2012年7月24日火曜日

ひさびさの釣行

前回の記事で僕の生活がわりとピンチぎみ、と書いた。にもかかわらずウグイマンがカネ貸せとか言って脅してきやがる。しかも貸したはいいけど返済のハナシなんかこれっぽっちも出てこない状態で「次はいつどこで釣るんだよ?」って。コッチはピンチだっつってんだろが!笑

そんな甘い口車に乗せられて(というか自ら乗って)以前から気になっていた真木川に行ってきた。ひさびさの釣行なのでいつもよりちょっとだけ早く出発。初めて行く川だし、朝の間詰めを狙いたい。が、そもそも朝間詰めは初めてだ。果たして僕の眼で大丈夫なんだろうか?

悪ぃけどどいてくんない?
 いつもよりひとつ先、大月インターで降りてから真木川方面にドライヴ。最初に迎えてくれたのは写真の子鹿ちゃんだった。子鹿といってもこどものじかんぢゃないぞ、ねんのため。

ウグイマンによるとこの手前でも子鹿ちゃんはいたらしいのだが、なんせガスってて運転に集中してないと危険だったのだ。で、運転に集中してたらこの子鹿ちゃんが道路にボーっと突っ立っていたのだ。

写真はちょいとボケまくってるし、写真でみると遠い(これでもトリミングしてある)のだが、ぢつはかなり接近している。こんなに近づいても大丈夫なんだー、ってカンジ。さすが馬鹿という単語の半分を担う動物、 肝が据わっているというよりはきっと馬鹿なんだろう。

間詰めに間に合わなかったらお前のせいな
写真ではトリミングしちゃっているが、わずかに空が青くなりはじめた時間帯だった。子鹿ちゃんが可愛いのはいいのだが、間詰めに間に合わないのは困る。

だがこの子鹿ちゃん、全然動じない。ホントにボケーっと突っ立っているのだ。どいてくれよ、ってパッシングしても全然ビビらない。

やがて飽きたのか、勝手に動き出した。…っておい!道を離れて山に戻れよ!道歩いてんぢゃねぇよ!と思ったが、ほどなくしてちゃんと山に戻ったのでひと安心。さぁ僕らも目的地に急ごう。

最初は確実に駐車できる場所に行った。小さい橋があり、その下でちょっと釣れそうだったので竿を出したものの、寸(超小さいサイズの意)が1尾出ただけだったのでさっさとつり上がる。ちなみにやっぱり僕の眼ではよく見えてない。目印が見えないのはもちろんのコト、足場もよく見えないので最新の注意を払いつつ、だ。

うひょー。男前だねっ!
いつもより狭い川なので短い竿を使いつつがんばってみる。それなりにアタリはあった。ウグイマンはアタリすらねぇって言ってたが寝不足の影響か。

チビがいくつか揚がった後、20cmオーバーのイワナちゃん。真木川上流はイワナがいっぱい、とのコトだったが実際釣れてみると嬉しいね。

コレに気を良くしてガンガン攻めてみるものの、やっぱりチビばっかり。途中でキープサイズのヤマメちゃんが釣れたが先ほどのイワナちゃんの余韻があったので写真も撮らずにすぐリリース。結局結構な時間を費やしてがんばってみたものの、なんとなく煮え切らない状態だったので移動するコトに。

ウグイマンはあんまり釣れていないようだったので煮え切らないのはよくわかる。僕はちょっと違う理由だ。ぢつはこの真木川、僕らが入ったトコだけなのかもしれんけど、堰堤だらけなのだ。ひとつの堰堤につき堰堤直下以外のポイントが数ヶ所あるぐらい。堰堤越えに時間がかかるので効率は悪め。

さて下流に移動。下流域にはヤマメちゃん、という事前情報も虚しくウグイが釣れたりする。でもロリヤマメちゃんがいくつか釣れたりしてるのでやはりヤマメ域なんだろう。

移動してもまた堰堤
 堰堤だらけではなくなったがやはり堰堤はある。この写真だとちょっと浅く見えるが実際にはもうちょっと深い印象かな。

ウグイマンは鶴川のとある堰堤が大好きで(嘘)僕をよく連れて行こうとするのだが、彼の「ぜってぇ釣れる」の言葉とは裏腹に全然釣れない、という事実がある。

僕としては堰堤釣りが好きとか嫌いとかぢゃなくて、印象としては堰堤は「釣れる時はいいサイズが出る」みたいな印象を持っている。 だが上記の事実もあるので釣れない時は全然ダメとも思っているのだ。ただこの堰堤、見ての通り水中の岩とかがよく見えるので普段行ってる堰堤の「どこを狙えばいいかよくわからん」っていう状態よりは随分やりがいがある。

ヤマメちゃんは心が落ち着くね
いくつかのポイントに絞って狙っていったところ全然釣れない。アタリもない。一番の狙いどころは上の写真の奥だ。岩もあるし水流もいいカンジ。でもそこを狙うには手前のポイントを犠牲にしちゃうので手前から狙っていったら全然釣れなかったのだ。

で、本命の奥を狙ったらすぐ釣れた。サイズはそこそこだったが堰堤なので広い場所で存分にバトルを楽しめた。

お気づきの方もいるかもしれないが、ついに新タモ導入。さきほどのイワナちゃんの時は慌てすぎてタモナシ生活での慣れのためタモれなかった。このタモ、ウグイマンが買ってきてくれたのだが、以前のものより丈夫な印象でグリップもカッコいいし使い勝手はなかなかいい。

