2012年9月3日月曜日

葛野川微釣

んむ、タイトルだけで言いたいコトが全部終わってしまった。東日本では最近雨が全然降ってないのだ。川の水はだいぶ少なくなっている。出発前からそりゃ釣れないんぢゃなかろうか、という思いがふつふつとわき上がってくる。

こんな時でも安定の葛野川(のいつもの場所)は僕らを裏切らないだろう、と信じるコトにして朝の間詰めはいつものトコに行った。よく来ているとはいえ間詰めは初めてだ。前にも書いたが僕は暗いと全然見えないので油断は禁物。さすがに勝手知ったる川なので入渓は苦労しなかったが。

僕は前回いいカンジに釣り上げたポイントを狙いたい。ウグイマンに申告すると彼はもうちょっと下(彼にとっての鉄板ポイント)を攻めたいとのコト。彼としてはこの川の状況ではいつも通りだと釣れないだろうとの予想だ。

あんまり雨が降ってないってのもあってか、水が少ない上に透明度は高い。 普段川底がどうなってるかは想像するしかない状態なのだが、今日はちゃんと見える。だいたい想像した通りだったのでひと安心。

暗闇に映えるアイツ
 1投目、とはいかなかったがすぐ釣れた。が、釣れたのは銀色のアイツだ。狙ったポイントでウグイが出ると「げ、ココってウグイしかいねぇんぢゃね?」ってな気分になったりする。

こうなると体内にゲンナリウムが充満したりするので精神衛生上よろしくない。幸いコイツは釣る前からウグイだってのが判別できた。

なのでなるべくポイントを荒らさないようにさっさと釣り上げて同じポイントを再度攻めるコトにする。今度はヤマメちゃんがかかってくれるといいなぁ。またウグイが来たら場所を変えてみるコトにしよう、なんて弱気になりながらも、まだ釣り始めたばっかりってのもあって集中力が途切れるほどではない。

待望のヤマメちゃん
 ありがたいコトにすぐ釣れた。時間的にはウグイ後数分でこのヤマメちゃんが釣れたと思うのだが、なんせ「このままぢゃイカン!さっさとヤマメを!」とか思いながらだったのでなんだか長く感じた。

どんどん日が昇っていくのがわかる。まだ太陽は見えてないけど明るくなっていくのだ。まぁ僕としてはよく見えるようになるので自分の都合としては安心要素なんだけどね。

ちなみにこの写真のヤマメちゃんはキープサイズではあるもののそんなに大きくない。1尾目だし、コレはコレでよかろうなんて思っていたのだが、それが大きな間違いだったってコトを後になって気付く。

その後もこの場所で何尾か釣った。全体的に小さい。寸(ルアーサイズ)ってほどでもないが、なんだか小さいのだ。10〜17cmぐらい。ヤツら、まだ寝てんのか?デカいのは重役出勤ってコトなのか?

いつもはもっと水が多い
 やっと明るくなってきたので釣ったポイントの写真を撮ってみた。今回は自分が忘れないためにも釣ったらそのポイントを撮るってのを徹底した。

徹底したっつってもそもそも釣ったおさかなさんを撮らない場合も多いのでポイント撮影も大したコトはないが。

前述のウグイとヤマメちゃんはこの写真でいうなら左手前らへん。普段は中央右側の沈んでる岩の右側とかで出るのだが、今日は全然アタリがない。中央の岩のすぐ右もよさげだが、そこには寸ヤマメがいっぱい棲んでいただけでデカいのはナシ。

ウグイマンを追うように僕もちょいと下流に移動。水が少ないのでいつもよりちょっとだけ行ける範囲も広いのだが、このエリアでは結局最初に試したポイント以外では釣れなかった。ウグイマンはいいカンジに釣ってたので僕のウデの問題だろう。精進せねば。

デカいと嬉しい
 一旦脱渓して移動、移動先でもなんだか小さいのばっかり釣れるのだが、最初に出たデカいのがこの写真だ。

デカいっつっても22cmぐらいだったかな。そんなに激しいワケではない。写真では光って見づらいが、ちゃんとヤマメちゃんだぞ笑

しかし釣れてないワケぢゃない、釣れてるんだけどイマイチいえぇい感が足りない釣行なのだ。ちゃんと数えてないけど数で言えばいつも通りかそれ以上ぐらいには釣れてると思う。にもかかわらずなんだかモヤモヤしてるのだ。

今日はずっとこんなカンジなのかなぁ、こんなカンジでもいいけど1尾ぐらい巨大なのが釣れたらいいなぁ。なんて思いながらもなかなかデカいのは出ない。寸ではないので水流やヤマメの個性の範囲で「デカいけどアタリが弱い」みたいな状況と勘違いしまくり。熱望してると盲目的になるね。いかんいかん。
 
釣れそうだし実際釣れる
 水の流れとか水中にある石とか岩とかいろいろ見ながらココにいるだろうってトコに落としてみる。調子の悪い時だとコレがうまくいかないのだが、今日は狙いが間違っている雰囲気ぢゃない。

