2012年11月21日水曜日

オフシーズンは奥多摩

 現在オフシーズン中なのだが、奥多摩に行った。たしか奥多摩ではニジマスだけ年内はOKとかだったと思うが、そもそもオールリリース前提での釣行だ。でももちろんちゃんと漁券は買ったよ。

 オフシーズン中は違う趣味なんかもやりたいのであんまり釣りに行く気はないのだが、1回は行っておきたいと思っていた。何故なら去年のこの時期にも奥多摩に行って、そこで僕は初めての尺ニジを釣ったからだ。

 普段行かない川なので勝手が全然わからない。ウグイマンは数年前に奥多摩川を攻略しまくった経験があるので、ガイドは全て彼に任せた。あ、ちなみに間詰めは狙わなかった。寒いしね笑。カミさんを職場に送った後、ウグイマンとは9:00日野駅待ち合わせ。

 しかしとにかく川幅が広い。 5.4mで楽しめるトコとなると限られてくる。その上こんな季節じゃ活性もあんまりよろしくないのでウグイマンに「釣れるトコに案内してよー」とワガママを言ってみる。

 いくつかのエリアで釣ってみたがさっぱり釣れない。アタリもナシ。ちょいと増水してたようでひとつのエリアからガンガン遡っていけないコトも多く、入渓脱渓はわりと短いスパンで。ひさびさだし前日ライヴで身体中筋肉痛だったのでわりとキツい笑

上にも下にもよさげなポイント
 僕が考えていた奥多摩川のイメージよりだいぶ透明度は高かった。で、この写真だが、なんてコトない普通の川だがこのわずか数メートル上流にも下流にもよさげな岩がゴロゴロしててポイントだらけってカンジだった。

 セオリー通り下流から攻めていったがアタリは全然ない。ココまでのところ、完全ボウズだ。種類を問わずおさかなさんの影もカタチもないカンジ。あ、いやそうでもないか。

 ココに来る前にウグイマンが小さいニジマスを釣っていた。彼としても全然納得できるサイズではないのだが、 僕は完全ボウズなので「ううーん、あんまり釣れねぇなぁ」とか言いやがる。この「あんまり」具合がムカつく笑

 あとウグイマンのいうとっておきのポイントで5cmぐらいのおさかなさんを2回ほどバラした。観光地のちっこい滝だ。釣れても5cmぐらいだろ、と思っていたのだが、情報によると20cmオーバーも潜んでいるらしいというコトでトライした、というワケだ。

 そんなお遊びはおいといて、メインで頑張ってるのだが全然釣れない。そこでさきほどの写真のポイントでドラマが起こるワケだ。

あー気持ちいい
  上の写真のわりとなんでもないトコで本日最初の1尾が出た。というか後にも先にもこのヤマメちゃんだけで終わってしまったのだが。

 今回は完全ボウズでもしょうがないかな、ってのは思っていたのでこれは嬉しかった。もう寒いし帰ってもよくね?

 22cmのヤマメちゃんだったのだが、引きも強く川も結構な流れだったので楽しくバトルした。僕にしてはかなりいいカンジのフッキングで、それもまた気持ちいい。いつも以上にリリース最優先なので美しいフッキングだと焦らずに行動できるし。このサイズで定規を出すってのは普段はやらないが、全然釣れない中で確実ウグイマンに自慢するための証拠が必要なので撮影もした笑

 この時点で僕はこのヤマメちゃんだけ、ウグイマンはちっこいニジマス2尾。やはりウグイマンのほうが数では上回っている。それはつまり僕よりちゃんと釣ってるってコトなんだろうなぁ。

 釣行終盤にはウグイマンがよさげな何かをバラした。僕も観ていたので彼の悔しさもひとしおだろう笑。ってなカンジで釣行終了。この季節、16:30でもだいぶ暗くなるね。がんばっても17時脱渓ぐらいか。

 もともと完全ボウズも覚悟しての釣行だった。それが1尾だけどいいカンジに釣れたので僕としては非常に満足。さぁ今日からがんばって仕事しよう。本気出すぜ。

2012年9月29日土曜日

最終釣行は遠征だ!

前回のリハビリ釣行の後、最終釣行をどこにするかで悩んでいた。いつも行く鶴川や葛野川は今シーズンいまいち釣果が上がっていないからだ。コレが普通に釣れてるなら整理体操的に葛野川で決定だったのだが、そうはいかないのでどうしたものか、と。

で、ウグイマンに「八ヶ岳リベンジはどうよ?」と提案。前回の八ヶ岳は天候的にはかなり最悪だったのでマトモな状態の八ヶ岳を見てみたい、ってのもあった。が、やっぱ遠いし気合いが必要なので冗談半分の軽い気持ちで提案してみたのだ。そしたらウグイマンもノッて、結局八ヶ岳に行くコトになった。僕もウグイマンも、仕事でもこれぐらいのフットワークだったらもうちょっとマシな生活ができるかもしれん笑

八ヶ岳には釣りができる場所がいっぱいある。いくつかの候補をウグイマンが提示してきたのだが、僕としては尾白川に行ってみたかった。水が綺麗すぎる川だ。南アルプスの天然水のモトネタ。だが前回は普通に泥水だったので、是非綺麗な状態を見たい。

実際はもっと綺麗
…うん、こりゃあ綺麗だわ。透明度まぢパねぇ。この写真でも深いトコはわかるが、水の境界がわからんぐらい綺麗だ。おさかなさんがいたら見えるだろうな、と思ったがおさかなさんは見えなかった。

もちろんおさかなさんから僕らも丸見えなのでいつもより慎重な釣行を求められる。

渇水は八ヶ岳でも同じだった。尾白川も水は少ないので川が細くて浅い。イワナがちなトコなので深くて岩の下とかに隠れてるかなーと思うのだが、そもそも深くて岩があるトコがあんまりない。僕としてはかなりのハイペースでぢゃんぢゃん川をのぼっていった。ココなら釣れるかな?と思えるポイントが少ないのだ。こりゃ来年もまた来てベストコンディションの時に勝負してみたいな。

スイスか?ぐらいの透明度
 とにかく川が綺麗で渓相が美しいコトに救われた。僕はすぐ竿を出したがりマンなのだが、渓相が美しいとそれだけで満足しちゃったりもする。いや釣れないとしょんぼりだけどさ。

前述の通りこの川の水は南アルプスの天然水だ。だが川沿いの道の自販機に南アルプスの天然水が売っていた。それはどうなんだ。利き水でもしろってコトか?

水は綺麗だったのだが、途中まではちょいと曇っていた。上の2枚の写真は太陽が出てから撮影したものだ。太陽の光りが入るとまた一段と綺麗な川だ。朝寒かったので完全防備で、太陽が出たらすんげぇ暑かったのだがそんなコトは忘れるぐらいの綺麗さだ。もうね、観光客は遠くから川を眺めて満足なの?ってカンジ。ウェーダ着て観光したらいいよ笑 ←おさかなさんの邪魔はしないで欲しいが。

というワケで尾白川終了。あれ?おさかなさんは?とか聞かないでくれたまえ泣。アタリすらない完全ボウズだ。でも川が綺麗だったからいいのっ!と思いこみつつ移動。
 
ココの写真はナシ。尾白川が綺麗だったのでなんかもういいやって気分になってたのだ。もちろんこの川もとても綺麗だったのだが。ウグイマンのナビで次の現場に到着。ココでリベンジだ。…とその前にマーキング。いわゆるNGSってヤツだ。急いだらヘンな体制になっちゃって足がつりそうになった上にポケットからiPhoneが落ちて超ビビった汗

網の影でちょっとウグイっぽい
しばらくして本日初の釣果、21cmのイワナちゃんだ。八ヶ岳はわりとイワナがちな場所が多い。アマゴエリアでも普通にイワナちゃんが釣れたりする。

そしてぢつは僕はイワナちゃんが好きなのだ。というか釣り味としてはヤマメちゃん(ココならアマゴちゃん)のほうがいいのだが、僕が狙うポイントがわりとイワナポイントなカンジなのだ。

普段でも気を抜くとうっかりイワナっぽいポイントを狙いがち。ウグイマンに「そこにはヤマメはいないだろ、いるとしたらイワナだけどこの辺はイワナはあんまりいないからなぁ」とか言われてから気付く。

だが今は「そこにはイワナがいる」ので釣れた。ちなみに今回の最終釣行ではノーアマゴだった。僕がいかにイワナっぽいポイントを狙っているかが浮き彫りになった気分だ。うぅ、持って帰って塩焼きにして喰ってから骨は焼いて骨酒呑みてぇぜ笑。まぁとにかく最初の1尾が出たので落ち着いて釣りを楽しめるモードに突入した。

