかくのナイスフッキングなのに面倒になって針外しを使ってしまった。 だせぇ笑

この後ココでは前回みたいなちょっと物足りないっぽいサイズのヤマメちゃんがメインで数尾釣った。あんまり寸が出なかったのはよかった。僕の仕掛けだと寸でも余裕で喰ってくるからなぁ。でも針サイズを上げるのはちょっと躊躇ぎみ。

このエリアは橋を境に上側と下側に分かれている。ウグイマンは上側では釣らない。釣れてもデカいのがいないからだ。実際僕も釣果を確認するとたしかにそんなカンジ。だが初めてココに来た時にデカいのが釣れたのと、ごく稀にはデカいのも釣れるのでその印象が強過ぎていつもついつい上側をダラダラと攻めがち。

奥に見える落ち込みも含めてかなり浅い
コレがその上側の写真。写真右側の浅くなっているトコがある。かつてはそこから流れに乗せようとするとそこで喰ってくる、というのがセオリーだった。

台風やらゲリラ豪雨の影響で川は浅く、水底は平たくなってしまったのでもうそこにはおさかなさんはいない。でも未練がましくつい竿を出してしまう。

今回もやはり平均15cmぐらいのヤマメちゃんがいくつか釣れただけ。そろそろ見切りをつけるべきか。下側なら全然普通に釣れるしなぁ。ちなみにココは左側の河原がわりと広く、上に木がなかったりして日当りもいい。なのでココは昼メシポイントにするってのもひとつのテではあるかな。釣れる場所だとメシなんかどうでもよくなりがちだし笑

僕もウグイマンも同じタイミングで仕掛けを作るハメになったところでこのエリアは終了。ちょいと下流に移動。ここからは現場の写真がない。撮り忘れたのだ。

撮り忘れた写真としてはまたもや釣り上げてしまった20cmぐらいのウグイかな。ウグイマンは本人的には納得いかない釣果のようだが、僕から見てると「いやぁ、良型が釣れちゃったよー」とか言いながら素敵サイズのウグイを釣ってたりする笑。いやヤマメちゃんも釣れてるんだけど僕が見てる時にちょうどウグイを釣ったりしてるので見てて面白い笑

引きも良く、楽しいバトルだった
そんな中、本日最大21cmのヤマメちゃんが釣れた。ホントは25cmオーバーぐらいを目標にしてるんだけど、20cmオーバーも稀にしか釣れないのでコレはコレで嬉しい。なんせリハビリなので20cmオーバーを2尾揚げた時点でだいぶOKだろう、と自分に言い訳をしてみたり。

他の釣果としては例によって12〜17cmぐらいのがちょこちょこ。僕としてはわりともう満足できるカンジだったのだが、ウグイマンはもっと高い目標を掲げているのでまだ納得できていない。釣果としては僕もウグイマンもだいたい同じぐらいだ。

ちなみに前回の釣行の途中から行進システム(「水曜どうでしょう」「釣り」で検索)が導入されている。ワカサギぢゃないのでダブルの扱いは「同じポイントで満足できるサイズを2尾」としている。その意味ではまだ行進できていないので「うおー、行進してぇー」とか言いながら釣りを楽しんでいた。なにそれ。

最後はだいぶ下って桂川本流。5.4mぢゃ全然足りないのだが、コレにはワケがある。僕としてはウグイマンにフライデビューをしてもらいたいのだ。なのでフライがやりやすいトコに行こうってコトに。

前回ココに来た時はすんげぇライズだらけで、こりゃフライだわってカンジだった。僕は撮影係でもなんでもいいや、ぐらい。とにかく現場に到着したらウグイマンが「あれ?フライセットがねぇぞ」っておい!笑

今日は当初フライの予定がなかったので持ってきていなかったようだ。でもまぁココまで来ちゃったし、本流ならデカいのもいるかってコトで釣ってみる。彼がウグイマンなら僕はボウズマンだ。だせぇ笑

途中で雨が降ってきた。その時僕は川の中にいて、雨足が強くなってきたので戻ろうと思ったら雨のせいで川の中が全然見えない。一歩間違えると浸水するコトはわかっているので迂闊に動けない、という恐怖体験をした。

というワケでリハビリ釣行終了。目は全然大丈夫だったのだが、久々の釣行で身体がなまってるコトが判明。入渓や脱渓でいちいち疲れちゃって大変だったわ。その後いつものように反省会。さぁ次はラスト釣行だ。がんばるぞっ!