写真のほうがよさげに見える
全体的には左の写真のような印象の川だった。上流よりは水は濁ってはいるものの、水底までちゃんと見えるぐらいの透明度。

狭い川だからなのかなんなのかはわからんが、細かいポイントをちまちま狙っていくような釣り。そういえばそういう釣りは久々なのでなかなか楽しい。

あ、それと早朝はすげぇ寒かったのだがこの写真のトコに着いた頃には暑すぎるレベルの気温だった。上田(ウェーダー)の蒸れ臭さが「ああ、今まさに釣りをしているんだ」という実感につながる。いや今のカモフラ上田は透湿なのでわりと臭くならないのだが。

イマイチ萌えなかった
 このエリアでもまたそれなりのヤマメちゃんが1尾。一応写真を撮ったので公開するが、ぢつはこの時はあんまり萌えなかった。

最初のイワナちゃんが嬉し過ぎたのと、このひとつ前のヤマメちゃんよりどこをとっても負けている印象だったのだ。

ただこのヤマメちゃん、何が素晴らしいかというと、普通の瀬で釣れたのだ。久々だったのもあいまってコレは嬉しい。尺ニジマスを釣った時もそうだったのだが、やはり「そんなトコにデカいのいなくね?」みたいなトコで釣れると嬉しいね。大抵は釣れてもチビばっかりだったりするので効率は悪くなっちゃうけど。

なんだかんだいいながら僕はわりと楽しく釣っていたのだが、ウグイマンは全然満足していない。僕ももうちょっと「いやぁー、釣ったぜ!」みたいな気持ちになりたかったのでココで川を移動。安心の葛野川だ。

…とその前に。この時点で13時ちょい前ぐらい。大月IC〜葛野川に向かう途中には魅惑のラーメン屋さんがある。そう、知る人ぞ知るこまっちゃんだ。詳細はリンクを見ていただくとして、クオリティ、コスト、置いてある漫画、と考えつつ総合点としては素晴らしいと思う。特に幸楽苑を凌ぐ圧倒的な安さはすげぇ。

ちなみに大盛り関係では「ジャンボ」と「大盛り」があり、この店ではそれぞれ2玉、1.5玉の仕様だ。僕は大盛り、ウグイマンはジャンボを食べたが化学調味料度の低い優しい味わいですんなりいただけた。

喰ったら一目散に葛野川。僕のワガママで一番安心できるポイントには行かなかった。その一番のポイントに行くのはなんか負けな気がしたのだ。なのでその手前のエリアから入渓。「ココでウグイ3尾釣ったら諦めて一番のポイントに行こうぜ」と話していたら、その3尾目を僕が釣ってしまった。終了。

いや終了しなかった。そのポイントはよさげだったのでそこを最後に脱渓しようという作戦に。そしたらウグイマンがいいカンジのヤマメちゃんを釣りやがった。悔しいので僕も再度トライするも寸サイズ。さらにウグイマンがダメ押しするかのようにまたよさげなヤマメちゃん。意気消沈してその場を後にする。

こうなったら最後の手段だ。一番安心のエリアに移動だ!と申告したらウグイマンも「お前は絶対そう言うと思ってた」と、なんだその上からの態度は笑

僕は今回の釣行でこれまでにイワナ、ヤマメ、ウグイ、とそれぞれいいサイズを釣っている。ならばココでニジマスを釣ればグランドスラム達成と言っていいだろう。ウグイマンには「そりゃアマゴも釣らないとダメだろ」とか言われたが。とにかくヤマメもいいけどニジマスでもモチベーションが下がらない精神状態を作り上げるコトに成功した。

前回の記事で僕が写っている写真があるが、そこに移動したのだ。せっかくココまで来たのになんだかチビしか釣れないぞ。でもやはり釣れるには釣れる。期待と執念であちこちがんばってみた。

心なしか写真からも扱いが適当に見える
ぢゃぢゃーん!執念のニジマスっ!笑。25cmオーバーなら文句ナシだったがコレは23cm。それでも充分満足できた。

この時僕は狙ったポイントのほぼ真下から上流に向けて投げたのだが、バトル中に僕の足にニジマスが寄り添ってきた。なんか子犬が僕に甘えているようなカンジでほっこりした。んむんむ、ういヤツぢゃ。

ニジマスでこんなに嬉しかったのは子供の頃初めての管釣で釣った時以来ではなかろうか笑。いいカンジにニジマスが釣れたのでウグイマンのトコ(ちょっと下流にいた)に移動しようと、ちょこちょこ竿を出しつつ下ってみた。

草がアクセント(狙ったワケぢゃない)
そしたら釣れるわぁー。気分がいいと心にゆとりが生まれて釣果にも影響するのだろう。さっきまでチビばっかりだったトコでもキープサイズが出た。

ま、このヤマメちゃんはそんなにデカくはなかったのだが、写真的にちょっと美しいかなと思って公開してみたってカンジなのだが。

ぢつはこの周辺では水たまりみたくなってる場所がいっぱいある。なので針を外したりするのはそこでやるようにしている。なるべくおさかなさんに負担をかけないように、と思って。