さぁエンジンがかかってきたぞ
 落ち着いたら釣れるようになった。さきほどのポイントからちょいと上流に行ったところで20cmのイワナちゃん。

できれば23cm以上ぐらいだとラヴリーなのだが贅沢は言えん。というか前回の八ヶ岳釣行では最大でも18cmだったと思うので、充分な釣果と言ってもいいだろう。

 イワナちゃんはヤマメアマゴちゃんほど柄が特徴的なワケではないので、釣りながら「ぬ?ニジマスか?」と毎度ビクビクする笑。今回は水が綺麗ってのもあってわりと早い段階で何が釣れたかは判別できるけどね。でもなんだか釣れたイワナちゃん達はどれも元気がいい。アタリはちょいと小さめなんだけど、一旦バトルに入ったら結構な暴れっぷりで楽しませていただいた。

しばらく釣り上がってからまた移動。移動先にはCR推進区間っていう看板が立っていた。推進ってコトなので一応キープしてもいいけどなるべくCRでお願いね、ってコトらしい。リリースするのは別にいいのだが、キャッチできるかどうかが問題だ汗

撮影も適当だ
 ココだったかさっきのエリアだったかちょっと忘れたが、ウグイマンの竿にアタリがあった。僕もちょうどそこにいて「今アタったの釣っていい?」とか言いながらウグイマンの手柄を横取りしようと竿を出してみた。彼はこういうトコで親切なのだが、それで僕が釣れなくて再度ウグイマンがトライして釣れたりすると怒りのやり場がない笑

…やっぱりバチってのは当たるモンだね。本日初のニジマスだ。ま、23cmでニジマスなのでバトルは楽しかったけどね。タモる時にいつも以上に手間取って僕のヘタレっぷりをウグイマンに見られてしまった、恥ずかしいぜ笑

それでもいわゆる釣りらしいバトルもあるし、キープサイズ以下のちびっこも全然出ないのでわりと楽しい。もうちょっと数が出てたまにビッグサイズが出れば完璧だが贅沢は言えないし僕のスキルの問題もあるのでコレで充分。でももっと楽しみたい笑

なんだか小さく見える
その後ちょっと上流で20cmのイワナちゃん。写真のせいではなく、実際にもちょっと小さく見えた。測ってみたら20cmだったので、細いとかバトルが弱めだったとか、そういう理由かな。

このイワナちゃんを釣った時の心境としては「うし、ようやく安定して釣りを楽しめてるな」ってな気分だった。調子のいい時の心理状態だわな。

だが僕が調子が良くても爆釣するとは限らない。釣果ペースとしてはポンポン釣れるワケでもないのだ。となると必然的にデカいのを狙って釣ってみたくなったりする。

ぢつはこの時ウグイマンの体調が最悪だったのだ。前日までの仕事で疲労が溜まってた上に極度の睡眠不足。釣ってる場合ぢゃないんぢゃね?と思うほどつらそうだったのだ。なのでちょっと心配していたのだが、彼は川にいると元気一杯なので川では全然心配してなかった。

そしたらやっぱり疲れてるようだ、集中力がなくてあんまり釣れないとのコト。「お前のほうが丁寧に釣ってる」って言われた。僕のほうが丁寧に釣ってるコトなんてめったにないので相当疲れてるんだと思う。一応川でコケたりしないか心配しつつ僕は僕で存分に釣りを楽しんだ笑

追い打ちをかけるようにこの日のウグイマンは運も悪かったようだ。僕から見て僕とまったく同じかそれ以上の釣りっぷりでも釣れなかったりね。なんだか申し訳ない気分にもなったが、同じようなコトは僕にもあるしまぁいいか。

実際にはかなりデカい滝
 僕もウグイマンも最後の大勝負ってコトでデカい滝のある場所に移動した。この滝、観光地にもなってるだけあって荘厳で美しい。僕のちっぽけな5.4mでは届かないトコもいっぱい。

この滝のすぐ下にいいカンジのポイントがあり、ウグイマンはそこで釣るコトに。僕は釣れなくてもこの滝に挑みたい、ってな気持ちになっていたので滝を攻めてみるコトにした。

まずは手前に見える2つの岩周辺を攻める。あちこちを攻めるにもこの岩を攻略してからでないと身動きがとれないからね。ってコトでざっと攻めて釣果ナシ。さぁ滝周辺を竿の届くかぎり攻めてみるぜ。

写真左側からテキトーに投げてみた。お、アタリだ。もっかい投げてみたらちょいと失敗してさっきと違うラインに乗ってしまった。お、ココにもアタリが。というワケで3回ぐらい違うラインを流してみて、どこでもアタる。さすがにそんだけ失敗してるので4回目には釣れた。

本日最大23cm
 本日最大の23cmのイワナちゃんだ。初の定規付き写真だ。サイズはともかくビッグなヒレで超暴れてすんげぇ楽しかった。こりゃいいわい。

楽しみすぎたので上記のどのラインでもアタってたトコは荒らし放題。その後は全然アタらなくなった。

下からウグイマンが「どう?釣れてる?」みたいなジェスチャをしてきたので満面の笑みで「ばっちりすぎ!」とジェスチャで返した。

滝の右側も攻めてみたのだがココでは全然アタらず。結局この滝ではこの23cmのみだったが、満足のいく釣りができてだいぶ幸せだ。

滝で釣れなくなったので僕はさきほどウグイマンが釣っていた本命ポイントとそのちょっと下流あたりを攻めてみた。既にウグイマンが釣ったトコなのでまぁ釣れないわな。彼が下流から戻ってきて滝を攻めるコトに。

彼が滝に向かった直後に本命ポイントの奥の方でまたイワナちゃんが出た。後でウグイマンにハナシを聞いたら「そのポイントだけちょっといい加減にしかやってなかった」とのコト。惜しいなぁ。すまんが釣ってしまったよ。既にだいぶ暗くなってたので写真はナシ。あとはウグイマンの滝釣りを見学するだけでいいや、と思ったので納竿して滝に移動。

ウグイマンは終始残念だったが「まぁこんな日もあるわな」ぐらいの状態。全く釣れなかったワケぢゃないしね。ただそれがラスト釣行だったってのがね。僕も悔しくなる。が、今日とか明日とかには行かないぞ笑

というワケで今シーズン最後の釣行は八ヶ岳、僕はかなり楽しめた。来シーズンはどうすっかなぁー。

2012年9月25日火曜日

リハビリ釣行

目はだいぶよくなった。というか自覚症状はほとんどない。釣行前日にお酒も呑んでみたが、特に見え方が変わるようなコトはなかった。酔っぱらったけど。というワケでリハビリ釣行に出発。いつもよりだいぶ遅い時間だがまぁリハビリだし。
やっぱり写真だとわかんなくなる

相変わらず葛野川のいつものエリアだ。とにかく釣って精神状態を良好にしよう、という意図もアリ。かなりしょっちゅう行くトコなのに、写真で見ると「あれ?ココどこだよ」って一瞬思う。

特にこの写真の場合は普段釣ってる場所ではなく橋の上から撮ったからってのもあるんだけどね。

ウグイマンは彼が一番気に入っているポイントに移動。たしかにそこは釣れるのだが僕はそこを彼に譲りがちだ。ココはどこを狙ってもそこそこ釣れるので、贅沢に「足場が気に入らん」とかそんな理由でウグイマンに譲っている。

僕は前回いきなりウグイを釣ってしまったポイントを攻める。今回もウグイだったらどうしよう、とも思うのだがネタとしては充分だし、なんせ今回ならリハビリっていう言い訳ができる。

先日からの雨で水量はちょっとだけ戻っていたのでなんとか釣れるだろう、と1投目。さすがにいきなりは釣れなかった。狙い所をいくつか変えたところでアタリがあった。今日はココで喰うのか。

ヤマメちゃんで本当によかった
 本日最初の釣果は20cmのヤマメちゃん。ココんトコ20cmオーバーが全然出てなかったし、久しぶりの釣行ってのもあってかなり嬉しい。

ウグイマンからスペシャルなエサをいただいたのだが、調子に乗って釣れても釣れなくても使ってたらかなり消費してしまった汗。次回はもうちょっとペース配分を考えないとイカンな。

とにかくもう精神状態はバッチリだ。ウキウキしながら同じ場所をさらに攻めてみる。流れや岩がいっぱいあるので同じ立ち位置からいろんなポイントを狙えるのも魅力。上に木が覆っているのだが、さすがに何度も来てるので仕掛けをひっかけたりってのはだいぶやらかさなくなった。

前回をフラッシュバックさせるアイツ
 調子に乗って失敗するってのはこのコトだ。ほぼ同サイズのウグイを釣り上げてしまった。僕としてはさっきヤマメちゃんを釣ったばかりなので挙動とかもロクに見ず、このアタリもヤメメちゃんだと信じて疑わなかった。