2012年9月19日水曜日

ぢつは目をケガしてしまった。

僕は多趣味ってワケでもないが釣りばっかりやっているワケでもない。おうちでできる趣味としては電子工作なんかも嗜んでいる。本業が音楽家で、他の趣味として空モノR/Cなんかもやってるので電子工作はそういう部分とリンクしてたりもする。

その電子工作中に事件発生。回路ミスでキャパシタが破裂、左目を損傷してしまったのだ。既に病院で診察してもらって現状としてはまだちょいと違和感があるが、眼球内部の血がおさまったら完治&後遺症も特にナシ、といった状態。

だがそんなんで渓流釣りは不可能だ。しかも完治宣告は早くても10/2、つまりシーズンが終わってしまうのだ。こりゃマズい。

自覚症状がなくなれば、それはつまり普通に見えるってコトなのでそのタイミングでラスト釣行を決行したい。雨が全然降らなくて渇水してて釣れなくても行って残念な気分になったほうがいいに決まっている。

僕がこんななので今ウグイマンは僕のラスト釣行のための下見に行っている。今日は軽く釣ってそのまま現地でキャンプ、明日帰ってくるそうだ。いいなぁ、楽しそうだ笑

もちろん彼も普通に釣ってるだろう、下見はまぁオマケだわな。でも彼は楽しむコトを最優先しがちなのでちゃんと下見もしてくれるだろうな、という希望もある。たのむぜ。

とはいえ川の状態はそんなにいいとは思えない。彼が帰ってきてからの報告を待つしかないが、だいたいの想像はできる。昨日の雨がどう影響してるかってのが一番知りたいコトかな。

ま、そんなワケで自分ではどうにもできないが目を治す気合いだけは入れといてなんとかラスト釣行に行けたらいいな、ってカンジ。

2012年9月3日月曜日

葛野川微釣

んむ、タイトルだけで言いたいコトが全部終わってしまった。東日本では最近雨が全然降ってないのだ。川の水はだいぶ少なくなっている。出発前からそりゃ釣れないんぢゃなかろうか、という思いがふつふつとわき上がってくる。

こんな時でも安定の葛野川(のいつもの場所)は僕らを裏切らないだろう、と信じるコトにして朝の間詰めはいつものトコに行った。よく来ているとはいえ間詰めは初めてだ。前にも書いたが僕は暗いと全然見えないので油断は禁物。さすがに勝手知ったる川なので入渓は苦労しなかったが。

僕は前回いいカンジに釣り上げたポイントを狙いたい。ウグイマンに申告すると彼はもうちょっと下(彼にとっての鉄板ポイント)を攻めたいとのコト。彼としてはこの川の状況ではいつも通りだと釣れないだろうとの予想だ。

あんまり雨が降ってないってのもあってか、水が少ない上に透明度は高い。 普段川底がどうなってるかは想像するしかない状態なのだが、今日はちゃんと見える。だいたい想像した通りだったのでひと安心。

暗闇に映えるアイツ
 1投目、とはいかなかったがすぐ釣れた。が、釣れたのは銀色のアイツだ。狙ったポイントでウグイが出ると「げ、ココってウグイしかいねぇんぢゃね?」ってな気分になったりする。

こうなると体内にゲンナリウムが充満したりするので精神衛生上よろしくない。幸いコイツは釣る前からウグイだってのが判別できた。

なのでなるべくポイントを荒らさないようにさっさと釣り上げて同じポイントを再度攻めるコトにする。今度はヤマメちゃんがかかってくれるといいなぁ。またウグイが来たら場所を変えてみるコトにしよう、なんて弱気になりながらも、まだ釣り始めたばっかりってのもあって集中力が途切れるほどではない。