あ、そうだ。僕は根性ナシなのでエニタイム針外しを使っている。よっぽどいいフッキングでなければ針外しを使う。もともと針を外すのがヘタだったからっていう理由で使っていたのだが、ちょっとでもおさかなさんの負担が減るなら使ったほうがいいだろうってコトで今では手で外すより早そうな場合は必ず使うようにしている。デカくなって尺になって僕に釣られてくれ笑

こりゃあ何も伝わらない写真だ
僕がいた場所からウグイマンのトコまでの間に滝(なのか?)があって、その直下が深そうだ。だがいかんせん激流だし、おさかなさんはいないかも。実際ココに竿を出して釣れた試しはない。

写真ではその激流っぷりが全然わからなくて大失敗だ。実際は真っ白の水しぶきwith渦でスゴいコトになってる。

一応竿を出してみたが、当然釣れない。ならばねんのためしっかり見極めて竿を出してみようと、ほんのちょっとだけ淀んでいる部分(この写真だと右らへん、岩に隠れてる)を狙ってみた。

がんばれ
釣れたよー、釣れちゃったよー。ココでは初めて釣れたので嬉しい。だが思ったよりサイズもないし、ヒレも以下略。僕の中ではヌシレベルの巨大なのを想定してたのに。

喰ったのはすぐわかった。かなりわかりやすかったので対処もしやすかった。だがその後のバトルは大変だ。なんせ激流なのでおさかなさんそのものよりも激流の抵抗でにっちもさっちもどうにもブルドッグ。

で、そんな状況なのでかかったおさかなさんが何なのか、どんなサイズなのか、全然わかんないのだ。引きが強いとかそういうんぢゃなくて、なんかもうグチャグチャ笑。とにかく疲れていただかないコトにはどうにもならんのでしばらくがんばった。

ようやく揚げてみたら20cm弱だった、ってワケだ。ココで釣れたのが初めてだったのでそれはヨシとする。次はもうちょっとちゃんと狙ってちゃんとデカいのを釣り上げてみたい、と思える内容だった。でもなー、せっかくココで釣ったのにこのサイズかぁーっていう思いは今でも残るが笑

そしてウグイマンと合流。だいぶ暗くなってきたので僕はもうウグイマンを呼びに行くだけのつもりでいたが、エサがなくなるまでってコトでちょっとだけ竿を出した。上を覆う木々のコトを考えて短い竿にした。川幅を考えるとそれぢゃ釣れねぇよっていうレベルだが、釣れなくてもいいやぐらいの気持ちで3.6mで届く範囲を攻めてみた。

暗いので川の流れもよく見えないが、かろうじて目印は見える。目印がアタリとかではなくヘンな動きをするポイントを見つけた。どうやらココだけ水の流れがゆっくりで底になんかあるんかな?ってな印象。

そこを狙って、今度は釣るつもりでもっかい流してみるといいアタリ。21cmぐらいのヤマメちゃんが釣れた。目の前にウグイマンがいたので写真は撮らなかったが、この時はあんまり釣れる気もしてなかったし既にウグイマンがさんざん試したポイントだろうからそこで釣れたっていう嬉しさもあった。

ウグイマンは終始「物足りねぇなー」とか言っていたが僕は久々の釣行だったし釣果もそこそこだったし、満足できる状態だった。あーあと今回は時差調整に成功したので寝不足によるダルさとかがなかったのは非常によかった。

2012年7月11日水曜日

現在の装備

今シーズンからこのブログを書き始めているのだが、やっぱり日記は3日坊主になるよね。よく続いてるほうだと思う。記事を書く前に次の釣行に行っちゃうともう超めんどくさくなっちゃう。

それから僕はアタマが悪いのでどこに行ってどこで何を釣ったのか、全然覚えてないのだ。覚えてる範囲で記事を書いてるのだが、間違ってるコトもあるし忘れてるコトもある。だったら写真をいっぱい撮ればいいのだが、釣り中に撮影なんてめんどくさいぢゃん、ねぇ。

そんな中、まだ紹介してない写真ってのもある。ウグイマンが撮影してくれた写真とかね。あとおさかなさんの写真ばっかりってのもどうかと思うので、今日はおさかなさん以外のネタで攻めてみよう、と思ったのだ。

いろいろダサい
 でも何のネタがいいんだろ。とりあえず僕の写真を貼ってみた笑。見ての通りダサい。どのぐらいダサいかってのを具体的に書いてみよう。

まず竿だが超安物のハエ竿5.4mだったかな。以前使ってたよさげな4.5mが折れて以来この竿がメインだ。既に先端はちょっとづつ折れてるので実質5.3mぐらいかも。

帽子はg.u.で買った。昨シーズンはもっとケミカルな緑で、あんまりな色だったので新調したのだ。地味なのは好きぢゃないが釣りとなるとしかたあるまい。

見えづらいが眼鏡は高級だ。レイバンだ。でもヨン様モデルなのでダサい笑。帽子の中には長い髪が収容されているが、結んでいるのは100均のゴムだ。いや、この時は「かーちゃんからもらった髪留めゴム」というさらにダサい装備となっている。

ベストはJSYの入口付近とかで売ってる安物。マジックテープ仕様のものだが、買ってしばらくしたらマジックテープは剥がれそうになっていたので補強してある。補強はPEラインだ。PEラインは釣り用に買ったワケではなくR/C用に買ったモノだ笑