水面に出てギラッと光ったところで現実を認識するハメになった。しかしコイツ、かなりいいカンジにフッキングしてんのに唇が固すぎるだろ。せっかくのナイスフッキングなのに面倒になって針外しを使ってしまった。 だせぇ笑

この後ココでは前回みたいなちょっと物足りないっぽいサイズのヤマメちゃんがメインで数尾釣った。あんまり寸が出なかったのはよかった。僕の仕掛けだと寸でも余裕で喰ってくるからなぁ。でも針サイズを上げるのはちょっと躊躇ぎみ。

このエリアは橋を境に上側と下側に分かれている。ウグイマンは上側では釣らない。釣れてもデカいのがいないからだ。実際僕も釣果を確認するとたしかにそんなカンジ。だが初めてココに来た時にデカいのが釣れたのと、ごく稀にはデカいのも釣れるのでその印象が強過ぎていつもついつい上側をダラダラと攻めがち。

奥に見える落ち込みも含めてかなり浅い
コレがその上側の写真。写真右側の浅くなっているトコがある。かつてはそこから流れに乗せようとするとそこで喰ってくる、というのがセオリーだった。

台風やらゲリラ豪雨の影響で川は浅く、水底は平たくなってしまったのでもうそこにはおさかなさんはいない。でも未練がましくつい竿を出してしまう。

今回もやはり平均15cmぐらいのヤマメちゃんがいくつか釣れただけ。そろそろ見切りをつけるべきか。下側なら全然普通に釣れるしなぁ。ちなみにココは左側の河原がわりと広く、上に木がなかったりして日当りもいい。なのでココは昼メシポイントにするってのもひとつのテではあるかな。釣れる場所だとメシなんかどうでもよくなりがちだし笑

僕もウグイマンも同じタイミングで仕掛けを作るハメになったところでこのエリアは終了。ちょいと下流に移動。ここからは現場の写真がない。撮り忘れたのだ。

撮り忘れた写真としてはまたもや釣り上げてしまった20cmぐらいのウグイかな。ウグイマンは本人的には納得いかない釣果のようだが、僕から見てると「いやぁ、良型が釣れちゃったよー」とか言いながら素敵サイズのウグイを釣ってたりする笑。いやヤマメちゃんも釣れてるんだけど僕が見てる時にちょうどウグイを釣ったりしてるので見てて面白い笑

引きも良く、楽しいバトルだった
そんな中、本日最大21cmのヤマメちゃんが釣れた。ホントは25cmオーバーぐらいを目標にしてるんだけど、20cmオーバーも稀にしか釣れないのでコレはコレで嬉しい。なんせリハビリなので20cmオーバーを2尾揚げた時点でだいぶOKだろう、と自分に言い訳をしてみたり。

他の釣果としては例によって12〜17cmぐらいのがちょこちょこ。僕としてはわりともう満足できるカンジだったのだが、ウグイマンはもっと高い目標を掲げているのでまだ納得できていない。釣果としては僕もウグイマンもだいたい同じぐらいだ。

ちなみに前回の釣行の途中から行進システム(「水曜どうでしょう」「釣り」で検索)が導入されている。ワカサギぢゃないのでダブルの扱いは「同じポイントで満足できるサイズを2尾」としている。その意味ではまだ行進できていないので「うおー、行進してぇー」とか言いながら釣りを楽しんでいた。なにそれ。

最後はだいぶ下って桂川本流。5.4mぢゃ全然足りないのだが、コレにはワケがある。僕としてはウグイマンにフライデビューをしてもらいたいのだ。なのでフライがやりやすいトコに行こうってコトに。

前回ココに来た時はすんげぇライズだらけで、こりゃフライだわってカンジだった。僕は撮影係でもなんでもいいや、ぐらい。とにかく現場に到着したらウグイマンが「あれ?フライセットがねぇぞ」っておい!笑

今日は当初フライの予定がなかったので持ってきていなかったようだ。でもまぁココまで来ちゃったし、本流ならデカいのもいるかってコトで釣ってみる。彼がウグイマンなら僕はボウズマンだ。だせぇ笑

途中で雨が降ってきた。その時僕は川の中にいて、雨足が強くなってきたので戻ろうと思ったら雨のせいで川の中が全然見えない。一歩間違えると浸水するコトはわかっているので迂闊に動けない、という恐怖体験をした。

というワケでリハビリ釣行終了。目は全然大丈夫だったのだが、久々の釣行で身体がなまってるコトが判明。入渓や脱渓でいちいち疲れちゃって大変だったわ。その後いつものように反省会。さぁ次はラスト釣行だ。がんばるぞっ!

2012年9月19日水曜日

ぢつは目をケガしてしまった。

僕は多趣味ってワケでもないが釣りばっかりやっているワケでもない。おうちでできる趣味としては電子工作なんかも嗜んでいる。本業が音楽家で、他の趣味として空モノR/Cなんかもやってるので電子工作はそういう部分とリンクしてたりもする。

その電子工作中に事件発生。回路ミスでキャパシタが破裂、左目を損傷してしまったのだ。既に病院で診察してもらって現状としてはまだちょいと違和感があるが、眼球内部の血がおさまったら完治&後遺症も特にナシ、といった状態。

だがそんなんで渓流釣りは不可能だ。しかも完治宣告は早くても10/2、つまりシーズンが終わってしまうのだ。こりゃマズい。

自覚症状がなくなれば、それはつまり普通に見えるってコトなのでそのタイミングでラスト釣行を決行したい。雨が全然降らなくて渇水してて釣れなくても行って残念な気分になったほうがいいに決まっている。

僕がこんななので今ウグイマンは僕のラスト釣行のための下見に行っている。今日は軽く釣ってそのまま現地でキャンプ、明日帰ってくるそうだ。いいなぁ、楽しそうだ笑

もちろん彼も普通に釣ってるだろう、下見はまぁオマケだわな。でも彼は楽しむコトを最優先しがちなのでちゃんと下見もしてくれるだろうな、という希望もある。たのむぜ。

とはいえ川の状態はそんなにいいとは思えない。彼が帰ってきてからの報告を待つしかないが、だいたいの想像はできる。昨日の雨がどう影響してるかってのが一番知りたいコトかな。

ま、そんなワケで自分ではどうにもできないが目を治す気合いだけは入れといてなんとかラスト釣行に行けたらいいな、ってカンジ。

2012年9月3日月曜日

葛野川微釣

んむ、タイトルだけで言いたいコトが全部終わってしまった。東日本では最近雨が全然降ってないのだ。川の水はだいぶ少なくなっている。出発前からそりゃ釣れないんぢゃなかろうか、という思いがふつふつとわき上がってくる。

こんな時でも安定の葛野川(のいつもの場所)は僕らを裏切らないだろう、と信じるコトにして朝の間詰めはいつものトコに行った。よく来ているとはいえ間詰めは初めてだ。前にも書いたが僕は暗いと全然見えないので油断は禁物。さすがに勝手知ったる川なので入渓は苦労しなかったが。

僕は前回いいカンジに釣り上げたポイントを狙いたい。ウグイマンに申告すると彼はもうちょっと下(彼にとっての鉄板ポイント)を攻めたいとのコト。彼としてはこの川の状況ではいつも通りだと釣れないだろうとの予想だ。

あんまり雨が降ってないってのもあってか、水が少ない上に透明度は高い。 普段川底がどうなってるかは想像するしかない状態なのだが、今日はちゃんと見える。だいたい想像した通りだったのでひと安心。

暗闇に映えるアイツ
 1投目、とはいかなかったがすぐ釣れた。が、釣れたのは銀色のアイツだ。狙ったポイントでウグイが出ると「げ、ココってウグイしかいねぇんぢゃね?」ってな気分になったりする。

こうなると体内にゲンナリウムが充満したりするので精神衛生上よろしくない。幸いコイツは釣る前からウグイだってのが判別できた。

なのでなるべくポイントを荒らさないようにさっさと釣り上げて同じポイントを再度攻めるコトにする。今度はヤマメちゃんがかかってくれるといいなぁ。またウグイが来たら場所を変えてみるコトにしよう、なんて弱気になりながらも、まだ釣り始めたばっかりってのもあって集中力が途切れるほどではない。

待望のヤマメちゃん
 ありがたいコトにすぐ釣れた。時間的にはウグイ後数分でこのヤマメちゃんが釣れたと思うのだが、なんせ「このままぢゃイカン!さっさとヤマメを!」とか思いながらだったのでなんだか長く感じた。

どんどん日が昇っていくのがわかる。まだ太陽は見えてないけど明るくなっていくのだ。まぁ僕としてはよく見えるようになるので自分の都合としては安心要素なんだけどね。

ちなみにこの写真のヤマメちゃんはキープサイズではあるもののそんなに大きくない。1尾目だし、コレはコレでよかろうなんて思っていたのだが、それが大きな間違いだったってコトを後になって気付く。

その後もこの場所で何尾か釣った。全体的に小さい。寸(ルアーサイズ)ってほどでもないが、なんだか小さいのだ。10〜17cmぐらい。ヤツら、まだ寝てんのか?デカいのは重役出勤ってコトなのか?