ちゃんと釣れるのだ、ちっこいだけで。ただサイズの予測はできない。ココにはデカいのがいるだろうってトコでもちっこいし、ココはいても寸かなってトコでも12cmぐらいだったり。

とにかく朝から10〜17cmばっかりなのだ。特に多いのが12〜15cm。ちびっこだと針外しも迅速にやらないとどんどん弱っちゃったりもするので気を遣う。エサの消費も早くなる。なんとかしたいと望みをかけてまた移動。

僕的には風情のある写真
 ちょっといいカンジっぽい写真にはなったが、コレも15cmぐらい。普段ならデカいのがいる!ってトコでもこんななのだ。デカいポイントも小さいポイントもサイズコンプレッションされてるぞ。

でもコイツは元気が良かったので写真を撮った。写真左下の水はそのままちょいとデカい水たまりにつながっているのだが、川にはつながっていない。このヤマメちゃんをリリースしてやらにゃならんのだが、そのデカい水たまりからサルベージするのにえらい手間取った。無事リリースできたけど腰が痛かったわい笑。元気になってデカくなってまた楽しませてくだちいな。

デカいのいそうぢゃん
 このヤマメちゃんを釣ったのは右の写真のポイントだ。超釣れそう。

普通に写真右の落ち込みからメインの流れに沿って流してみた。セオリー通りでやっていると思うし、実際釣れる。ただただ小さいのだ。

なんていうのかな、流れ作業みたいな気分になってくるってカンジか。でも投げる度に今度こそはデカいの!って期待はするので釣果と心のバランスがとれない笑

どこに行っても水は綺麗だったのでそれが救いだ。川底まで見えるしおさかなさんが泳いでるのも見える。見えるならいないワケぢゃないってコトなので、そこは非常にありがたい。いないトコを闇雲に狙ってるっていう恐怖はないからね。

写真が逆さで申し訳ない
 ほどなくしてやっと20cmオーバーが来た。さっきからずっと同じようなサイズばっかりだったので、ちょっとデカいと敏感に反応しちゃう。

この時もバトル中は25cmぐらいぢゃねぇか?ってな勘違い炸裂で釣り上げた。

僕がどれぐらいアガってたかっつと、釣り上げてもまだ「デカくね?」って思っていたのだ。この写真はそれを証明している。21cmにもかかわらずご丁寧に定規まで出して写真を撮っているのだ。あとでウグイマンに「定規出して撮るほどぢゃねぇな」とか言われたが、まったくもってその通りだと思う笑

本日のひと山いくら大賞
 その後同じポイントの違う流れを狙ったりしてみたものの、やっぱり似たようなサイズばっかり。

ぢつはこの時ウグイマンはとっくに巨大なのを釣り上げ済みで満足していた。 僕に美味しいポイントを譲ってくれたりアドバイスをしてくれたりしているのだが、いかんせん今日の僕は全然ダメだ。

この記事を書くにあたって、釣った印象がどれも同じすぎて「あれ?コレってどこで釣ったんだっけ?なんで写真撮ったんだっけ?」みたいなのばっかりだ。最初のウグイだけは印象深かったが笑

そういえば僕は普段まず2Bから試すコトにしている。だいたい何があっても最初は2Bだ。明らかに濁流のポイントだったりしたら重いのから始めるが、流れが緩やかでもわりと2Bスタートが多い。当然軽いほうがいいんだろうけど、2Bでの感触をつかんでおくと水の中の様子がわかるような気がするのだ。気がするだけなんだけどね。

今回は全体的に水が緩やかだったので、ウグイマンのアドバイスもあり途中から1Bスタートにした。それでも重いっぽかったけどそれより軽いのは超軽いのしかなかったので1Bでがんばってた。

右奥しかねぇよなぁ
 上の写真のヤマメちゃんはココで釣れた。かかったのは右奥、みなさんもそこを狙うと思う。

見切れているが写真のさらに右から水が流れ込んできているのだ。そこらへんから流して一番深いトコでヒット、っていうこれもまたセオリー通り。

さんざんローテンションな記事を書いてしまったが、そこまで残念な釣行だったワケではない。なんせ水が綺麗だったってのは非常に僕としては嬉しい。天気もよかったしね。サイズは出なかったけど狙ったトコにちゃんとおさかなさんはいたしね。ウグイマンとのスキル差が開いてきちゃってて、彼に申し訳ないかなとかそういう思いはちょっとある。

9月でシーズンオフだがあと何回行けるだろうか。あと1回でもいいのだが、爆釣でシーズンを終わりたいなぁ。

2 件のコメント:

  1. いつも思うんだけどウグイマンて人はなんか意地が悪くて偉そうだね笑

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    1. そう?コレ読んでウグイマンの人柄が悪いと感じる人がいたら不本意なので、意識していい人すぎるぐらいに書いてみるか笑

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