待望のヤマメちゃん
 ありがたいコトにすぐ釣れた。時間的にはウグイ後数分でこのヤマメちゃんが釣れたと思うのだが、なんせ「このままぢゃイカン!さっさとヤマメを!」とか思いながらだったのでなんだか長く感じた。

どんどん日が昇っていくのがわかる。まだ太陽は見えてないけど明るくなっていくのだ。まぁ僕としてはよく見えるようになるので自分の都合としては安心要素なんだけどね。

ちなみにこの写真のヤマメちゃんはキープサイズではあるもののそんなに大きくない。1尾目だし、コレはコレでよかろうなんて思っていたのだが、それが大きな間違いだったってコトを後になって気付く。

その後もこの場所で何尾か釣った。全体的に小さい。寸(ルアーサイズ)ってほどでもないが、なんだか小さいのだ。10〜17cmぐらい。ヤツら、まだ寝てんのか?デカいのは重役出勤ってコトなのか?

いつもはもっと水が多い
 やっと明るくなってきたので釣ったポイントの写真を撮ってみた。今回は自分が忘れないためにも釣ったらそのポイントを撮るってのを徹底した。

徹底したっつってもそもそも釣ったおさかなさんを撮らない場合も多いのでポイント撮影も大したコトはないが。

前述のウグイとヤマメちゃんはこの写真でいうなら左手前らへん。普段は中央右側の沈んでる岩の右側とかで出るのだが、今日は全然アタリがない。中央の岩のすぐ右もよさげだが、そこには寸ヤマメがいっぱい棲んでいただけでデカいのはナシ。

ウグイマンを追うように僕もちょいと下流に移動。水が少ないのでいつもよりちょっとだけ行ける範囲も広いのだが、このエリアでは結局最初に試したポイント以外では釣れなかった。ウグイマンはいいカンジに釣ってたので僕のウデの問題だろう。精進せねば。

デカいと嬉しい
 一旦脱渓して移動、移動先でもなんだか小さいのばっかり釣れるのだが、最初に出たデカいのがこの写真だ。

デカいっつっても22cmぐらいだったかな。そんなに激しいワケではない。写真では光って見づらいが、ちゃんとヤマメちゃんだぞ笑

しかし釣れてないワケぢゃない、釣れてるんだけどイマイチいえぇい感が足りない釣行なのだ。ちゃんと数えてないけど数で言えばいつも通りかそれ以上ぐらいには釣れてると思う。にもかかわらずなんだかモヤモヤしてるのだ。

今日はずっとこんなカンジなのかなぁ、こんなカンジでもいいけど1尾ぐらい巨大なのが釣れたらいいなぁ。なんて思いながらもなかなかデカいのは出ない。寸ではないので水流やヤマメの個性の範囲で「デカいけどアタリが弱い」みたいな状況と勘違いしまくり。熱望してると盲目的になるね。いかんいかん。
 
釣れそうだし実際釣れる
 水の流れとか水中にある石とか岩とかいろいろ見ながらココにいるだろうってトコに落としてみる。調子の悪い時だとコレがうまくいかないのだが、今日は狙いが間違っている雰囲気ぢゃない。

ちゃんと釣れるのだ、ちっこいだけで。ただサイズの予測はできない。ココにはデカいのがいるだろうってトコでもちっこいし、ココはいても寸かなってトコでも12cmぐらいだったり。

とにかく朝から10〜17cmばっかりなのだ。特に多いのが12〜15cm。ちびっこだと針外しも迅速にやらないとどんどん弱っちゃったりもするので気を遣う。エサの消費も早くなる。なんとかしたいと望みをかけてまた移動。