いつもはもっと水が多い
 やっと明るくなってきたので釣ったポイントの写真を撮ってみた。今回は自分が忘れないためにも釣ったらそのポイントを撮るってのを徹底した。

徹底したっつってもそもそも釣ったおさかなさんを撮らない場合も多いのでポイント撮影も大したコトはないが。

前述のウグイとヤマメちゃんはこの写真でいうなら左手前らへん。普段は中央右側の沈んでる岩の右側とかで出るのだが、今日は全然アタリがない。中央の岩のすぐ右もよさげだが、そこには寸ヤマメがいっぱい棲んでいただけでデカいのはナシ。

ウグイマンを追うように僕もちょいと下流に移動。水が少ないのでいつもよりちょっとだけ行ける範囲も広いのだが、このエリアでは結局最初に試したポイント以外では釣れなかった。ウグイマンはいいカンジに釣ってたので僕のウデの問題だろう。精進せねば。

デカいと嬉しい
 一旦脱渓して移動、移動先でもなんだか小さいのばっかり釣れるのだが、最初に出たデカいのがこの写真だ。

デカいっつっても22cmぐらいだったかな。そんなに激しいワケではない。写真では光って見づらいが、ちゃんとヤマメちゃんだぞ笑

しかし釣れてないワケぢゃない、釣れてるんだけどイマイチいえぇい感が足りない釣行なのだ。ちゃんと数えてないけど数で言えばいつも通りかそれ以上ぐらいには釣れてると思う。にもかかわらずなんだかモヤモヤしてるのだ。

今日はずっとこんなカンジなのかなぁ、こんなカンジでもいいけど1尾ぐらい巨大なのが釣れたらいいなぁ。なんて思いながらもなかなかデカいのは出ない。寸ではないので水流やヤマメの個性の範囲で「デカいけどアタリが弱い」みたいな状況と勘違いしまくり。熱望してると盲目的になるね。いかんいかん。
 
釣れそうだし実際釣れる
 水の流れとか水中にある石とか岩とかいろいろ見ながらココにいるだろうってトコに落としてみる。調子の悪い時だとコレがうまくいかないのだが、今日は狙いが間違っている雰囲気ぢゃない。

ちゃんと釣れるのだ、ちっこいだけで。ただサイズの予測はできない。ココにはデカいのがいるだろうってトコでもちっこいし、ココはいても寸かなってトコでも12cmぐらいだったり。

とにかく朝から10〜17cmばっかりなのだ。特に多いのが12〜15cm。ちびっこだと針外しも迅速にやらないとどんどん弱っちゃったりもするので気を遣う。エサの消費も早くなる。なんとかしたいと望みをかけてまた移動。

僕的には風情のある写真
 ちょっといいカンジっぽい写真にはなったが、コレも15cmぐらい。普段ならデカいのがいる!ってトコでもこんななのだ。デカいポイントも小さいポイントもサイズコンプレッションされてるぞ。

でもコイツは元気が良かったので写真を撮った。写真左下の水はそのままちょいとデカい水たまりにつながっているのだが、川にはつながっていない。このヤマメちゃんをリリースしてやらにゃならんのだが、そのデカい水たまりからサルベージするのにえらい手間取った。無事リリースできたけど腰が痛かったわい笑。元気になってデカくなってまた楽しませてくだちいな。

デカいのいそうぢゃん
 このヤマメちゃんを釣ったのは右の写真のポイントだ。超釣れそう。

普通に写真右の落ち込みからメインの流れに沿って流してみた。セオリー通りでやっていると思うし、実際釣れる。ただただ小さいのだ。

なんていうのかな、流れ作業みたいな気分になってくるってカンジか。でも投げる度に今度こそはデカいの!って期待はするので釣果と心のバランスがとれない笑

どこに行っても水は綺麗だったのでそれが救いだ。川底まで見えるしおさかなさんが泳いでるのも見える。見えるならいないワケぢゃないってコトなので、そこは非常にありがたい。いないトコを闇雲に狙ってるっていう恐怖はないからね。

写真が逆さで申し訳ない
 ほどなくしてやっと20cmオーバーが来た。さっきからずっと同じようなサイズばっかりだったので、ちょっとデカいと敏感に反応しちゃう。

この時もバトル中は25cmぐらいぢゃねぇか?ってな勘違い炸裂で釣り上げた。

僕がどれぐらいアガってたかっつと、釣り上げてもまだ「デカくね?」って思っていたのだ。この写真はそれを証明している。21cmにもかかわらずご丁寧に定規まで出して写真を撮っているのだ。あとでウグイマンに「定規出して撮るほどぢゃねぇな」とか言われたが、まったくもってその通りだと思う笑

本日のひと山いくら大賞
 その後同じポイントの違う流れを狙ったりしてみたものの、やっぱり似たようなサイズばっかり。

ぢつはこの時ウグイマンはとっくに巨大なのを釣り上げ済みで満足していた。 僕に美味しいポイントを譲ってくれたりアドバイスをしてくれたりしているのだが、いかんせん今日の僕は全然ダメだ。

この記事を書くにあたって、釣った印象がどれも同じすぎて「あれ?コレってどこで釣ったんだっけ?なんで写真撮ったんだっけ?」みたいなのばっかりだ。最初のウグイだけは印象深かったが笑

そういえば僕は普段まず2Bから試すコトにしている。だいたい何があっても最初は2Bだ。明らかに濁流のポイントだったりしたら重いのから始めるが、流れが緩やかでもわりと2Bスタートが多い。当然軽いほうがいいんだろうけど、2Bでの感触をつかんでおくと水の中の様子がわかるような気がするのだ。気がするだけなんだけどね。

今回は全体的に水が緩やかだったので、ウグイマンのアドバイスもあり途中から1Bスタートにした。それでも重いっぽかったけどそれより軽いのは超軽いのしかなかったので1Bでがんばってた。

右奥しかねぇよなぁ
 上の写真のヤマメちゃんはココで釣れた。かかったのは右奥、みなさんもそこを狙うと思う。

見切れているが写真のさらに右から水が流れ込んできているのだ。そこらへんから流して一番深いトコでヒット、っていうこれもまたセオリー通り。

さんざんローテンションな記事を書いてしまったが、そこまで残念な釣行だったワケではない。なんせ水が綺麗だったってのは非常に僕としては嬉しい。天気もよかったしね。サイズは出なかったけど狙ったトコにちゃんとおさかなさんはいたしね。ウグイマンとのスキル差が開いてきちゃってて、彼に申し訳ないかなとかそういう思いはちょっとある。

9月でシーズンオフだがあと何回行けるだろうか。あと1回でもいいのだが、爆釣でシーズンを終わりたいなぁ。

2012年8月9日木曜日

普通に葛野川

今回は直前まで行くかどうかもわからんぐらいの状態だった。時差調整できないレベルの時間にウグイマンに連絡したらやはり困ったようだ。ダメなら単独釣行のつもりだったのだが、彼はちゃんと来た。

単独も考えていたので行き先は安全確実な葛野川。僕が考える普通っぽい釣りで、あんまりガツガツしてないカンジを希望していたので前回も登場した安心のエリアにてまずは1投。…と思ったが、だいぶ減水している。大丈夫だろうか。

葉っぱまみれで申し訳ない
 一応釣れた。あんまりデカくない。でも安心の場所でまず釣れたのでひとまずヨシとしよう。

今回に限ったコトではなく、いつもそうなのだがまず最初の1尾が釣れるコトってのは非常に重要なのだ。釣れないと落ち着かなくなったりイライラしたりして釣果が落ちる。そしてさらに釣果が落ちるというわかりやすい負のスパイラルに突入してしまうのだ。