上に着てる濃いポロシャツはg.u.よりやしまむらの上を行くコルモピアという店で買った。知らん人のために解説すると、コルモピアってのはサミットの衣料館だ。リュックはオフハウスかなんかで買った600円の中古だ。リュックの中には保冷剤入りクーラーボックス。525円のボックス。

ウチでは牛乳を届けてもらっているのでそのための牛乳入れがある。その中に保冷剤が入っているのだが、釣り用保冷剤として2つほどこっそり冷凍庫に常備させていただいている。ごめんなさい。

おっと、竿のコトしか書いていなかったが、仕掛けもダサい。先日の記事にあるズボラマシンもそうだが、基本的にオール安モノだ。ラインはみんな大好き銀鱗だ。東レからは木村沙織選手が移籍するコトになったので今後は銀鱗の品質への影響も出るかもしれん。ちなみに0.4〜0.6号あたりを使っている。

針はもっとダサい。あいかわらずハリス付き針を買ってしまう。現場で縛るとかガチダルだわ。だができなくてハリス付きなのは超ダサいのでなんとかしたいところ。家で作っときゃいんだろうけど家では仕事なり趣味なり、他にもいろいろやってるからなぁ。

昨シーズンから今シーズンにかけて、針をいろいろ変えてみたのだが違いがよくわからん汗。サイズによる違いはわりとわかったので、今は5号の針に0.4号のハリスだ。形状は全然わからんのでスレぢゃないものを適当に買ったりしている。

目印は当初モフモフのアレを使っていたのだが、あんまりよく見えないので最近ではもっぱらズボラ目印だ。最安のものは見づらいのだが、100円を超えるものはかなり実用的だ。

さて、装備の説明は最後の大物を残して一通り終わったかな。って大物っつっても1枚目の写真で見えまくっているが。

遭難したら発見されづらい
 そう、上田(ウェーダー)だ。先日勢い余って迷彩にしてしまったのだ。この写真は僕に運転を任せっぱなしにしといてウグイマンが俺様の上田をゲラゲラ笑いながら撮影したものだ笑

ちなみに製品パッケージを見ると、この柄は迷彩ではなくカタカナで「カモフラ」と表記されていた。さらにナニなカンジが漂う。

コレがウチに届いてから、装備を全部カモフラにしなきゃいけないような気がしているのだが、それはきっと幻聴だと思うので固い意志をもって対処したい。うっかり全部カモフラ柄になってる僕をどっかで見かけたら指さして笑ってくだちいな。


おまけ:先日の八ヶ岳釣行の時に撮った電車の動画。電車マニアぢゃなくても田舎だとこういう映像も余裕で撮れる。

2012年7月9日月曜日

鶴川の本気を見た

前日の釣りがイマイチだったので翌日釣行。だが疲れてたのか呑みすぎたのか、昼ぐらいに出発。この時間からだと自動的に鶴川か。ウグイマンから「鶴川でまだ行ってないトコがある」という意見が出たのでそこに行くコトに。

ぢつは僕は根性ナシなので子供のように早く竿を出したくてしょーがない人なのだ。なので入渓後、1投目までの手順は「竿を出す→エサを付ける」だけだ。疑似餌の場合はエサも付けた状態で家から出る。

もちろん竿を洗った後、仕掛けは竿に付けっぱなしだ。そのためのズボラマシンもある。当日の川を予想してガン玉まで付けておく。予想がハズれたらあきらめて付け替えるが、大抵ガマンできなくてまずはそのまま1投目ってな展開になっちゃう。根性ナシだから笑

提灯はめったにやらない。仕掛けだけ短くても竿が長いとやっぱり上を覆う木々でロストしがちだからだ弱笑。なので先日から予備竿としてテンカラ竿を買ったのだ。この竿に普通の仕掛けを作れば大抵問題ない。というか問題のないトコにしか行かない。根性ナシだから笑

さて入渓。ウグイマンとの釣行で入渓していきなりいいポイントがある場合、上記の理由で大抵僕がそこをいただく。ウグイマンは僕が狙うポイントを外してちょっと上とか下を試してから上流に、という展開がココんトコ続いている。

あいかわらずタモがない
 早速釣れちゃったよーん。昨日とは打って変わって20cmオーバー。体高もあり最初の1尾としては最高。昼からの釣行だったのでもう満足して帰ってもいいぐらいの気分になった笑

僕もウグイマンも鶴川ってのはあんまりサイズが出ないっていう印象だったので、この1尾はそういう意味でも嬉しいものとなった。

ちなみにタモがなくて地べたに直接おさかなさんを置いて撮影しているが、石の熱で瞬時にヤマメちゃんが火傷するような状態ではなく、現場はわりと寒かった。ま、それでもなるべく気をつかって撮ってリリースしてるけどね。

この日も増水ぎみだったが、やはり僕の増水スキルは確実に上がっているようだ。あんまり自覚がないのでなんだか不思議な気分だけどね。ま、とにかく釣れるなら嬉しいし、問題なかろう。

そんなカンジで釣り登っていったのだが釣れない。チビぢゃないアタリがあるのに釣れないのは僕のウデが悪いせいだ。そこにおさかなさんがいるのはわかっているのに釣れないのはどうにも悔しい。しつこく粘るといつしかアタリもなくなる。警戒されちゃったらもうそこはおしまいだ。自分がはがゆい。

そう、昨シーズンより「アタリがあるのに釣れない」ってコトが増えたのだ。これはどういうコトかっつと、今のほうがアタリを認識できるようになった、というコトだと思う。オモリが小石にぶつかったのとアタリとの違いがわずかながらわかってきたのではないか、と。うまく説明できないが、感覚的にはそんな状況なんだと思う。

ほどなくしてデカいアタリがっ!アタリっつかガチ喰いってカンジ。この日も増水ぎみだったので流れの早いトコに行かれちゃうと厳しい戦いとなる。この時仕掛けは0.4号の通し。果たして僕のウデで釣り上げるコトができるのか!?