僕的には風情のある写真
 ちょっといいカンジっぽい写真にはなったが、コレも15cmぐらい。普段ならデカいのがいる!ってトコでもこんななのだ。デカいポイントも小さいポイントもサイズコンプレッションされてるぞ。

でもコイツは元気が良かったので写真を撮った。写真左下の水はそのままちょいとデカい水たまりにつながっているのだが、川にはつながっていない。このヤマメちゃんをリリースしてやらにゃならんのだが、そのデカい水たまりからサルベージするのにえらい手間取った。無事リリースできたけど腰が痛かったわい笑。元気になってデカくなってまた楽しませてくだちいな。

デカいのいそうぢゃん
 このヤマメちゃんを釣ったのは右の写真のポイントだ。超釣れそう。

普通に写真右の落ち込みからメインの流れに沿って流してみた。セオリー通りでやっていると思うし、実際釣れる。ただただ小さいのだ。

なんていうのかな、流れ作業みたいな気分になってくるってカンジか。でも投げる度に今度こそはデカいの!って期待はするので釣果と心のバランスがとれない笑

どこに行っても水は綺麗だったのでそれが救いだ。川底まで見えるしおさかなさんが泳いでるのも見える。見えるならいないワケぢゃないってコトなので、そこは非常にありがたい。いないトコを闇雲に狙ってるっていう恐怖はないからね。

写真が逆さで申し訳ない
 ほどなくしてやっと20cmオーバーが来た。さっきからずっと同じようなサイズばっかりだったので、ちょっとデカいと敏感に反応しちゃう。

この時もバトル中は25cmぐらいぢゃねぇか?ってな勘違い炸裂で釣り上げた。

僕がどれぐらいアガってたかっつと、釣り上げてもまだ「デカくね?」って思っていたのだ。この写真はそれを証明している。21cmにもかかわらずご丁寧に定規まで出して写真を撮っているのだ。あとでウグイマンに「定規出して撮るほどぢゃねぇな」とか言われたが、まったくもってその通りだと思う笑

本日のひと山いくら大賞
 その後同じポイントの違う流れを狙ったりしてみたものの、やっぱり似たようなサイズばっかり。

ぢつはこの時ウグイマンはとっくに巨大なのを釣り上げ済みで満足していた。 僕に美味しいポイントを譲ってくれたりアドバイスをしてくれたりしているのだが、いかんせん今日の僕は全然ダメだ。

この記事を書くにあたって、釣った印象がどれも同じすぎて「あれ?コレってどこで釣ったんだっけ?なんで写真撮ったんだっけ?」みたいなのばっかりだ。最初のウグイだけは印象深かったが笑

そういえば僕は普段まず2Bから試すコトにしている。だいたい何があっても最初は2Bだ。明らかに濁流のポイントだったりしたら重いのから始めるが、流れが緩やかでもわりと2Bスタートが多い。当然軽いほうがいいんだろうけど、2Bでの感触をつかんでおくと水の中の様子がわかるような気がするのだ。気がするだけなんだけどね。

今回は全体的に水が緩やかだったので、ウグイマンのアドバイスもあり途中から1Bスタートにした。それでも重いっぽかったけどそれより軽いのは超軽いのしかなかったので1Bでがんばってた。

右奥しかねぇよなぁ
 上の写真のヤマメちゃんはココで釣れた。かかったのは右奥、みなさんもそこを狙うと思う。

見切れているが写真のさらに右から水が流れ込んできているのだ。そこらへんから流して一番深いトコでヒット、っていうこれもまたセオリー通り。

さんざんローテンションな記事を書いてしまったが、そこまで残念な釣行だったワケではない。なんせ水が綺麗だったってのは非常に僕としては嬉しい。天気もよかったしね。サイズは出なかったけど狙ったトコにちゃんとおさかなさんはいたしね。ウグイマンとのスキル差が開いてきちゃってて、彼に申し訳ないかなとかそういう思いはちょっとある。

9月でシーズンオフだがあと何回行けるだろうか。あと1回でもいいのだが、爆釣でシーズンを終わりたいなぁ。