僕はそういうのを引きずりがちで、別の場所の移動しても雑で荒い釣り方になっちゃったりする。最悪だ。しかも無意識に雑になってたりするので非常にタチが悪い。

そういう意味でも最初に1尾釣っておくと安心だ。だが今回はサイズも微妙だし、もうちょっと「おっしゃ」ってカンジのヤマメちゃんを揚げておきたいところだ。

なんか血が付いてる
 件のエリアは大きく分けて上と下がある。僕は上を好んで釣るのだが、釣果があがりそうなのは確実に下だ。ウグイマンは下から攻める。

僕は上では最初の1尾だけでイマイチなカンジがしたのでウグイマンの後を追うように下に移動。そこで釣れたのがこの写真のヤマメちゃんだ。

サイズは先ほどと同じか、ちょっとデカいぐらい。ガッツリ引いた、ってワケでもないんだけどまぁココで2尾揚がってるし、精神状態は良好に保てるレベルではある。さぁ釣るぞ、っていう気分になれるコトは重要だ。

ちなみにこの写真、エラから血が出て針外しに失敗したように見えるがそうではない。この血は僕のものだ笑。針を外して写真を撮る前、ちょいと自分の親指を釣ってしまったのだ。正確には親指を釣ったというよりバラしたから血がいっぱい出たのだが。

躍動感!(ただブレただけ)
ぢつはウグイマンは僕が下に移動した直後に巨大なイワナちゃんを釣っていた。泣き尺イワナだったのだが、僕がそばにいたコトもありすげぇ自慢してきやがる。

が、実物を見るとたしかに興奮する。ご利益を分けてもらうべくイワナちゃんのサイズをしっかり測ったりした笑

ココでは水たまり(って言っていいのか?)がいっぱいあるのでおさかなさんにかかる負担も少ない。なのでそのイワナちゃんを眺めつつしばし余韻に浸るウグイマン、関係ないというかむしろ羨ましいハズなのに僕も嬉しくなってみたりした。

で、そのイワナちゃんが出たポイントってのがかなり小さいのだ。すぐ下で落ち込んでて、そこにも小さいポイントがある。僕は二番煎じを狙ってそこを狙ったのだ。そしたら写真のヤマメちゃん。泣き尺が出たポイントのとなりだからって巨大なのがいるとは限らないね泣。まぁそこそこいいサイズではあったのだが。

この後葛野川を移動してちょいと下流でも釣ってみたのだが釣果はイマイチ。というか僕は写真に収めるような釣果がない。最初だけだ。しかも途中でウグイマンとはぐれたりしてヤバかった。まぢですまんかった汗

とにかく暑い。そして減水してるってのもあってウグイマンの提案でさらに釣れそうな場所に向かう。だが僕は全然釣れない。まぁイライラしたりってのはなかったので全然いいんだけどね。でも釣りたい笑

美しい滝だったが撮るのは難しい
 途中ですんごい細い沢的な場所があって、登ってみたら小さい滝があった。

狭いので慎重に、どうせひとりしか攻められない。ウグイマンがこの滝つぼを攻めるというので僕は彼を撮影するコトにした。

とにかく滝がまぶし過ぎてiPhoneのカメラだと他が真っ暗になっちゃったりするのだが、なんとか目印を追う。

お!アタリ!と思って引いてみるも釣れない。このアタリ動画は保存したのだが、あまりにも地味なので載せなくていいや笑。結局この後は警戒されちゃったのか、アタリもナシ。

いつもそうなのだが、今回は特にぼんやり釣行だった上に帰ってきてから今までの間にやるコトがいっぱいあってところどころ記憶が抜け放題だ汗

オレンジ過ぎるだろ
 写真を見直して思い出したのがコレ。この日の最大釣果だ笑

釣行中盤の全然釣れない時だったのでいろんな意味でそりゃねぇだろって気分になった。

ぢつは今シーズンはウグイマンより僕のほうがウグイ率は高い。ウグイマンはウグイを避けて釣るスキルを身につけたようだ。

一方僕は去年の彼の後を追うように、とにかく釣れる場所はわかるようになったりテクもちょっとだけ向上したりして、でもウグイのいるところにもつい竿を出してしまっている。

懸念事項としては僕のほうがウグイ度が高そうだ、というコト。僕は狙ったポイントに流して釣れなかった時、ダラダラと流しっぱなしにしがちなのだ。そういうトコにはウグイが待ち構えているので今後は気を引き締めてやらないとそのうち尺ウグイを釣り上げてしまいそうだ。それはそれで嬉しいかもしれんが笑

しばらく仕事や雑務があるので釣りには行けないが、次はどんなコンセプトにするかとか考えるのも楽しいね。

2012年7月24日火曜日

ひさびさの釣行

前回の記事で僕の生活がわりとピンチぎみ、と書いた。にもかかわらずウグイマンがカネ貸せとか言って脅してきやがる。しかも貸したはいいけど返済のハナシなんかこれっぽっちも出てこない状態で「次はいつどこで釣るんだよ?」って。コッチはピンチだっつってんだろが!笑

そんな甘い口車に乗せられて(というか自ら乗って)以前から気になっていた真木川に行ってきた。ひさびさの釣行なのでいつもよりちょっとだけ早く出発。初めて行く川だし、朝の間詰めを狙いたい。が、そもそも朝間詰めは初めてだ。果たして僕の眼で大丈夫なんだろうか?

悪ぃけどどいてくんない?
 いつもよりひとつ先、大月インターで降りてから真木川方面にドライヴ。最初に迎えてくれたのは写真の子鹿ちゃんだった。子鹿といってもこどものじかんぢゃないぞ、ねんのため。

ウグイマンによるとこの手前でも子鹿ちゃんはいたらしいのだが、なんせガスってて運転に集中してないと危険だったのだ。で、運転に集中してたらこの子鹿ちゃんが道路にボーっと突っ立っていたのだ。

写真はちょいとボケまくってるし、写真でみると遠い(これでもトリミングしてある)のだが、ぢつはかなり接近している。こんなに近づいても大丈夫なんだー、ってカンジ。さすが馬鹿という単語の半分を担う動物、 肝が据わっているというよりはきっと馬鹿なんだろう。

間詰めに間に合わなかったらお前のせいな
写真ではトリミングしちゃっているが、わずかに空が青くなりはじめた時間帯だった。子鹿ちゃんが可愛いのはいいのだが、間詰めに間に合わないのは困る。

だがこの子鹿ちゃん、全然動じない。ホントにボケーっと突っ立っているのだ。どいてくれよ、ってパッシングしても全然ビビらない。

やがて飽きたのか、勝手に動き出した。…っておい!道を離れて山に戻れよ!道歩いてんぢゃねぇよ!と思ったが、ほどなくしてちゃんと山に戻ったのでひと安心。さぁ僕らも目的地に急ごう。

最初は確実に駐車できる場所に行った。小さい橋があり、その下でちょっと釣れそうだったので竿を出したものの、寸(超小さいサイズの意)が1尾出ただけだったのでさっさとつり上がる。ちなみにやっぱり僕の眼ではよく見えてない。目印が見えないのはもちろんのコト、足場もよく見えないので最新の注意を払いつつ、だ。

うひょー。男前だねっ!
いつもより狭い川なので短い竿を使いつつがんばってみる。それなりにアタリはあった。ウグイマンはアタリすらねぇって言ってたが寝不足の影響か。

チビがいくつか揚がった後、20cmオーバーのイワナちゃん。真木川上流はイワナがいっぱい、とのコトだったが実際釣れてみると嬉しいね。

コレに気を良くしてガンガン攻めてみるものの、やっぱりチビばっかり。途中でキープサイズのヤマメちゃんが釣れたが先ほどのイワナちゃんの余韻があったので写真も撮らずにすぐリリース。結局結構な時間を費やしてがんばってみたものの、なんとなく煮え切らない状態だったので移動するコトに。

ウグイマンはあんまり釣れていないようだったので煮え切らないのはよくわかる。僕はちょっと違う理由だ。ぢつはこの真木川、僕らが入ったトコだけなのかもしれんけど、堰堤だらけなのだ。ひとつの堰堤につき堰堤直下以外のポイントが数ヶ所あるぐらい。堰堤越えに時間がかかるので効率は悪め。

さて下流に移動。下流域にはヤマメちゃん、という事前情報も虚しくウグイが釣れたりする。でもロリヤマメちゃんがいくつか釣れたりしてるのでやはりヤマメ域なんだろう。

移動してもまた堰堤
 堰堤だらけではなくなったがやはり堰堤はある。この写真だとちょっと浅く見えるが実際にはもうちょっと深い印象かな。

ウグイマンは鶴川のとある堰堤が大好きで(嘘)僕をよく連れて行こうとするのだが、彼の「ぜってぇ釣れる」の言葉とは裏腹に全然釣れない、という事実がある。

僕としては堰堤釣りが好きとか嫌いとかぢゃなくて、印象としては堰堤は「釣れる時はいいサイズが出る」みたいな印象を持っている。 だが上記の事実もあるので釣れない時は全然ダメとも思っているのだ。ただこの堰堤、見ての通り水中の岩とかがよく見えるので普段行ってる堰堤の「どこを狙えばいいかよくわからん」っていう状態よりは随分やりがいがある。