もうボケボケでもいいや
 …できました。立派なウグイ。写真だとわかりづらいかもだが、ちゃんと計ったら28cmもあった、でけぇ。

いや、うん。ウグイ狙いの人にはたまらんだろうが僕の狙いはヤマメちゃんやイワナちゃんなのだ。

こりゃあウグイマン2号の名を襲名できるかもしれん、っていうレベルの激しいウグイっぷりだ。

写真はボケてはいるものの、ウグイのウグイっぽい表情をよく捉えていると思う。ちなみに撮影時も暴れて大変だった。 とにかくこんなのを釣ったら大爆笑なコト請け合いなのでこのブログ用に写真に収めた上でウグイマンのトコに自慢しに行こうと思ったその時!

都合よくウグイマンが来た。よし、この素晴らしいウグイを自慢してやろう。あれ?なんかタモの中におさかなさんがいるような…。

いいなぁー
 先に彼から自慢されてしまった。なんと僕のウグイと同サイズのヤマメちゃん。え?なにそれ?俺様の大爆笑を奪うんぢゃねぇよ!笑

いや奪われてないけどさ、予想通り大爆笑だったのだが、この28cmのヤマメちゃんのせいで僕の予想とは違う空気になりやがった笑

彼はカメラを持っていなかったのでまずは1枚撮影。それがこの写真だ。そしてウグイマンの提案で「並べて撮ろうぜ」と。 そいつぁ素晴らしい笑。早速並べようとしたところ、ウグイが暴れて砂だらけに。

ウグイマンが洗おうとしたその時、ウグイが彼の手からこぼれ落ちる。あっけなくリリースされてもた笑。まぁ並べて撮影はできなかったけど各々の写真はあるし、とりあえずヨシとしよう。お互い実物を見たのでネタとしては充分だ。

ウグイマンも僕ももっと全力で自慢したかったハズ。スゴいのを釣る時はタイミングも吟味する必要があるのか、全てはエンタテインメントのために違笑

常にこうだといいのに
 そんなビッグイベントもあり、楽しく釣り登っていくと20cmオーバーのヤマメちゃんがバンバン釣れる。

巨大ウグイの後、最初の1尾は写真を撮ったが、いっぱい釣れるので撮影もおろそかに。

 デカいのも小さいのも釣れる。しかもどれもキープサイズだ。チビすぎるチビはいない。増水パワーか?

だいたい17cm〜23cmぐらい。このぐらいのサイズがいろんなポイントに生息しているので非常に楽しい。僕はウグイだったが、たまに尺に足りないぐらいのも出るってのもまた魅力だ。

さっきのウグイより嬉しい
 この写真は24cmぐらいのヤマメちゃん。ヤマメを狙ってヤマメが釣れると嬉しいね笑

とにかくポイントもいっぱいあるし、どこで釣ってもいいサイズが出るので終始楽しい釣行だった。

ちょいと開けた場所に出て「お、ココから出られるぢゃん」みたいな道を見つけた。入渓点と反対側だったので帰れるかどうか不安だったが、先行していた釣り人さんが道を教えてくれた。…って反対側から下流に向かって、目的地の対岸に着いたら川を渡って帰ればいいって笑。ぢゃあ暗くなる前にそこまで行かなきゃならん汗

ウグイマンが忘れ物を取りにちょいと下流まで戻ってる間に、脱渓点のすぐそばで釣ってみたが寸(注)ばっかりだった。

注:「寸」とはルアーサイズのチビの意。ウチのカミさんが「尺」と間違えて「あれ、なんだっけ?寸っていうの?釣れた?」と言ってきたコトから。

ウグイマンが帰ってきたら脱渓、下流に行くと件の釣り人さんが教えてくれた入渓点があり、そこから入っていくとまさにバッチリな位置に出た。川を渡ってもっかい脱渓。無事クルマに辿り着いた。

帰りのクルマの中でもウグイマンに「今日はお前が優勝」とか言われたが、それは喜んでいいのか笑。彼は28cmのヤマメだぞ、いいなぁ。

でも全体的に楽しく釣りができた。昨日は「どうする?反省会やる?」ぐらいのレベルだったのだが、今日は「今日こそ呑みたい気分だよねー」だ。いつものように川臭いおっさん二人が近所の居酒屋で打ち上がる。居酒屋だしそもそも釣ったおさかなさんはリリースしちゃってても、やっぱり日本酒が欲しくなるのはなんでだ?

