2012年7月6日金曜日

八ヶ岳2DAYS釣行前編

2012年6月某日、八ヶ岳での釣行だ。八ヶ岳には義兄の別荘がありたまに借りるのだが、釣り目的で行くのは今回が初めて。以前レコーディングのために行った時にも川の下見程度はしたが、実際に釣るとなると意識がまるで違う。

普段から義兄には世話になっている上に今回は別荘を借りるっつーコトで、とにかく釣ったおさかなさんを喰っていただこう、という趣旨だ。なので数尾はキープする。果たしてキープはともかく満足のいく釣行ができるかどうか。

いつも通りウグイマンも同行しているので僕がダメなら彼の釣果に期待するしかない。だがそれも僕的には全然いいトコなしなのでできれば避けたいところだ。

金曜日を丸1日使って釣って、その夜に義兄も別荘に到着、ウマい酒を呑もうってな作戦だ。いつもより遠いので起床時間もシビアだ。しっかり時差調整せねば。…と思ってたら前日(木曜)にウグイマンからメール。

「今日の夜から出発したほうがよくね?」

なるほどごもっとも。返信もせずにその日にやってた作業を大慌てで区切りをつけ、そのまま勢いでJSYに到着。2日間の釣行だしアウェイなので抜かりない準備を整えた。といってもエサと消耗品を買っただけだが。

準備が整ったところで当然のように「20:30出発目標で」ってなメールを送った。別荘に到着してからの予定としては、軽くビールを呑みつつ翌日の作戦を立てるだけ。とにかくイベントなので早起きにも余念がないといったところだ。

ちょいと就寝が遅くなったので起床は3時半。寝過ごすコトもなく、いやむしろ目覚ましが鳴る前に起きた。起きたのはいいが、すんげぇ土砂降りだぞ。漁協の予報では今日は最適な釣り日和って書いてあった気がするが。

とは言うものの無理にでも釣りに行かねば収まらん。いや事故ったり命の危険があるような無理はしないが。根性ナシだから。というワケでウグイマンのナビのもと、狙っていた入渓点に到着。この頃には雨もちょいと弱くなっていた。

が、予定調和のごとく川はひどい状態だ。富士山の火山灰を多く含んだ赤土(と思われる)はまさにエスプレッソフラペチーノといったところだ。ちなみにこの時は通常装備に加えてポリ袋に穴をあけた即席雨合羽を着用。コレ、一度やってみたかったのだ。家に雨合羽を置き忘れてきてよかった違笑

未練たらしくウグイマンが竿を出すが全然ダメ。おさかなさんにしたって視界0mだろう。再び雨が強くなってきたので次善の川に向かう。寒かったので途中で7-11にてカレー購入。心身ともに冷えきっていたので、コンビニカレーにもかかわらず忘れられないほどのウマさに感じた。もっかいあの感動を!って買って失敗するのは目に見えているので今現在まであのカレーを見かけても買っていない。

次善の川も濁り放題だ。「川に呑まれて命を落とす釣り人のニュースに出てくるような」と言えばいいだろうか。こちらの川もまたカプチーノな状態。

ウグイマンはさらに次善の策を提案してきた。その姿はまさに真田さん (←パロディ動画で失礼)だ。彼が提案したのは尾白リバー。水が綺麗すぎて藻がないから鮎が住めない、なんてハナシも出るほど綺麗な川だそうだ。ココならイケるか?

まだ川が見えていないのにダム放水のような音が聴こえる。イヤな予感は完全に的中し、綺麗とウワサの尾白リバーもキャラメルマキアートだ。万事休す。

しかしそこはウグイマン、仕事以外では異様な力を発揮する漢だ。直感的にこの周辺の沢や源流を調べていたとのコト。なにそのマンガ展開。しかもその沢がゴア沢ってなんだその名前は。

上流のほうってコトは山を登る必要がある。クルマでぢゃんぢゃん登っていくとウグイマンが「お!だんだん綺麗になってる気がするぞ!」とか言っているのだが、僕はそれどころではない。ダイハツ最安のESSEではとてもぢゃないが走れない道なのだ。川が道を横断してるってのはどういうコトだ。

前からも後ろからも何台かクルマが来たが、どれも車高高めの4駆だ。そりゃそうだよな。上記の川はびっくりしただけで実害はさほどなかったのだが、轍が深すぎてクルマのハラをこするような場所が何カ所もあった。

最適なライン取りをしないとハラをこする。致命的にダメージを喰らったらゲームオーバー。そんな過酷なゲームを展開しつつ、天気もだんだん回復して早起きもしてるのでワケのわからんテンションに。なんとか入渓できる場所から入ってみる。

ゴアーっ!これは釣れそうだ。普段見ている川と同じぐらいの濁りっぷり。これならイケるっ!そう確信した。狭い場所で上にも樹がいっぱいだったのも都合がいい。ぢつは予備竿として3.6mのテンカラ竿を買っておいたのだよ。早速使おう。

…。おっしゃー!釣れたっ!20cmオーバー!コレなら義兄にも面目が立つぜっ!と思っていたらウグイマンはさらにデカいのを釣っている。ぐぐぐ。とにかく最初の1尾が出ると気持ちに随分余裕が出る。その勢いで数尾釣った。数はそんなでもなかったが、ココまでにかなりいろんなドラマがあったのでだいぶ満足だ。

帰りに今日の2番目の場所、川俣川に行ってみたらもう釣れるレベルに川が回復してる。これには驚いた。今日は早朝からだったので漁券が買えていない。それはイカンのでこの時点で買った。製麺所に売ってた笑

ちょろっと釣ってみたがチビばっかり。ちっこいアマゴはかわいいね。ダメージを与えないようにすぐリリース。全体的に満足してたのでココで今まで釣果ゼロのざざむしワーム(川虫の疑似餌)にトライしてみるコトに。

そしたらゴツいアタリがっ!釣り上げてみるとデカいニジマスだった。ニジマスでもなんでもいいよ。ざざむしワームでの初釣果だしデカくてバトルの楽しかったし。次はざざむしワームでヤマメorイワナに挑戦だな。いやその前にイクラの疑似餌での釣果を目指すか。

義兄も既に別荘に到着してたので僕らもさっさと帰る。豚しゃぶをご馳走してくれる、とのコトだったのだがこれがかなりウマかった。まず肉とうどんでハラを満たす。僕の肉欲はエロと一切関係ナシ。

ある程度ハラもふくれたところで2次会。といっても家から庭につながってるウッドデッキだ。七輪でキープしたおさかなさんを焼く。炭火もシチュエイションもウマさを加速させるね。たらふく喰ったら3次会。部屋に戻るだけだが。

もともと義兄は早寝早起きだし、僕らも早起きしてるので眠い。田舎だし明日も釣るし、さっさと寝た。翌日はガツガツせずに午前中に適当に出発しよう、ぐらいなカンジ。

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