ヤマメちゃんは心が落ち着くね
いくつかのポイントに絞って狙っていったところ全然釣れない。アタリもない。一番の狙いどころは上の写真の奥だ。岩もあるし水流もいいカンジ。でもそこを狙うには手前のポイントを犠牲にしちゃうので手前から狙っていったら全然釣れなかったのだ。

で、本命の奥を狙ったらすぐ釣れた。サイズはそこそこだったが堰堤なので広い場所で存分にバトルを楽しめた。

お気づきの方もいるかもしれないが、ついに新タモ導入。さきほどのイワナちゃんの時は慌てすぎてタモナシ生活での慣れのためタモれなかった。このタモ、ウグイマンが買ってきてくれたのだが、以前のものより丈夫な印象でグリップもカッコいいし使い勝手はなかなかいい。

写真のほうがよさげに見える
全体的には左の写真のような印象の川だった。上流よりは水は濁ってはいるものの、水底までちゃんと見えるぐらいの透明度。

狭い川だからなのかなんなのかはわからんが、細かいポイントをちまちま狙っていくような釣り。そういえばそういう釣りは久々なのでなかなか楽しい。

あ、それと早朝はすげぇ寒かったのだがこの写真のトコに着いた頃には暑すぎるレベルの気温だった。上田(ウェーダー)の蒸れ臭さが「ああ、今まさに釣りをしているんだ」という実感につながる。いや今のカモフラ上田は透湿なのでわりと臭くならないのだが。

イマイチ萌えなかった
 このエリアでもまたそれなりのヤマメちゃんが1尾。一応写真を撮ったので公開するが、ぢつはこの時はあんまり萌えなかった。

最初のイワナちゃんが嬉し過ぎたのと、このひとつ前のヤマメちゃんよりどこをとっても負けている印象だったのだ。

ただこのヤマメちゃん、何が素晴らしいかというと、普通の瀬で釣れたのだ。久々だったのもあいまってコレは嬉しい。尺ニジマスを釣った時もそうだったのだが、やはり「そんなトコにデカいのいなくね?」みたいなトコで釣れると嬉しいね。大抵は釣れてもチビばっかりだったりするので効率は悪くなっちゃうけど。

なんだかんだいいながら僕はわりと楽しく釣っていたのだが、ウグイマンは全然満足していない。僕ももうちょっと「いやぁー、釣ったぜ!」みたいな気持ちになりたかったのでココで川を移動。安心の葛野川だ。

…とその前に。この時点で13時ちょい前ぐらい。大月IC〜葛野川に向かう途中には魅惑のラーメン屋さんがある。そう、知る人ぞ知るこまっちゃんだ。詳細はリンクを見ていただくとして、クオリティ、コスト、置いてある漫画、と考えつつ総合点としては素晴らしいと思う。特に幸楽苑を凌ぐ圧倒的な安さはすげぇ。

ちなみに大盛り関係では「ジャンボ」と「大盛り」があり、この店ではそれぞれ2玉、1.5玉の仕様だ。僕は大盛り、ウグイマンはジャンボを食べたが化学調味料度の低い優しい味わいですんなりいただけた。

喰ったら一目散に葛野川。僕のワガママで一番安心できるポイントには行かなかった。その一番のポイントに行くのはなんか負けな気がしたのだ。なのでその手前のエリアから入渓。「ココでウグイ3尾釣ったら諦めて一番のポイントに行こうぜ」と話していたら、その3尾目を僕が釣ってしまった。終了。

いや終了しなかった。そのポイントはよさげだったのでそこを最後に脱渓しようという作戦に。そしたらウグイマンがいいカンジのヤマメちゃんを釣りやがった。悔しいので僕も再度トライするも寸サイズ。さらにウグイマンがダメ押しするかのようにまたよさげなヤマメちゃん。意気消沈してその場を後にする。

こうなったら最後の手段だ。一番安心のエリアに移動だ!と申告したらウグイマンも「お前は絶対そう言うと思ってた」と、なんだその上からの態度は笑

僕は今回の釣行でこれまでにイワナ、ヤマメ、ウグイ、とそれぞれいいサイズを釣っている。ならばココでニジマスを釣ればグランドスラム達成と言っていいだろう。ウグイマンには「そりゃアマゴも釣らないとダメだろ」とか言われたが。とにかくヤマメもいいけどニジマスでもモチベーションが下がらない精神状態を作り上げるコトに成功した。

前回の記事で僕が写っている写真があるが、そこに移動したのだ。せっかくココまで来たのになんだかチビしか釣れないぞ。でもやはり釣れるには釣れる。期待と執念であちこちがんばってみた。

心なしか写真からも扱いが適当に見える
ぢゃぢゃーん!執念のニジマスっ!笑。25cmオーバーなら文句ナシだったがコレは23cm。それでも充分満足できた。

この時僕は狙ったポイントのほぼ真下から上流に向けて投げたのだが、バトル中に僕の足にニジマスが寄り添ってきた。なんか子犬が僕に甘えているようなカンジでほっこりした。んむんむ、ういヤツぢゃ。

ニジマスでこんなに嬉しかったのは子供の頃初めての管釣で釣った時以来ではなかろうか笑。いいカンジにニジマスが釣れたのでウグイマンのトコ(ちょっと下流にいた)に移動しようと、ちょこちょこ竿を出しつつ下ってみた。

草がアクセント(狙ったワケぢゃない)
そしたら釣れるわぁー。気分がいいと心にゆとりが生まれて釣果にも影響するのだろう。さっきまでチビばっかりだったトコでもキープサイズが出た。

ま、このヤマメちゃんはそんなにデカくはなかったのだが、写真的にちょっと美しいかなと思って公開してみたってカンジなのだが。

ぢつはこの周辺では水たまりみたくなってる場所がいっぱいある。なので針を外したりするのはそこでやるようにしている。なるべくおさかなさんに負担をかけないように、と思って。

あ、そうだ。僕は根性ナシなのでエニタイム針外しを使っている。よっぽどいいフッキングでなければ針外しを使う。もともと針を外すのがヘタだったからっていう理由で使っていたのだが、ちょっとでもおさかなさんの負担が減るなら使ったほうがいいだろうってコトで今では手で外すより早そうな場合は必ず使うようにしている。デカくなって尺になって僕に釣られてくれ笑

こりゃあ何も伝わらない写真だ
僕がいた場所からウグイマンのトコまでの間に滝(なのか?)があって、その直下が深そうだ。だがいかんせん激流だし、おさかなさんはいないかも。実際ココに竿を出して釣れた試しはない。

写真ではその激流っぷりが全然わからなくて大失敗だ。実際は真っ白の水しぶきwith渦でスゴいコトになってる。

一応竿を出してみたが、当然釣れない。ならばねんのためしっかり見極めて竿を出してみようと、ほんのちょっとだけ淀んでいる部分(この写真だと右らへん、岩に隠れてる)を狙ってみた。

がんばれ
釣れたよー、釣れちゃったよー。ココでは初めて釣れたので嬉しい。だが思ったよりサイズもないし、ヒレも以下略。僕の中ではヌシレベルの巨大なのを想定してたのに。

喰ったのはすぐわかった。かなりわかりやすかったので対処もしやすかった。だがその後のバトルは大変だ。なんせ激流なのでおさかなさんそのものよりも激流の抵抗でにっちもさっちもどうにもブルドッグ。

で、そんな状況なのでかかったおさかなさんが何なのか、どんなサイズなのか、全然わかんないのだ。引きが強いとかそういうんぢゃなくて、なんかもうグチャグチャ笑。とにかく疲れていただかないコトにはどうにもならんのでしばらくがんばった。

ようやく揚げてみたら20cm弱だった、ってワケだ。ココで釣れたのが初めてだったのでそれはヨシとする。次はもうちょっとちゃんと狙ってちゃんとデカいのを釣り上げてみたい、と思える内容だった。でもなー、せっかくココで釣ったのにこのサイズかぁーっていう思いは今でも残るが笑

そしてウグイマンと合流。だいぶ暗くなってきたので僕はもうウグイマンを呼びに行くだけのつもりでいたが、エサがなくなるまでってコトでちょっとだけ竿を出した。上を覆う木々のコトを考えて短い竿にした。川幅を考えるとそれぢゃ釣れねぇよっていうレベルだが、釣れなくてもいいやぐらいの気持ちで3.6mで届く範囲を攻めてみた。

暗いので川の流れもよく見えないが、かろうじて目印は見える。目印がアタリとかではなくヘンな動きをするポイントを見つけた。どうやらココだけ水の流れがゆっくりで底になんかあるんかな?ってな印象。