数日後、カミさんに「仕事もしないで釣りばっかりやってて大丈夫なん?」って言われたのでしばらく禁釣。っつか言われなくてもたしかに仕事してなくてピンチなので僕自身もなんとかしなきゃ、と思ってる汗。釣りニートはさすがにナシだ笑

次の釣行予定はまだ行ったコトのない川。正確には半年ほど前に下見として釣らずにNGSだけブチまけてきた川。いや川にはブチまけてないが笑

学習成果の確認

八ヶ岳釣行はとても楽しかった。が、条件としてはとてもパーフェクトとは言えないものだった。気持ち的には満足だが実際は最悪のコンディションからのスタートで、ようやく釣りになるレベルで釣った、ぐらいの現実。

 しかしそれはそれで学べるコトもある。先日の増水釣行でほぼボウズだった自分より確実にスキルアップしているハズだ。それだけでなく、単純にアウェイだと学べる部分が多い。八ヶ岳で僕が強く感じたのは「普段の当たり前を再認識する」というコトだった。

釣り部分では川の流れをキチンと読む、いや読もうとするとか。釣ってない時も入渓脱渓は危険なので細心の注意、とかね。 思い出して書こうとするといろいろあるのだが、とにかく初めての場所に行くコトで脳内の足場を固めるような気持ちになったのだ。

八ヶ岳釣行の帰りにも「次回はいつも行く川がいい、今回学んだコトが活かされるのか、それともアウェイで浮かれたただの勘違いなのか確認したい」とウグイマンに申告。まぁ葛野川かな、みたいなハナシになっていた。

幼い頃見た渓流の水と同じ色
 で、今回の釣行。最初に入渓したのはこんなトコだった。こりゃ釣れそうだ。透明度は決して高くないのだが、この色には見覚えがある。

30年以上前、僕が子供の頃のコトだ。家族で秋川に行った。その時遊んだ川と同じ色だ。

具体的には「こういうカンジのトコは深くて溺れるから遊んぢゃダメ」って怒られながら泳いだポイントの色にそっくりだ。釣りを始めた今、川の見え方もだいぶ違うが、見覚えのある風景にノスタルジックな気分に…ならねぇよ!さっさと竿出すぜ!

一発目としてはなかなかいい
 早速竿を出すとすぐ釣れた。1投目とはいかなかったが3投ぐらいですぐ釣れた。場所が広いのでどの流れにおさかなさんが付いてるのかがわからんくて、その分時間がかかった。

将来的にはこういった幅の広いポイントでもどこにおさかなさんがいるかを正確に把握できるようになれればいいな、とは思っている。思っているだけだが。

この1尾に気を良くしてしばらくココで釣ってみる。ウグイマンは僕にココを譲ってちょっと上流に行った。彼がいなくなってからも釣れるには釣れたが、なんだかだんだんサイズが小さくなってる気がするぞ。というワケで僕も移動。

抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返しながら釣り登っていく。そこそこ釣れる。前回の八ヶ岳釣行より数では釣れてる。だが最大でも17cmぐらいだ。気持ちとしては20cmオーバーを釣りあげたいのだが、どうにもそこまで届かない。

嬉しいと写真を撮る
この写真を見ていただきたい。さきほどの写真と砂粒の大きさがほぼ同じ、つまり同じ縮尺で撮ったヤマメが同じ大きさに写っているのだ。まさに同サイズ。

ただこの ヤマメは体高もあり、楽しくバトルできたので撮った1枚だ。べっ、別にわざとヒレを隠して撮ったワケぢゃないんだからねっ!

見ての通りこれら2枚の写真は持ち前の図鑑写真スキル全開で撮ってあるので比較しやすさっていう部分ではかなりわかりやすい。この記事を書いている今気付いたが、そういう意図で図鑑写真にするってのはアリだわな。んむ。

さらに頑張っていると本日最大の18cmが出た。でも18cmだ。しかもさっきよりちょっと元気がないぞ。すんなり釣れちゃったよ。

前回の釣行で仕事場(タモ)をなくしてしまったのだが、特に困るコトもなく釣れた。

写真は適当に撮りたい時に撮ってるだけなので実際の釣果はもうちょっとある。増水の影響か、チビもあんまり出なかった。あ、増水…。そうか、増水釣行のスキルは確実に上がってるわ。なんせ以前の増水ではほぼボウズだったからなぁ。

実際結構いっぱい釣れた。だがなんとなく満足できない釣行になってしまった。家に帰って反省会。ウグイマンはウチまで原チャリで来ているのでウチで反省会する=ウチに宿泊だ。そしてそれはつまり翌日釣行を強烈に暗示している、というコトだ。

2012年7月6日金曜日

八ヶ岳2DAYS釣行後編

昨日は雨がスゴかったのでiPhoneはクルマに置いていった。だから写真がないのだ。寝て起きてスッキリ。義兄も一緒に行こうとか言っていたのだが諸事情によりそれはまた次の機会にってコトになった。

まず昨日濁ってた川に行く。ウグイマンのブログに写真があるので見るとわかるが全然美しくない、むしろ怖い笑。それがたった1日で…。
こういう景観がいいよね

こんなに綺麗になっているのだ。ま、ココでは釣れなかったんだったかな?釣らなかったんだっけか?とにかく美しくて写真を撮った。

とにかく川を見て回復してるのがわかっているので釣りたくてしょーがない。でも昨日の疲れも残ってるのでラクに釣りたい。根性ナシっぷりをいかんなく発揮しつつ山の中を歩きまわってみる。

写真中央のちょいと下らへんに黒い穴があるのがおわかりだろうか。コレを見て僕もウグイマンも釣りキチ三平のRCフィッシングを思い出した。僕はRCもやるので(空モノだけど)そういうトコは非常に気になったりもする笑
写真で見ると釣れそう
 