そこを狙って、今度は釣るつもりでもっかい流してみるといいアタリ。21cmぐらいのヤマメちゃんが釣れた。目の前にウグイマンがいたので写真は撮らなかったが、この時はあんまり釣れる気もしてなかったし既にウグイマンがさんざん試したポイントだろうからそこで釣れたっていう嬉しさもあった。

ウグイマンは終始「物足りねぇなー」とか言っていたが僕は久々の釣行だったし釣果もそこそこだったし、満足できる状態だった。あーあと今回は時差調整に成功したので寝不足によるダルさとかがなかったのは非常によかった。

2012年7月11日水曜日

現在の装備

今シーズンからこのブログを書き始めているのだが、やっぱり日記は3日坊主になるよね。よく続いてるほうだと思う。記事を書く前に次の釣行に行っちゃうともう超めんどくさくなっちゃう。

それから僕はアタマが悪いのでどこに行ってどこで何を釣ったのか、全然覚えてないのだ。覚えてる範囲で記事を書いてるのだが、間違ってるコトもあるし忘れてるコトもある。だったら写真をいっぱい撮ればいいのだが、釣り中に撮影なんてめんどくさいぢゃん、ねぇ。

そんな中、まだ紹介してない写真ってのもある。ウグイマンが撮影してくれた写真とかね。あとおさかなさんの写真ばっかりってのもどうかと思うので、今日はおさかなさん以外のネタで攻めてみよう、と思ったのだ。

いろいろダサい
 でも何のネタがいいんだろ。とりあえず僕の写真を貼ってみた笑。見ての通りダサい。どのぐらいダサいかってのを具体的に書いてみよう。

まず竿だが超安物のハエ竿5.4mだったかな。以前使ってたよさげな4.5mが折れて以来この竿がメインだ。既に先端はちょっとづつ折れてるので実質5.3mぐらいかも。

帽子はg.u.で買った。昨シーズンはもっとケミカルな緑で、あんまりな色だったので新調したのだ。地味なのは好きぢゃないが釣りとなるとしかたあるまい。

見えづらいが眼鏡は高級だ。レイバンだ。でもヨン様モデルなのでダサい笑。帽子の中には長い髪が収容されているが、結んでいるのは100均のゴムだ。いや、この時は「かーちゃんからもらった髪留めゴム」というさらにダサい装備となっている。

ベストはJSYの入口付近とかで売ってる安物。マジックテープ仕様のものだが、買ってしばらくしたらマジックテープは剥がれそうになっていたので補強してある。補強はPEラインだ。PEラインは釣り用に買ったワケではなくR/C用に買ったモノだ笑

上に着てる濃いポロシャツはg.u.よりやしまむらの上を行くコルモピアという店で買った。知らん人のために解説すると、コルモピアってのはサミットの衣料館だ。リュックはオフハウスかなんかで買った600円の中古だ。リュックの中には保冷剤入りクーラーボックス。525円のボックス。

ウチでは牛乳を届けてもらっているのでそのための牛乳入れがある。その中に保冷剤が入っているのだが、釣り用保冷剤として2つほどこっそり冷凍庫に常備させていただいている。ごめんなさい。

おっと、竿のコトしか書いていなかったが、仕掛けもダサい。先日の記事にあるズボラマシンもそうだが、基本的にオール安モノだ。ラインはみんな大好き銀鱗だ。東レからは木村沙織選手が移籍するコトになったので今後は銀鱗の品質への影響も出るかもしれん。ちなみに0.4〜0.6号あたりを使っている。

針はもっとダサい。あいかわらずハリス付き針を買ってしまう。現場で縛るとかガチダルだわ。だができなくてハリス付きなのは超ダサいのでなんとかしたいところ。家で作っときゃいんだろうけど家では仕事なり趣味なり、他にもいろいろやってるからなぁ。

昨シーズンから今シーズンにかけて、針をいろいろ変えてみたのだが違いがよくわからん汗。サイズによる違いはわりとわかったので、今は5号の針に0.4号のハリスだ。形状は全然わからんのでスレぢゃないものを適当に買ったりしている。

目印は当初モフモフのアレを使っていたのだが、あんまりよく見えないので最近ではもっぱらズボラ目印だ。最安のものは見づらいのだが、100円を超えるものはかなり実用的だ。

さて、装備の説明は最後の大物を残して一通り終わったかな。って大物っつっても1枚目の写真で見えまくっているが。

遭難したら発見されづらい
 そう、上田(ウェーダー)だ。先日勢い余って迷彩にしてしまったのだ。この写真は僕に運転を任せっぱなしにしといてウグイマンが俺様の上田をゲラゲラ笑いながら撮影したものだ笑

ちなみに製品パッケージを見ると、この柄は迷彩ではなくカタカナで「カモフラ」と表記されていた。さらにナニなカンジが漂う。

コレがウチに届いてから、装備を全部カモフラにしなきゃいけないような気がしているのだが、それはきっと幻聴だと思うので固い意志をもって対処したい。うっかり全部カモフラ柄になってる僕をどっかで見かけたら指さして笑ってくだちいな。


おまけ:先日の八ヶ岳釣行の時に撮った電車の動画。電車マニアぢゃなくても田舎だとこういう映像も余裕で撮れる。

2012年7月9日月曜日

鶴川の本気を見た

前日の釣りがイマイチだったので翌日釣行。だが疲れてたのか呑みすぎたのか、昼ぐらいに出発。この時間からだと自動的に鶴川か。ウグイマンから「鶴川でまだ行ってないトコがある」という意見が出たのでそこに行くコトに。

ぢつは僕は根性ナシなので子供のように早く竿を出したくてしょーがない人なのだ。なので入渓後、1投目までの手順は「竿を出す→エサを付ける」だけだ。疑似餌の場合はエサも付けた状態で家から出る。

もちろん竿を洗った後、仕掛けは竿に付けっぱなしだ。そのためのズボラマシンもある。当日の川を予想してガン玉まで付けておく。予想がハズれたらあきらめて付け替えるが、大抵ガマンできなくてまずはそのまま1投目ってな展開になっちゃう。根性ナシだから笑

提灯はめったにやらない。仕掛けだけ短くても竿が長いとやっぱり上を覆う木々でロストしがちだからだ弱笑。なので先日から予備竿としてテンカラ竿を買ったのだ。この竿に普通の仕掛けを作れば大抵問題ない。というか問題のないトコにしか行かない。根性ナシだから笑

さて入渓。ウグイマンとの釣行で入渓していきなりいいポイントがある場合、上記の理由で大抵僕がそこをいただく。ウグイマンは僕が狙うポイントを外してちょっと上とか下を試してから上流に、という展開がココんトコ続いている。

あいかわらずタモがない
 早速釣れちゃったよーん。昨日とは打って変わって20cmオーバー。体高もあり最初の1尾としては最高。昼からの釣行だったのでもう満足して帰ってもいいぐらいの気分になった笑

僕もウグイマンも鶴川ってのはあんまりサイズが出ないっていう印象だったので、この1尾はそういう意味でも嬉しいものとなった。

ちなみにタモがなくて地べたに直接おさかなさんを置いて撮影しているが、石の熱で瞬時にヤマメちゃんが火傷するような状態ではなく、現場はわりと寒かった。ま、それでもなるべく気をつかって撮ってリリースしてるけどね。

この日も増水ぎみだったが、やはり僕の増水スキルは確実に上がっているようだ。あんまり自覚がないのでなんだか不思議な気分だけどね。ま、とにかく釣れるなら嬉しいし、問題なかろう。

そんなカンジで釣り登っていったのだが釣れない。チビぢゃないアタリがあるのに釣れないのは僕のウデが悪いせいだ。そこにおさかなさんがいるのはわかっているのに釣れないのはどうにも悔しい。しつこく粘るといつしかアタリもなくなる。警戒されちゃったらもうそこはおしまいだ。自分がはがゆい。

そう、昨シーズンより「アタリがあるのに釣れない」ってコトが増えたのだ。これはどういうコトかっつと、今のほうがアタリを認識できるようになった、というコトだと思う。オモリが小石にぶつかったのとアタリとの違いがわずかながらわかってきたのではないか、と。うまく説明できないが、感覚的にはそんな状況なんだと思う。

ほどなくしてデカいアタリがっ!アタリっつかガチ喰いってカンジ。この日も増水ぎみだったので流れの早いトコに行かれちゃうと厳しい戦いとなる。この時仕掛けは0.4号の通し。果たして僕のウデで釣り上げるコトができるのか!?

もうボケボケでもいいや
 …できました。立派なウグイ。写真だとわかりづらいかもだが、ちゃんと計ったら28cmもあった、でけぇ。

いや、うん。ウグイ狙いの人にはたまらんだろうが僕の狙いはヤマメちゃんやイワナちゃんなのだ。

こりゃあウグイマン2号の名を襲名できるかもしれん、っていうレベルの激しいウグイっぷりだ。

写真はボケてはいるものの、ウグイのウグイっぽい表情をよく捉えていると思う。ちなみに撮影時も暴れて大変だった。 とにかくこんなのを釣ったら大爆笑なコト請け合いなのでこのブログ用に写真に収めた上でウグイマンのトコに自慢しに行こうと思ったその時!

都合よくウグイマンが来た。よし、この素晴らしいウグイを自慢してやろう。あれ?なんかタモの中におさかなさんがいるような…。

いいなぁー
 先に彼から自慢されてしまった。なんと僕のウグイと同サイズのヤマメちゃん。え?なにそれ?俺様の大爆笑を奪うんぢゃねぇよ!笑

いや奪われてないけどさ、予想通り大爆笑だったのだが、この28cmのヤマメちゃんのせいで僕の予想とは違う空気になりやがった笑

彼はカメラを持っていなかったのでまずは1枚撮影。それがこの写真だ。そしてウグイマンの提案で「並べて撮ろうぜ」と。 そいつぁ素晴らしい笑。早速並べようとしたところ、ウグイが暴れて砂だらけに。

ウグイマンが洗おうとしたその時、ウグイが彼の手からこぼれ落ちる。あっけなくリリースされてもた笑。まぁ並べて撮影はできなかったけど各々の写真はあるし、とりあえずヨシとしよう。お互い実物を見たのでネタとしては充分だ。

ウグイマンも僕ももっと全力で自慢したかったハズ。スゴいのを釣る時はタイミングも吟味する必要があるのか、全てはエンタテインメントのために違笑

常にこうだといいのに
 そんなビッグイベントもあり、楽しく釣り登っていくと20cmオーバーのヤマメちゃんがバンバン釣れる。

巨大ウグイの後、最初の1尾は写真を撮ったが、いっぱい釣れるので撮影もおろそかに。

 デカいのも小さいのも釣れる。しかもどれもキープサイズだ。チビすぎるチビはいない。増水パワーか?

だいたい17cm〜23cmぐらい。このぐらいのサイズがいろんなポイントに生息しているので非常に楽しい。僕はウグイだったが、たまに尺に足りないぐらいのも出るってのもまた魅力だ。

さっきのウグイより嬉しい
 この写真は24cmぐらいのヤマメちゃん。ヤマメを狙ってヤマメが釣れると嬉しいね笑

とにかくポイントもいっぱいあるし、どこで釣ってもいいサイズが出るので終始楽しい釣行だった。

ちょいと開けた場所に出て「お、ココから出られるぢゃん」みたいな道を見つけた。入渓点と反対側だったので帰れるかどうか不安だったが、先行していた釣り人さんが道を教えてくれた。…って反対側から下流に向かって、目的地の対岸に着いたら川を渡って帰ればいいって笑。ぢゃあ暗くなる前にそこまで行かなきゃならん汗

ウグイマンが忘れ物を取りにちょいと下流まで戻ってる間に、脱渓点のすぐそばで釣ってみたが寸(注)ばっかりだった。

注:「寸」とはルアーサイズのチビの意。ウチのカミさんが「尺」と間違えて「あれ、なんだっけ?寸っていうの?釣れた?」と言ってきたコトから。

ウグイマンが帰ってきたら脱渓、下流に行くと件の釣り人さんが教えてくれた入渓点があり、そこから入っていくとまさにバッチリな位置に出た。川を渡ってもっかい脱渓。無事クルマに辿り着いた。

帰りのクルマの中でもウグイマンに「今日はお前が優勝」とか言われたが、それは喜んでいいのか笑。彼は28cmのヤマメだぞ、いいなぁ。

でも全体的に楽しく釣りができた。昨日は「どうする?反省会やる?」ぐらいのレベルだったのだが、今日は「今日こそ呑みたい気分だよねー」だ。いつものように川臭いおっさん二人が近所の居酒屋で打ち上がる。居酒屋だしそもそも釣ったおさかなさんはリリースしちゃってても、やっぱり日本酒が欲しくなるのはなんでだ?

数日後、カミさんに「仕事もしないで釣りばっかりやってて大丈夫なん?」って言われたのでしばらく禁釣。っつか言われなくてもたしかに仕事してなくてピンチなので僕自身もなんとかしなきゃ、と思ってる汗。釣りニートはさすがにナシだ笑

次の釣行予定はまだ行ったコトのない川。正確には半年ほど前に下見として釣らずにNGSだけブチまけてきた川。いや川にはブチまけてないが笑

学習成果の確認

八ヶ岳釣行はとても楽しかった。が、条件としてはとてもパーフェクトとは言えないものだった。気持ち的には満足だが実際は最悪のコンディションからのスタートで、ようやく釣りになるレベルで釣った、ぐらいの現実。

 しかしそれはそれで学べるコトもある。先日の増水釣行でほぼボウズだった自分より確実にスキルアップしているハズだ。それだけでなく、単純にアウェイだと学べる部分が多い。八ヶ岳で僕が強く感じたのは「普段の当たり前を再認識する」というコトだった。

釣り部分では川の流れをキチンと読む、いや読もうとするとか。釣ってない時も入渓脱渓は危険なので細心の注意、とかね。 思い出して書こうとするといろいろあるのだが、とにかく初めての場所に行くコトで脳内の足場を固めるような気持ちになったのだ。

八ヶ岳釣行の帰りにも「次回はいつも行く川がいい、今回学んだコトが活かされるのか、それともアウェイで浮かれたただの勘違いなのか確認したい」とウグイマンに申告。まぁ葛野川かな、みたいなハナシになっていた。

幼い頃見た渓流の水と同じ色
 で、今回の釣行。最初に入渓したのはこんなトコだった。こりゃ釣れそうだ。透明度は決して高くないのだが、この色には見覚えがある。

30年以上前、僕が子供の頃のコトだ。家族で秋川に行った。その時遊んだ川と同じ色だ。

具体的には「こういうカンジのトコは深くて溺れるから遊んぢゃダメ」って怒られながら泳いだポイントの色にそっくりだ。釣りを始めた今、川の見え方もだいぶ違うが、見覚えのある風景にノスタルジックな気分に…ならねぇよ!さっさと竿出すぜ!

一発目としてはなかなかいい
 早速竿を出すとすぐ釣れた。1投目とはいかなかったが3投ぐらいですぐ釣れた。場所が広いのでどの流れにおさかなさんが付いてるのかがわからんくて、その分時間がかかった。

将来的にはこういった幅の広いポイントでもどこにおさかなさんがいるかを正確に把握できるようになれればいいな、とは思っている。思っているだけだが。

この1尾に気を良くしてしばらくココで釣ってみる。ウグイマンは僕にココを譲ってちょっと上流に行った。彼がいなくなってからも釣れるには釣れたが、なんだかだんだんサイズが小さくなってる気がするぞ。というワケで僕も移動。

抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返しながら釣り登っていく。そこそこ釣れる。前回の八ヶ岳釣行より数では釣れてる。だが最大でも17cmぐらいだ。気持ちとしては20cmオーバーを釣りあげたいのだが、どうにもそこまで届かない。

嬉しいと写真を撮る
この写真を見ていただきたい。さきほどの写真と砂粒の大きさがほぼ同じ、つまり同じ縮尺で撮ったヤマメが同じ大きさに写っているのだ。まさに同サイズ。

ただこの ヤマメは体高もあり、楽しくバトルできたので撮った1枚だ。べっ、別にわざとヒレを隠して撮ったワケぢゃないんだからねっ!

見ての通りこれら2枚の写真は持ち前の図鑑写真スキル全開で撮ってあるので比較しやすさっていう部分ではかなりわかりやすい。この記事を書いている今気付いたが、そういう意図で図鑑写真にするってのはアリだわな。んむ。

さらに頑張っていると本日最大の18cmが出た。でも18cmだ。しかもさっきよりちょっと元気がないぞ。すんなり釣れちゃったよ。

前回の釣行で仕事場(タモ)をなくしてしまったのだが、特に困るコトもなく釣れた。

写真は適当に撮りたい時に撮ってるだけなので実際の釣果はもうちょっとある。増水の影響か、チビもあんまり出なかった。あ、増水…。そうか、増水釣行のスキルは確実に上がってるわ。なんせ以前の増水ではほぼボウズだったからなぁ。

実際結構いっぱい釣れた。だがなんとなく満足できない釣行になってしまった。家に帰って反省会。ウグイマンはウチまで原チャリで来ているのでウチで反省会する=ウチに宿泊だ。そしてそれはつまり翌日釣行を強烈に暗示している、というコトだ。