上の写真に辿り着く手前に左の写真のようなトコを通ってきた。見るからに釣れそうなのだが、ココは超入りやすいので誰かが先に来ているコトうけあい。なのでちょろっとだけ竿を出す。

写真左の岩の向こう側に流していきたいのだがうまくいかない。てこずってると姉(=今回の義兄の妻、僕の実姉)から電話がかかってきた。

この釣行で既に10回目ぐらいだ。何をそんなに心配しているのか。電話でモタモタしながらも狙ったトコに流れてくれたのでコレで釣れなかったらもうヤメようと思ってた。
普段ヤマメが多いのでイワナは嬉しい

そしたら釣れた。計測してないけどわりといいサイズのイワナちゃん。やはり人が釣らないトコにはいるんだろうな。

ま、ココはコレで終了。電話で手間取ったコトもあり、ウグイマンから早くしろと言われたり。

んで、ココからまたしばらく写真がない。どういうコトかっつと写真どころではない過酷さだったのだ。濁流が、とかそういうコトではない。山登りだ。

 実は最初の写真の滝の上に行きたかったのだ。でもそれがどういう道で行けばいいのかがわかっていなかった。

「それは遊歩道ぢゃなくて登山道だよな?」ってトコを延々と歩いた。昨日ならまだしも疲れの残っている今日はこんな山登りはハードすぎる。僕には根性がないがウグイマンには注意力がない。なのでせっかく買ったドリンクをクルマに置き忘れてきたようだ。

登山の途中でちょっと休憩って時にそれに気付き、僕のお茶をあげた。 そしたらいきなり回復しやがって、僕の回復を待たずにさっさと先に行っちまいやがった、ひでぇ笑。とはいえそこが頂上だったようで、そこからはあんまり登りはなかった。

滝の上に到着するも、全然釣果が上がらない。ほどなくして上流に人を見かけた。なんだ、先に釣ってる人がいたのか。そりゃ釣れないわな。

なんとかショートカットして抜かして先人の見えない位置に辿り着くコトはできないか、などとよからぬコトを考えていたら脱渓して道に出た。というかクルマでココまで来れるぢゃん!次回はココから入ろうぜ、ってコトで今回は意気消沈してココはコレでおしまい。

道に出たトコは県境だった。そこから徒歩でクルマまで戻る。さきほどウグイマンが僕のお茶を呑んで残忍な行為をしたので今度は彼の番だ。僕は小銭が手元になく、彼にはあった。彼と相談してスプライト500mlを買うコトに。僕がフタをあけたら気圧差で噴出してもた。超ごめん、コレでさっきのは帳消しだ笑

その後もぼてぼて歩いていくとおかしなモノが。
一見普通の横断歩道
 こちらの写真。道中のちょいとデカめの交差点にあった横断歩道なのだが、とりあえずこの写真では普通に見えるよね。

撮影時は横断歩道のど真ん中ぐらいにいたので焦って指が映ってるのは許していただきたい。

とにかくコレは一般的な横断歩道だ、というコトを共感していただきたいのだ。いい?だいぢょぶ?だいぢょぶだよね?

それではこの写真をズームアウトしてみよう。それがこちら。
なにコレ

ん?よくわからない?いやいやよく見てよ。横断歩道を渡った先、歩道なんてないんだよ。渡りきったところに踊り場(でいいのか?)があるだけで、右にも左にも歩道はナシ。

しかも白線で歩道が仕切られてるワケでもない。写真手前側には歩道があるので、歩行者は手前側を通るに決まっていると思うのだ。

一体どういうコトなのか?山梨人にはわかる、とかそういう意味があったりするのだろうか?謎が謎を呼ぶ。

まぁなんだかいろいろあって超楽しく八ヶ岳釣行を終えたのだ。また行きたいなぁ。アウェイも楽しいので他の川にも行ってみたいし、でも八ヶ岳でやり残したコトもあるし、んーむ。

八ヶ岳2DAYS釣行前編

2012年6月某日、八ヶ岳での釣行だ。八ヶ岳には義兄の別荘がありたまに借りるのだが、釣り目的で行くのは今回が初めて。以前レコーディングのために行った時にも川の下見程度はしたが、実際に釣るとなると意識がまるで違う。

普段から義兄には世話になっている上に今回は別荘を借りるっつーコトで、とにかく釣ったおさかなさんを喰っていただこう、という趣旨だ。なので数尾はキープする。果たしてキープはともかく満足のいく釣行ができるかどうか。

いつも通りウグイマンも同行しているので僕がダメなら彼の釣果に期待するしかない。だがそれも僕的には全然いいトコなしなのでできれば避けたいところだ。

金曜日を丸1日使って釣って、その夜に義兄も別荘に到着、ウマい酒を呑もうってな作戦だ。いつもより遠いので起床時間もシビアだ。しっかり時差調整せねば。…と思ってたら前日(木曜)にウグイマンからメール。

「今日の夜から出発したほうがよくね?」

なるほどごもっとも。返信もせずにその日にやってた作業を大慌てで区切りをつけ、そのまま勢いでJSYに到着。2日間の釣行だしアウェイなので抜かりない準備を整えた。といってもエサと消耗品を買っただけだが。

準備が整ったところで当然のように「20:30出発目標で」ってなメールを送った。別荘に到着してからの予定としては、軽くビールを呑みつつ翌日の作戦を立てるだけ。とにかくイベントなので早起きにも余念がないといったところだ。

ちょいと就寝が遅くなったので起床は3時半。寝過ごすコトもなく、いやむしろ目覚ましが鳴る前に起きた。起きたのはいいが、すんげぇ土砂降りだぞ。漁協の予報では今日は最適な釣り日和って書いてあった気がするが。

とは言うものの無理にでも釣りに行かねば収まらん。いや事故ったり命の危険があるような無理はしないが。根性ナシだから。というワケでウグイマンのナビのもと、狙っていた入渓点に到着。この頃には雨もちょいと弱くなっていた。

が、予定調和のごとく川はひどい状態だ。富士山の火山灰を多く含んだ赤土(と思われる)はまさにエスプレッソフラペチーノといったところだ。ちなみにこの時は通常装備に加えてポリ袋に穴をあけた即席雨合羽を着用。コレ、一度やってみたかったのだ。家に雨合羽を置き忘れてきてよかった違笑

未練たらしくウグイマンが竿を出すが全然ダメ。おさかなさんにしたって視界0mだろう。再び雨が強くなってきたので次善の川に向かう。寒かったので途中で7-11にてカレー購入。心身ともに冷えきっていたので、コンビニカレーにもかかわらず忘れられないほどのウマさに感じた。もっかいあの感動を!って買って失敗するのは目に見えているので今現在まであのカレーを見かけても買っていない。

次善の川も濁り放題だ。「川に呑まれて命を落とす釣り人のニュースに出てくるような」と言えばいいだろうか。こちらの川もまたカプチーノな状態。

ウグイマンはさらに次善の策を提案してきた。その姿はまさに真田さん (←パロディ動画で失礼)だ。彼が提案したのは尾白リバー。水が綺麗すぎて藻がないから鮎が住めない、なんてハナシも出るほど綺麗な川だそうだ。ココならイケるか?

まだ川が見えていないのにダム放水のような音が聴こえる。イヤな予感は完全に的中し、綺麗とウワサの尾白リバーもキャラメルマキアートだ。万事休す。

しかしそこはウグイマン、仕事以外では異様な力を発揮する漢だ。直感的にこの周辺の沢や源流を調べていたとのコト。なにそのマンガ展開。しかもその沢がゴア沢ってなんだその名前は。

上流のほうってコトは山を登る必要がある。クルマでぢゃんぢゃん登っていくとウグイマンが「お!だんだん綺麗になってる気がするぞ!」とか言っているのだが、僕はそれどころではない。ダイハツ最安のESSEではとてもぢゃないが走れない道なのだ。川が道を横断してるってのはどういうコトだ。

前からも後ろからも何台かクルマが来たが、どれも車高高めの4駆だ。そりゃそうだよな。上記の川はびっくりしただけで実害はさほどなかったのだが、轍が深すぎてクルマのハラをこするような場所が何カ所もあった。

最適なライン取りをしないとハラをこする。致命的にダメージを喰らったらゲームオーバー。そんな過酷なゲームを展開しつつ、天気もだんだん回復して早起きもしてるのでワケのわからんテンションに。なんとか入渓できる場所から入ってみる。

ゴアーっ!これは釣れそうだ。普段見ている川と同じぐらいの濁りっぷり。これならイケるっ!そう確信した。狭い場所で上にも樹がいっぱいだったのも都合がいい。ぢつは予備竿として3.6mのテンカラ竿を買っておいたのだよ。早速使おう。

…。おっしゃー!釣れたっ!20cmオーバー!コレなら義兄にも面目が立つぜっ!と思っていたらウグイマンはさらにデカいのを釣っている。ぐぐぐ。とにかく最初の1尾が出ると気持ちに随分余裕が出る。その勢いで数尾釣った。数はそんなでもなかったが、ココまでにかなりいろんなドラマがあったのでだいぶ満足だ。

帰りに今日の2番目の場所、川俣川に行ってみたらもう釣れるレベルに川が回復してる。これには驚いた。今日は早朝からだったので漁券が買えていない。それはイカンのでこの時点で買った。製麺所に売ってた笑

ちょろっと釣ってみたがチビばっかり。ちっこいアマゴはかわいいね。ダメージを与えないようにすぐリリース。全体的に満足してたのでココで今まで釣果ゼロのざざむしワーム(川虫の疑似餌)にトライしてみるコトに。

そしたらゴツいアタリがっ!釣り上げてみるとデカいニジマスだった。ニジマスでもなんでもいいよ。ざざむしワームでの初釣果だしデカくてバトルの楽しかったし。次はざざむしワームでヤマメorイワナに挑戦だな。いやその前にイクラの疑似餌での釣果を目指すか。

義兄も既に別荘に到着してたので僕らもさっさと帰る。豚しゃぶをご馳走してくれる、とのコトだったのだがこれがかなりウマかった。まず肉とうどんでハラを満たす。僕の肉欲はエロと一切関係ナシ。

ある程度ハラもふくれたところで2次会。といっても家から庭につながってるウッドデッキだ。七輪でキープしたおさかなさんを焼く。炭火もシチュエイションもウマさを加速させるね。たらふく喰ったら3次会。部屋に戻るだけだが。

もともと義兄は早寝早起きだし、僕らも早起きしてるので眠い。田舎だし明日も釣るし、さっさと寝た。翌日はガツガツせずに午前中に適当に出発しよう、ぐらいなカンジ。